凡の風@札幌 池袋東武催事

一月も後半となって間もなく二十四節気の大寒で、晴れ渡る大空から今日も目映い陽射しが注ぐものの、ジャンパーの襟を立てたくなる寒気が街を包んでいた火曜日であった。ここ最近は嫁さんも短期の仕事が終了して、二人で無職と言う状況が続いている。一緒にハローワークはまだ出掛けてないが、このまま長引けばそんな事にもなりそうな感じだ。

そんななか東武百貨店池袋本店10階大催事場で、今月14日から「食の大北海道展」が開催されている事を知り、2006年5月にオープンしたお店ながら、札幌で人気が急上昇しているラーメン店が、その物産展の目玉の一つとして前半だけ営業している事も知り、それならばと嫁さんを誘って出掛ける事にした。以前からこうした物産展に出掛けた事はあったが、今回のように臨時出店で来られたラーメン店を紹介するのは初めて。




なぜその気になって来たかと言えば、スイーツブログを昨年春先から始めて、こうした催事に来れば一挙両得となる事に気がついたからであったりする。一挙両全、一石二鳥とも言ったりする。

そんなわけで二人して本八幡から今回は市ケ谷まで都営新宿線で向かい、そこから東京メトロ有楽町線電車に乗って池袋に到着した。どうやらこのルートが、一番割安運賃のようだった。

早速エレベーターとエスカレーターを利用して、池袋東武10階にある大催事場に到着。都内のこうした物産展は近年すごい事になっているとTVでも見ていたが、平日であるとは考えられない程の盛況ぶりに、唯々唖然となるばかりの混雑が目前に広がっていたのであった。

そんな状況ゆえに、こちらのラーメン店を、探すだけでも大変な始末であった。それでも人をかき分け何とか辿り着くと、なるほど25人前後の行列が待ち受けていた。

その最後尾に並ぶと係員の方が現れ、提供しているのはつけ麺だけで、ラーメンはやっていない事を案内され、それでいい旨を告げると後続客にも同じ事を確認されて行ったのであった。

それにしてもこちらの店名だが、さて何処かで聞いた語呂だと気が付いたが、なんとなく地方の行事までは直ぐにインスピレーションが湧いたが、それ以上なんだったか浮かぶ事は無かった。しかし、凡と風の文字の位置を引っ繰り返してみてそうかと思い出した。

それは富山県八尾町で毎年九月上旬に催される「おわら風の盆」で、越中小原節を唄いながら町の方が夜通し踊りを披露するもので、風の神を鎮めて豊年を祈る行事と似ている店名であった。

さて手慣れたノウハウがあるのか、結構な太麺で量も良さそうな感じのこちらだったが、20分も待たないでチケットを買う場所まで来て、二人分のつけ麺のチケットを買って程なく促された座席に腰を降ろす事が出来た。

入り口周辺インフォには、冷盛りのみの対応で、スープ割りはしないように案内されていた。また道外初となっており、こちらは今回の物産展臨時出店が初めてらしい。

そうした文化が北海道にはあるのか、暖簾に製麺所の名前が入っているケースが多い北海道のラーメン店だが、こちらにもさがみ屋製麺の名前が刻まれた暖簾が入り口に掛かっていて、思わずしばらく前に訪問した中野某店が浮かんだ。

まもなくすると、なるほど回転がいいはずで、程なくつけ麺がやって来た。おお、これはなかなかビジュアル性にいい感じがあり、これは随分と美味そうだ。それではと行かせて貰えばこれがもう、いやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

南印風とあるほぼ透明でやや黄金色掛かった汁は、スパイシーな面があるものの不思議とうま味がいい所為かしょっぱいものでなく、洋風でありながらも揚げネギが入っているからなのかつけ麺らしい風情があって美味しいものであった。

南インド料理の事を南印料理と呼んでおり、スパイスのシフトが高く、バジルが入っているだけでなく野菜のうま味も強く、脂が抑え気味の特徴がある料理で、まさしく南印風なつけ麺であった。

26日まで開催している池袋東武「食の大北海道展」だが、こちらは1週目のみの営業で明日が最終日となっている。ちなみに隣りもラーメン店で、麺厨房あじさいと言う店名でそちらは塩ラーメンを提供していた。

いい麺量ながらそこはやはり、気が付けば完食だった。札幌味噌ラーメンが大ブームだった時代があったが、ビジュアル性を重視する現代においても、新時代を築く北海道のラーメン店として余りある良さがあり、今回も大変美味しつけ麺であった。

(左フォト) つけ麺・塩[南印風](汁・麺)/入口の暖簾 (2010.01.19)

 凡の風 (ぼんのかぜ)  ※池袋東武催事「食の大北海道展」臨時出店訪問

 住所:北海道札幌市中央区南9条西15丁目1-5  TEL011-512-2002

 定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)  営業時間:11:00〜20:00 ※スープなくなり次第終了

 アクセス:JR函館本線札幌駅下車。札幌市交通局地下鉄南北線又は東豊線電車に乗換えて
       次駅の大通駅下車。札幌市交通局市電西4丁目停留所から乗車して、西線9条旭山
       公園通り停留所で降車してそのそばにあり。

  

  2010.01.19 今回の物産展ポスター。   2010.01.19 入り口手前のチケット売り場。



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