平和食堂by我流風 東京・立川

行方の判らない国際情勢のようにどんよりとした空が広がるものの、しばらくはまとまった雨の降る気配も無さそうな2月後半の日曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時過ぎだった。

チャンポンと言えば大抵の街には必ず数軒の専門店が在るポピュラーな長崎の郷土麺料理だ。立川にも探せば出て来るのかも知れないが意外と無いもので、そう思っていたら灯台下暗しで駅ビルのルミネ8階レストラン街にそれが在る事を、駅連絡口のインフォメーションボードの小さな文字で知る処となった。平和食堂と言う名前の店舗かと顔を近づければ、その後にバイ我流風(がるふ)と言う文字が刻まれていた。

一度聞いたらちょっと忘れない店名だけに、直ぐに秋葉原の鹿児島ラーメン店の名前が思い浮かぶ事となった。平和食堂とは我流風が創業当時に営業していた大衆食堂だそうで、その一号店は昭和47年に鹿児島市内の種子島や屋久島へ向かうフェリー乗り場の建物の中にあったらしい。




と言う事は18年前にその船着き場から種子島へ出掛けた経験を持つ私だけに、気がつかずに店の前を何気なしに歩いていたかも知れない。そんな風に稚内から那覇まで国内各地に出掛けている経験を持つ私であった。

平和食堂ではチャンポンを主に提供していた我流風さんのようで、その創業当時の店名とレシピで営業している一支店のこちらのようだった。そんなわけでたまに文房具類を購入する時にしか行かないルミネ立川店へ入って、直通エレベーターに乗車して8階に在るこちらの店頭へやって来た。

「日曜日の夜のルミネ立川店高層階におけるレストラン街のチャンポン専門店の入店客人数を当てよ」と言う設問があったとしたら、おそらくは正解確率35パーセントとなるくらいの入店客数と言えた。

お好きな席にどうぞとの事で、一番奥にいるカップルの席以外は座りたい放題。好き好んで奥まで行く事は勿論無く、入り口近くの4人掛けテーブル席の一つに陣取って、直ぐ来られたお店の方に店頭のメニューインフォで決めた名物ちゃんぽんを大盛でお願いした。

するとあっさりスープとトロミのあるスープが選べるそうで、無意識の内にトロミのある方と答えた。まもなく後続客がバラバラと続いた店内。一人が入ると、釣られて入ってしまうもので、気持ちは結構判るかも知れない。

ちなみにメニューには鹿児島ラーメン店で提供していそうなラーメンやつけめんもあった。程なく到着。一見するとチャンポンだが、よく見ればスープがまるで豚骨醤油のような色をしたもの。なんとも独特なチャンポンと言うしかなかった。

それではと口にすれば、意外と感じるくらいにそれはしっかりとしたチャンポンの味わいで、ボリュームの良さに至るまで長崎名物と言えるもの。そもそもチャンポンのスープは本来豚骨スープなわけだが、このような豚骨感とはまた違った面持ち。

魚貝類はほぼチャンポンと同じ風情だが、キャベツが多めに入っていてそれに気がついた時は一線を引きたくなったが、食べ進めるとやはりそこはチャンポン以外の何物でもなく、しみじみと来る優しい味わいが良かった。気がつけば完食。いや、けっこう美味かった。

(左フォト) 名物ちゃんぽん大盛/店舗入口 (2011.02.20)


 チャンポン専門店 平和食堂by我流風(ガルフ) ルミネ立川店

 住所:東京都立川市曙町2-1-1ルミネ立川店8F

 TEL042-523-7727 定休日:無休 営業時間:11:00〜22:00(21:30LO)

 アクセス:JR立川駅下車。北口側ルミネ立川店内。左寄りにあるエレベーターで8階へ上がって
       行ったレストラン街にあり。



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