麺処 ほん田 東京・八重洲 ※閉店





燦々と陽射しが注ぐものの比較的強く風が吹いて、それゆえか雲のない真っ青な空が広がっていた、ともあれ米を研ぐ水がかなり冷たくなって来た、明日は大晦日と言う年の瀬の休日金曜日だった。

個人経営のラーメン店の殆どは、本日からお休みとなるところが多い日で、そんな休みの日に久々嫁さんとラーメンとなってこちらならば間違いなく営業しているとして出掛けることにした。

そんなわけで総武線快速電車で東京に来て、長いエスカレーターを上がったら階段を昇ることなく右寄りのコンコースを進んで行けば八重洲側の東京駅一番街で程なくこちらの店頭へ到着した。

先にうっかり並んでしまったがこちらも券売機でチケットを購入してから並ぶ方式で、鶏と魚介の豊潤特製醤油ラーメンと濃厚豚骨魚介特製つけ麺(醤油)にチャーシュー飯のボタンを3連打。

8人近く並んでいたがタイミングが良かったようで、そう経たずして入店出来た。何度となく店頭を通り過ぎているがいつも長蛇の行列のこちらで、ここに来て若干以前よりは入り易くなったのかも知れない。

店内の席数は他店ほどではないものの、その人気度は東京ラーメンストリートの中でも、かなりの上位である気がするのは私だけではないはず。

今日は帰省ラッシュで混雑する東京駅構内で、帰省土産を販売するショップは人だかりが出来ていた。実は数日前にもラーメンストリートを訪れていて、明日の年越しそば用に六厘舎でお土産つけめんを購入している。

卓上には最近見掛ける機会が多くなって来たカラフルペパーが、ミル容器に入ってさりげなく置いてあった。程なく到着。

まずは嫁さんの鶏と魚介の豊潤特製醤油ラーメンから行かせて貰えば、冴え渡る美味さが小鳥のさえずりのように弾けて行くもの。

東京ラーメンを再構築した意欲作で、NEO東京ラーメンとも言うべきものと言うことらしい。あっさりした中に醤油のコクと鶏と魚介のまろやかさが、まさしく絶妙なハーモニーを奏でる味わいだった。

国産小麦使用の細麺は、おそらくとみ田製麺部である心の味食品だけにその持ち味は実に絶大。危うく嫁さんのラーメンと言うことを忘れてしまうところだった。

そして自分の醤油仕様の濃厚豚骨魚介特製つけ麺を口にすれば、絶え間無い美味みのさざなみにここに来るまでの寒い北風や帰省混雑が、良いイメージにすり変わってしまいそうになるくらい感動的な味わい。

ちょうどラーメンの絶妙な茹で加減の中細麺のすぐ後に、つけめんも同じく絶妙な茹で加減の太ストレート麺を口にしたが、その違いと夫々の持ち味が対極的だけに目を見張るものがあった。

前回口にしたつけ麺は東京駅店限定の味噌味だったが、今回は醤油味の方にして、違う両者のバランスだがどちらもまさしく全てが混然一体としたもので、その風情はどちらも変わることは無かった。

こってりとした濃厚魚介のカテゴリに入るつけ汁で、それと言えば直ぐ傍の六厘舎だが、その指向性は全く違うもの。スープ割りもまた良かった。

低温調理されたチャーシューによるチャーシュー飯も、華やかなパレードを見るように艶やかでありつつ、その繊細な肉の美味みが絶え間なく押し寄せて来た。

気がつけば完食。東京ラーメンストリート各店とも閉店時間はいつもと違って早まるようだが、年末年始も変わらず営業するようだ。いや、やっぱりとんでもなく、かなりとっても素晴らしかった。

(左フォト) 鶏と魚介の豊潤特製醤油ラーメン/濃厚豚骨魚介特製つけ麺(醤油)(2011.12.30)


 麺処 ほん田 東京ラーメンストリート店

 住所:東京都千代田区丸の内1-9-1東京駅八重洲南口地下1階一番街 東京ラーメンストリート内

 定休日:無休  営業時間:11:00〜22:30(LO22:00)

 アクセス:JR東京駅八重洲中央南口改札下車。改札を出たら右手に進み、階段を降りて少し
       奥に進んだ、東京駅一番街の地下1階南通りの東京ラーメンストリート内にあり。

   

  2011.12.30 チャーシュー飯   2011.12.30 最近見掛けるようになったカラフルペパー。





またラーメン店が倍近く増加した東京ラーメンストリートへやって来て、まずはここ数年の躍進を象徴するように登場した某店を訪れた。

そしてもう1軒行こうと、予定通りこちらの長い行列の後ろへ着いた。初日に来た時のように、やはり今回こちらが一番長い行列を作っていた。

よく見ると店名のロゴの隅には24と言う数字が表記されているが、それは店名にはならないそうであくまでも店主の年齢を表しているだけらしい。

2008年2月東十条にオープンした本店で、そう言えばそんなまもない頃某所で店主ご本人から無料ラーメンチケットを貰って訪問したものだ。

当時の三年前は21歳の年齢で、その数字が刻まれていたのを思い出した。また行こう行こうと思いながらもそれきりだった。

並んでいる途中でチケットを購入するスタイルで、こちらでは東京ラーメンストリート限定らしい「濃厚豚骨魚介つけ麺(味噌)」を選んで、1日20食限定らしい「杏仁豆腐〜ほん田風〜」のボタンも連打した。

買って並び直した時に買ったチケットの半券を渡すようで、それを手渡すとつけ麺は中盛り麺量300gまで無料だそうで、並盛り200gに麺少なめ150gの選択肢もあるようだった。

そこは連食だけに中盛麺量300gを躊躇したが、多分多加水だろうし無料ならばと、悩んだ末に中盛りの方で結局お願いした私だった。

最初に並んでから30人近い行列の後ろだったが、結局30分弱で促された座席に座れた。

麺屋こうじグループの1店として確固たる人気とネームバリューがあり、今こうして考えればここで正解なのだと思うがいきなりこんな感じに見た目で他所より大盛況になるとは思わなかった。程なく到着。

それではと行かせて貰えばこれがよく出来たつけ麺と言えて、辛みを利かせた豚骨の風情がいい瀞みの汁。

カネジンからいつの間にか変わっていた心の味食品謹製のつややかな持ち味がいい太麺で、如何にも若い店主による新しい風を感じるつけ麺だった。

汁の中に入る刻みチャーシューに、ぷりっとした大降りで肉厚のキクラゲも入っていて、具材に至るまで素敵なつけ麺で美味しかった。

麺はやはり予想通りの加水率で思ったほどの麺量ではなかったが、一般的には多めの量ながらともあれ気がつけば完食に至った。マンゴー味の杏仁豆腐も大変美味しかった。

いや、これがとんでもなく、かなり良かった濃厚豚骨味噌魚介つけ麺だった。

(左フォト) 濃厚豚骨魚介つけ麺(味噌)中盛 (2011.04.11) 
 

  2011.04.11 店頭外観   2011.04.11 杏仁豆腐〜ほん田風〜



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