らーめん専門店ぶぶか 東京・吉祥寺 ※閉店



春うららかと言うよりは初夏の香りが漂う5月半ば週明けの日曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、夏と言う名の階段をまた一歩上がった感ある夜だった。

先日こちらで油そばを堪能して、帰りがけに大盛無料定期券をいただいた。正確に言えば、麺大盛無料サービスパスポートだ。今までも様々な再訪用の特典チケットを貰って自宅にうなっている。

それらとは違って、まるで通勤バスの定期券みたいな様式をして厚紙で出来ており、目からウロコの販促グッズと言えた。こうした場合大抵は貧相なサイズと用紙を使って結局何処かへ行ってしまい、いざ利用しようと思った時には持っていなかったり、理に叶っていなかったりするものが多い。

これならば定期券入れの定期券の裏やその近くにしまえてサッと取り出せると言うもの。ショップのポイントカードと同じサイズがやはり一番いいサイズなのだろうが、そこに一工夫加えていて良かった。

そんなわけでまたこちらへ、会社帰りに立ち寄った。吉祥寺で降りて公園口を出て店頭へやって来た。今夜もほぼ満員だったが外待ちなし。店内へ入って見ると、一番奥のカウンター席が空いているそう。そこへ促されて狭い店内を、先客の背中にぶつからないよう注意して進んで腰を降ろした。

冷水が来てひといき着いた所で徐にパスポートを見せて、とんこつラーメンのチャーシューメンを大盛でお願いした私だった。するとパスポートを手渡すように促されて、そうすると裏側に何やら小さい横棒を書き入れて返してくれた。

そう言えば有効期限もあるだろし、そんな確認もあってそうしているのだろう。先客が帰って行くと直ぐに後続客が来て椅子が落ち着かないぶぶかの店内だった。程なく到着。背脂が浮いてそれはそれは東京とんこつらしいラーメンがやって来た。表面から感じる気配が、なんとなく何処かのラーメンに似ていた。

さて何処だったか。などと思いつつ口にして行けば、かなりトロンとしたとんこつ正油スープに細ややちぢれの麺が多めに入って分厚いバラロールチャーシューがドバンと乗ったラーメン。かなり違うが、何処か土佐っ子っぽさを感じるのは何故だろう。

違う店が浮上しては土佐っ子が何度も浮上して来た。いつしか他の店が出て来なくなって土佐っ子しか浮かばなくなって来た。などと思っているうちに気がつけば完食だった。なんとも不思議なラーメンと言えた。あえそばも気になる処だ。いや、良かった。

(左フォト) とんこつチャーシューメン大盛/店舗遠景 (2011.05.15)


 らーめん専門店ぶぶか 吉祥寺店   ※公式サイトはこちら

 住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-2-3  TEL0422-41-8180

 定休日:元旦のみ  営業時間:11:30〜24:30

 アクセス:JR中央線吉祥寺駅公園口下車。外に出たら左手へ進んで行き、京王井の頭線ガード下
       手前右路地を入って行った井の頭通り手前の右側にあり。






夏の表層さえ何となく感じられるようになって来た、5月薫る半ば近くの火曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、時折りのにわか雨に湿度の高い今夜だった。

時に8年前に遡るが、地元のJR市川駅と本八幡駅の躯体内夫々のプロムナードに、こちらの市川店本八幡店が相次いでオープンして3年ほど営業した後にどちらも閉店して行った事があった。高田馬場駅近くにも支店があり、よく店頭の前を行き来していたものだが、今日まで入店には至らなかった。

それだけに吉祥寺店のこちらの存在に気がついても、あまり気乗りせずにいたものだった。しかしそんなこちらが「ぶぶか」の本店と言えるお店で平成7年に創業して、平成14年に現在の味の民芸フードサービスがこちらの営業権を取得した事を知ってそうだったのかとなった。

つまりその明星食品系企業の配下になってまもない頃に、オープンしたのが市川店であり本八幡店だったのだ。てっきりもっと前から明星食品系のぶぶかさんだと思っていた。そんなわけでそんな大元の本店なのであれば、そうした支店とはオーラからして違うのだろうと、会社帰りにまた吉祥寺で途中下車して立ち寄る事にした。

実は某日もこちらの前に立っていて外待ち客4人の後ろでしばらく待っていたものの、大変盛況を極めていてかなりの時間が掛かりそうな事が経験上から推察できたので、その日は他店へ流れる事にしたものだった。さすが人気の実力店と言えた。

そして今夜またその店頭に立てば、にわか雨の平日の中途半端な夜の時間もあってかスムーズに入店する事が出来た。店内はなんとも意外な狭さ。公式サイトで「小さな名店」と形容していたが、なるほどと言うしかなかった。直ぐ入れたが空いたカウンター席に腰を降ろした頃には、後続客が続いてたちどころに満員となった。さてとメニューを見れば油そば以外に、とんこつらーめんと、塩だれを絡めたものらしいあえそばなるものもあった。

一度通そうとしたメニューは油そばで無くあえそばだそうで、そこは油そばのつもりだったので止めて、あらためて油ネギチューシューそばの大盛でオーダーした私だった。市川店や本八幡店で油そばを口にしたときは、自分でかき混ぜた気がしたがどうだったろう。こちらでは茹で立ての麺を厨房の方が、手早く箸を一本ずつ持って両手で素早く絡めていた。

なるほど茹でたばかりの方が染み込み易いし、かき混ぜ方で味も変わると言うもの。これがこちらの真骨頂かと理解できた。先述したように市川や本八幡に支店があったほか、国立にもあったよう。現在では、高田馬場・本川越・さいたま新都心と本店の4店舗体制らしい。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、さすが本店を超える支店なしと言う美味しさで、その絶妙の風合いを心ゆくまで愉しんだ。麺量も400g近くまである感じで、チャーシューがまた素敵だった。ゴマラー油を絡めた白髪ねぎのしとやかな口当たりがまた良かった。気がつけば完食。

精算時に代金を支払うと、領収書の代わりにくれたのは、麺大盛無料サービスパスポートだった。精算前から先客に何か渡していると思っていたらそれで、まるで定期乗車券のような様式のもの。ちゃんと電車・バスには乗れない旨明記されていた。

味の民芸フードサービスが経営する違う外食店と共通のもので、ブランドを幾つも持つ外食チェーンにこれはいいかも知れなかった。いや、こちらもなかなか美味しかった。

(左フォト) 油ネギチャーシューそば大盛/同拡大画像 (2011.05.10)


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