馥香(フーシャン) 東京・浅草橋





気温は20度前半となって来たこともあって、いつの間にかしら通り過ぎる人々は長袖が大勢を占めていた、霞みながらも青空からは陽射しが煌めく九月長月半ばの祝日月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに涼やかな秋めくそんな午後七時過ぎだった。

以前に中国四川の街で一本麺を提供している取材番組をテレビで見たことがあったものだが、その麺はかなり細くかなり長くて人々を驚かせたものだった。

そんな一本麺が、浅草橋のこちらの中国料理店で提供していることを知って、仕事帰りさっそく立ち寄って見ることにした。

と言うわけで2004年12月1日に開業したらしい、こちらの店頭へやって来た。背の高い竹林がまた雰囲気のいい敷居の高そうな店先のこちらだった。

何ともな異彩を周囲に放つこちらで、中へ入って行くと浅草橋駅からそう遠くない場所だけに、祝日の夜もあってか盛況なフロアが広がっていた。

一本麺を提供していることを知って来たことを対応してくれたお店の方に告げると、間違いなく現在も提供していることを教えてくれた。

すると家族連れテーブル席の傍の小じんまりとしたテーブル席に促されて、メニューの麺料理の中からどれがその一本麺メニューなのか親切に教えてくれた。

そのメニューリストには、山西省流手延べ麺と表現されていた。そんなメニューを見てそこからまず蛤入り海鮮とたっぷり野菜のスープそばをオーダー。

すると白湯(パイタン)スープと蛤上湯(ハマグリシャンタン)スープが選べるそうで、そこは蛤繋がりで蛤上湯スープの方をお願いした。上湯スープとは、清湯(チンタン)スープをベースにして作られた上等スープを指すものだ。

何か点心を追加オーダーしようとしたら、レギュラーメニューのそれはあまりバリエーション豊富で無く悩んでいると、チャーハンのハーフ仕様を半額で提供していることを教えてくれた。

そこでそれならばとなって、チャーシューチャーハンをハーフサイズで追加注文した。

オーナーシェフは台湾の名店である馥園(フーイェン)で修業された経験のある方で、その昔に名を馳せた東條會館(現半蔵門メディアセンター)在籍中に料理長を歴任された方だそう。

その後東京マリオットホテル錦糸町東武(現東武ホテルレバント東京)の中国料理店に料理長として迎え入れらた方らしい。今年の12月で十周年をとなるこちらのようだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、新鮮な魚介類が麺を覆う勢いでのせられており、蟹や帆立などの豪華絢爛な具材にまぁたまにはいいかと食べ進めた。麺は思った以上に太い麺で、確かに長い一本の麺らしく、その素敵な風情に唸るしかなかった。

そう言えばそれは浅草が本店の馬賊に近いものだったが、向こうは山東省流に対してこちらは山西省流で、何処かまた違った風合いだった。

その他にないかと一本麺でネット検索して見ると、鶴屋町CRANE店に訪れた横浜京華樓が限定で出している程度のようだった。

チャーシューチャーハン・ハーフサイズはガーリック風味で、これがまた絶大に素敵なチャーハンと言えた。それだけに気がつけば完食だった。

天井の高いフロアのこちらで、そうしたところで食すとなんとも気持ちがいいものだ。いや、こちらもまた無化調スープだそうで、絶大にとんでもなく果てしなく何処までも良かった。

(左フォト) 店頭/蛤入り海鮮とたっぷり野菜の蛤上湯スープそば/半叉焼炒飯 (2014.09.15)


 馥香 (フーシャン) - FU XIANG - 浅草橋本店

 住所:東京都台東区柳橋2-14-2 アリス・マナーガーデン浅草橋1階  TEL03-5833-6555

 定休日:日曜(祝日営業)  ※公式サイトはこちら。 ※公式ブログはこちら

 営業時間:11:00~14:30(14:00LO)/18:00~23:00(21:30LO)

 アクセス:JR総武線浅草橋駅東口下車。東口前江戸通り横断歩道を渡ってから蔵前方面に歩いて
       行く。100mほど進んだ柳橋二丁目交差点を越えて更に100mほど行った右側にあり。

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歴史ある浅草橋の街に異彩を放つ店頭。

コースメニューも様々に用意されていた。

天井の高いフロアで食すと気持ちがいい。