ばりき家 東京・立川



熱帯性気候に住むコガネオオトカゲの気持ちが少しだけ判る程に、真夏の空から今日も厳しい陽射しが朝から注いでいた8月前半の水曜日だった。

家系ラーメン店も朝から営業している時代を迎えているようで、こちら以外の家系ラーメン店でも既に何店かあるよう。その代表的なお店と言えば、横浜市磯子区に在る杉田家であるらしい。

ちなみにそちらは朝5時から営業している事で知られているが、この4月からは閉店時間が2時間延長されて午前2時まで営業しているそう。

最近朝営業店が更に増殖しており、趣向を凝らしたメニューを用意しているケースもあるようだ。そもそもこちらの朝ラーメンは、どんな提供スタイルなのだろうか。そんなわけで気になる処となって、出勤前の時間またこちらの店頭へやって来た。

なるほど確かに営業していた。もし朝向けのメニューがあれば、入り口辺りにそうしたインフォメーションでも在るはずだが見当たらない。券売機に判りやすく誘導したボタンが用意してあるのかと店内の券売機の前に立つ。すると先日訪問した時と、ほとんど変わっていなかった。

ざるラーメンと言うつけめんらしきメニューがあったが、せっかくの家系ラーメン店なんだしと、ちょうど良さそうなしお豚骨650円のボタンを選んだ。

チケットを厨房の方に手渡しながら座ると、また太麺か細麺の確認があり、今回は細麺の方にしてみた。違う周辺の家系のラーメン店でも朝営業を始めた事をお話しすると、このお店が個人営業の経営で売り上げ向上の為に朝営業を始めた事を教えてくれた。

そんな頃入り口に人影があり振り返ると、菅野製麺所の文字が刻まれた樹脂製の麺箱を持たれた方だった。製麺所の配送の方で、どちらの製麺所も早朝から製麺してこうして配送しており、たまにこうした光景に出合う事がある。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これがあっさりした風合いのしお豚骨。意図的に朝向けのあっさりした味わいにしているような感じに思えたが、こちらでしお豚骨自体が初めてだったので言い切れない。中細ちぢれの風情もなかなかで、気がつけば完食だった。いや、なかなかな美味しさと言えた。

(左フォト) しお豚骨/店頭外観 (2011.08.10)


 横浜家系ラーメン ばりき家

 住所:東京都立川市曙町2-11-8  TEL0570-08-9898  定休日:無休

 営業時間:月〜木7:00〜翌2:00/金・土7:00〜翌3:00/日・祝11:00〜24:00 ※連休最終日24時閉店

 アクセス:JR立川駅北口下車。曙町交差点を右折してまもない右手にあり。

   




夏の香りを送るそよ風の速度のように、ゆるやかに雲が陽射しを隠して、また雨の心配をしながら出掛けたそんな8月前半週末の土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、懸念された雨も深夜にごく一部の地域で降る見込みだけとなり、周辺は傘のいらない今夜だった。

時に立川から自宅までのあいだに様々なラーメン激戦区がある事もあって、そちらに随分肩入れしているが、まだ立川駅周辺には紹介していないラーメン店が幾つか営業している。そんな一店がこちらで、ふとしたきっかけから通勤バッグの中に店舗の資料があった事もあって、会社帰り立ち寄る事に決めた。

そんなわけで立川駅からそう遠くないその店頭へやって来た。場所は曙町交差点の直ぐそば。一昨年まで南口側にあるラーメンスクエアの中で「無限」と言う店名でオープンして、途中から「大門家」として営業していたのがこちらの前身らしい。

同じ横浜家系ラーメン店でありながら、ラーメンスクエアでも途中で店名改称しているだけに、また店名も新たにして昨年の初頭にオープンしたこちらのよう。さて中へ入って行くと、左手に券売機があった。比較的広い店内で、ビジュアルフォトが多めの店内。

気まぐれで訪問しただけに特にこれと決めてなかったが、店頭のメニューを見て選んだ豚骨醤油味玉のせに、サイドメニューも行こうと150円となっていた豚高菜丼セットのボタンも連打した。

特に麺の硬さや味の濃さなどを指定もせずにチケットを手渡すと、太麺と細麺が選べるそうでそこはもちろん太麺にした。そんなやり取りをしてから4〜5人程の先客がいる店内の、空いていたカウンター席に腰を降ろした。後続客が続いたかと思えば、更に続いて人気店の勢いがあるそんなこちらであった。

すると朝7時から営業中と書いてある、何枚かの貼り紙に気がつく処となった。朝ラーメンと言う文字が目を引いていた。振り向くと午前11時から営業する案内がそのままになっており、お聞きすると最近から朝7時開店を始めたのだそう。程なく到着。

家系らしいそんな大判の海苔に、ホウレン草とチャーシューが添えられており、そこにあった半熟味玉子の色合いが実に鮮やかに映っていた。

横浜家系総本山吉村家へ行ってから家系ラーメンの見方が変わったものだが、そんな中にあってかなり粘度を感じる豚骨醤油スープは、そんな吉村家とは違うオリジナル性を感じるもの。

それはラーメン二郎を模倣をする二郎系のラーメンが、二郎ではないんだけど何処か頷けるものがあるように、こちらも吉村家ではないんだけどやはり何処か頷けるものがあった。デフォルトで麺固め・麺量普通、油多め・粘度高め、味の濃さ普通と言ったところだろうか。

頷けるものがあるだけに、そこは素敵な横浜家系ラーメンと言えて、特にパツンパツンと来る麺の風情は実に嬉しいものだった。肉高菜丼もいい感じで、気がつけば完食。 いや、なかなかとっても良かった。

(左フォト) 醤油豚骨味玉のせ/セット豚高菜丼 (2011.08.06)


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