福の軒 東京・秋葉原





朝方から静かに降り出した梅雨時らしい小雨が青色掛かった水色のアジサイに注いでいた、薄暗い空が広がる六月水無月も半ばとなって来た水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、降り続く雨に梅雨らしいなと思うしかなかったそんな午後七時過ぎだった。

秋葉原公園と建物の狭間にある昭和通り寄りの路地で営業しているこちらで、オープン当初から気になっていた豚骨ラーメン店だ。秋葉原が勤務先と言うことで、それならばとなって雨そぼ降るなか訪れることにした今夜だった。

池袋本店を1992年に開業させた屯ちんの運営企業である2002年に設立された、株式会社フ―デックスが営業しているいわゆる別ブランドとなるこちらのようだ。

企業設立と共にかぶら屋なる焼きとんをウリにする居酒屋チェーンの展開が始まっており、現在そちらのブランドでも7店舗を展開しているらしい。

蒲田店が2008年7月1日にオープンして、その2号店として2011年7月14日にオープンした秋葉原店だったが、少し前に蒲田店が閉店してしまいこちらのみが営業している。

屯ちんと言えば二年前に川崎店を訪ねたものだ。本家のラーメンとどう違うのか、気になったこともあってその店頭へやって来た。

以前は緑の多かった秋葉原公園だったが、現在は大きな木が数本あるだけで、本来憩いの場所となる公園と言うよりは単なる広場と言えそう。

と言うわけで入店すると、右手に券売機がありその前に立った。麺のかたさが、ハリガネ、バリカタ、カタめ、ふつう、やわらかめ、バリやわらかめとあり、その案内がとても目立っていた。

そこでいまどき390円と言うサラリーマンの懐に優しい、特製ラーメンと店頭で案内されていたラーメンのボタンを選んで、さらにトッピングで100円する味玉子のボタンを連打。

振り返ると特に席を促されなかったので、空いていた奥へ進んでチケットをお店の方に手渡した。すると麺の硬さの希望を聞かれたので、カタめでお願いすることにした。

ご飯ものサイドメニューとして、肉盛り飯と明太子めしがあり、屯ちんのようなシュウマイは無かったが、その替わりと言った感じで鶏の唐揚げが一個80円で販売されていた。

ラーメンは基本の特製ラーメンの他に、赤辛々ラーメンと黒マー油ラーメンがラインナップしていて、替え玉は一玉110円で対応していた。

カウンター席の前には黒板があり、そこにチョークで描かれた提供するラーメンが案内されていた。また替え玉レコードが現在12玉であることが記されていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、何処か屯ちん的でありつつも、博多豚骨ラーメン風な要素が感じられるもの。デフォルトの具は軽く味付けされた肉ばらが数枚と、キクラゲが入って青ネギが散らされたもの。

味玉子も美味しく、細ストレートの麺の一玉麺量も多めで、具材のボリューム感も良くなかなかの満足感があった。

ちなみに屯ちんのラーメンは背脂が軽く入るスープに中太ちぢれ麺が泳いで、そこへバラロールチャーシューとメンマが添えられ、青ネギが散らされ海苔が置かれた東京とんこつラーメンだ。

紅生姜がカウンターに用意されているものの、スープは何処か東京とんこつ風な一面があるものと言えた。後半になってからオリジナル配合らしいコショーが置いてあったので入れて見たが、これがまた実に素敵な面持ちとなって良かった。

気がつけば完食。いや、かなりなかなかで、実にとても素晴らしく良かった。

(左フォト) 店頭と周辺/特製ラーメン+味玉子/店内の黒板 (2014.06.11)


 豚骨らーめん 秋葉原 福の軒

 住所:東京都千代田区神田佐久間町1-19  TEL03-3256-5605  ※公式サイトはこちら

  定休日:年中無休  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:JR秋葉原駅昭和通り口下車。改札を抜けて右手に出て、目の前にある秋葉原公園の
       左手の路地を進んで行った場所にあり。



秋葉原公園の目の前で営業する豚骨らーめん店。

運営企業は、池袋屯ちんや人気居酒屋も運営している。

目の前に並んでいた調味料類。