元祖ハルピン 東京・三鷹





薄い水色した青空から、四月らしい陽射しが新緑の街に注いでいた、春めく卯月も下旬の水曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後七時過ぎだった。

一昨日三鷹某店を訪れた際にその店の情報をネットで追っていると、その周辺に餃子の名店と呼ばれるこちらが営業していることに気がついて気になるところとなった。

すぐ隣りには独立した店主の妹さんのお店もあるらしい。そちらは「餃子のハルピン」という店名で、ナムコ餃子スタジアムに出店したのは妹さんの方のようだ。

ハルピンと言うと以前に秋葉原で営業していた千秀園の店主が、ここからそう遠くない武蔵境駅周辺で千松瀧と言う中華料理店をやっていたことをお聞きしたことを思い出すものだ。

それと言うのもその際にネットで調べると、中国黒竜江省のハルピン出身の祖父から受け継いだ本場中国の味と言う触れ込みを見つけたからだった。

そんなわけで今夜もまた、夜の三鷹へやって来た。南口から延伸する中央通りを400mほど歩いたところにある三鷹産業プラザ東交差点を右折。

次の十字路を左折して進んで行くと、左手に店舗の外灯に照らされて、風情も良く佇むこちらが営業していた。

なるほどその奥に妹さんが営業する店舗が、十字路に面した場所にあった。たまたまそちらは定休日で、その店内は真っ暗であった。

こちらに戻って入口を見ると、石塚英彦さんがずいぶん前に来店されたようで、当時の記念写真が店頭に飾られてあった。さっそく入店すると、店内には当時のサインも頭上に飾られていた。

右手のカウンター席の奥に厨房があり、一番奥にテーブル席が一卓あって、先客の常連さんらしき男女が一組おられるフロアが広がっていた。

中ほどやや奥のカウンター席に腰掛け、テーブルメニューからハルピンラーメンとチーズ焼餃子をお願いした。1982年の昭和57年に開業したこちらだそう。

先述した武蔵境駅周辺にあった千松瀧の店主のお祖父さんがハルピン出身で、秋葉原で千秀園と言う中華店をその後営業していたことをお話しして見た。

すると武蔵境駅周辺にもハルピン関連のお知り合いがおられたそうだが、交流は無かったのか細かいことはご存知ない様子だった。程なく到着。

それではとラーメンから行かせて貰えば、角煮の麗しいうま味に縮れた細麺のコシの強さが特徴的な素晴らしさで、スープの柔かな旨味が冴え渡る実に素敵な感覚がたまらないもの。

角煮から来る八角の風合いが、中国色を強めたラーメンとなっていてそれがかなり良かった。

そして卓上調味料の醤油・お酢・ラー油で餃子のタレを作り、焼き餃子にも手を伸ばして口にほお張れば、もうなんと言う絶大に素敵なチーズ焼き餃子なことか。

モチモチの自家製の皮がまた実に良く、たっぷりと入った肉餡に、とろけるチーズの絶妙さと言ったらなかった。

噛むと肉汁がボタボタと落ちてしまうほど中に汁が入っていて、それにしてもとろけたチーズと相俟って実に泣ける美味しさと言うしかなかった。

気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく絶大に絶え間無く、素晴らしく果てなく何処までも何処までも、もう何処までも良かった。

(左フォト) ハルピンラーメン/チーズ焼き餃子/店舗外観 (2014.04.23)


 元祖ハルピン

 住所:東京都三鷹市下連雀3-31-9  TEL0422-47-2807

 定休日:月曜日  営業時間:11:30~14:00/17:00~22:00

 アクセス:JR中央線三鷹駅南口下車。スカイウォーク奥のエスカレーター降りて中央通りを400m
       ほど歩いたところにある三鷹産業プラザ東交差点を右折。次の十字路を左折して進んで
       行った左手にあり。

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最寄り駅は中央線・総武線のJR三鷹駅。

南口から延伸する中央通りを400mほど進んで行く。

カウンタトップには、様々な中国酒があった。

ホンジャマカの石塚英彦さんが、こちらでもまいう。

餃子は焼き餃子と水餃子を選んで種類も決める。

ラーメンもこだわり高い美味しさがたまらないもの。