ぎょうざ会館 磐梯山 東京・浅草橋
※2014年9月19日閉店





初夏の高原にそよぐ涼やかなそよ風のように、陽射しそそぐ青空の街角を秋風が駆けていた九月長月後半の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、過ぎ去りし思い出のように何処かしみじみと来る夜風がそよぐそんな午後八時過ぎだった。

28歳の頃秋葉原の家電店に転職して17年間勤めていたものだが、仕事が終わると総武線のホームに上がって来た黄色い電車に乗り、浅草橋に到着する少し前こちらの2階の電光看板が漠然と見えたものだ。

こうしてラーメンを食べ歩くようになっても、餃子専門店と思っていただけに寄って見るかと考えたことは当時全く無かった。

しかし渋谷や横浜勤務などのおり餃子専門店でも大抵ラーメンを提供していることを覚えて、その後ずいぶんその手の店にもラーメン目当てに入店したものだった。

また秋葉原勤務となりここ最近は浅草橋各店を訪れるようになって、こちらの店先を通る時にラーメンも提供していることを確認。入店する機会を狙っていた、ここ数日だった。

今夜も幾つかの候補店がある中、その歩くルートが結果的に今夜はこちらで行くかとなってその店頭へやって来た。そして徐にその入口にあった案内を見ると、ただ愕然とするしかなかった。

そこにはなんと建物老朽化の為、九月十九日を以て閉店することが綴られていた。九月十九日と言えば今日のことで、知らないで最終日に来ていた次第だった。

これも何かのお導きなのだろう、と思いつつ店内へ入店。すると一番奥では磯野さん一家並みの大家族が食事をされていて、カウンター席ではサラリーマンお二人が酒を酌み交わしていた。

一番手前のテーブル席に腰掛けつつ、メニューから炒め野菜たっぷりラーメンと案内されていたバンダイ醤油ラーメンをまずは注文。

それからやはり餃子は外せないだろうと、一人前5個の焼き餃子も一緒にお願いすることにした。

磐梯山と言えば会津だが、ネットによれば餃子会館自体の本店は宇都宮にあるらしい。両国にも磐梯山が付く餃子会館があり、こちらはその両国店の姉妹店になるようだ。

両国店は創業してから今年で52年になると言うから、その歴史はかなり古く昭和37年から営業しているそう。なんと私と同じ年齢だった。

そしてこの浅草橋店もまた古くから営業しているそうで、45年と言うことは昭和44年に開業したらしい。

ふと見ると直ぐ傍の壁面には、こちらで男性は一時間で百個食べればタダ、女性も三十分で五十個食べればタダらしく、その案内が貼られていた。

その案内と共にその周囲には、その挑戦者の方々の阿鼻叫喚の言葉が色紙に記されていた。どの色紙もかなり前に貼られたようで、それが時代を感じさせる昭和の店内となっていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、ラーメンもまた良き時代を感じさせるもので実に味わい良くたまらないもの。野菜がボリューム良く、しっかりと炒められていてそれにしても良かった。

餃子も肉餡たっぷりで、なかなかに美味しい焼き餃子だった。どちらも素敵な風情だけに、気がつけば完食。

浅草橋店は本日が最終日だが、厨房で腕を振るう店長さんは、両国店に移動してそちらは変わらず営業しているそう。

両国駅の直ぐ近くで営業しているようで、そちらにも訪ねて見たくなったラーメンと餃子だった。いや、なかなかかなり絶大に、とっても素晴らしく良かった。

(左フォト) 店舗/バンダイ醤油ラーメン/焼き餃子 (2014.09.19)


 ぎょうざ会館 磐梯山 浅草橋店

 住所:東京都台東区浅草橋4-1-2  TEL03-3861-4376

 定休日:土曜・日曜・祝日  営業時間:18:00~23:30

 アクセス:JR浅草橋駅西口下車。改札を出たら右手に出てからガード下を秋葉原方面へ30mほど
       歩いた右側にあり。



両国にも店舗が営業している餃子会館磐梯山だ。

浅草橋店は建物老朽化の為、九月十九日を以て閉店。

カウンター席の向こうは厨房になっていた。

テーブル上のメニューリストと調味料卓。

男性は一時間で百個食べればタダの案内。

浅草橋駅から程ない場所にあるこちら。