あらとん@札幌 日本橋三越催事







以前ほどで無いにせよそれでも若干強い陽射しが注いでいて、空に浮かぶ雲は夏の表情を見せていたそんな九月半ば休日火曜日の午前遅い時間だった。

日本橋三越本店本館七階催物会場に於いて、「第16回秋の北海道展」が今月八日から催されていた。しかしそれも今日までの開催。本来なら早めに訪れたかったが、諸般の事情で最終日の本日になってしまった。

「秋を迎えた北の大地から、豊かな実りが到着。旬の味わいが揃いました。」と言うキャッチフレーズがネットで躍っていた。そんな物産展の最近の目玉と言えば地元の旬の人気ラーメン店で、今回日本橋三越にやって来たのがこちらと言う事で気になっていた次第だった。

2006年8月24日、札幌場外食堂長屋内にオープンした、麺屋武蔵新宿本店の店長だった方が始めたラーメン店で、つけ麺がかなり人気を博しているそう。

現在では北海道大学病院の周辺にも支店があるらしい。ちなみに札幌ら〜めん共和国の支店は閉店させたようだった。

そんなわけで神田駅で山手線から銀座線に乗り換えて三越前駅にやって来た。銀座駅は直ぐ上に銀座三越が在るものの、こちらの三越本店は駅から少し歩いて地下入り口となる。それでも三越前駅なのは当時地下鉄会社が資金難となり、その駅の建設費を三越が全額負担した事によるらしい。

さて日本橋三越の店内へ入って行き、添乗員のエレベーターガールが案内する旧式エレベーターに乗車して七階へ上がって行った。

会場は最終日とは言え北海道もあってか実に盛況。ワゴンにはカニやウニなどの海の幸から、乳製品などの洋菓子に至るまで、北海道らしい食品が入り乱れていた。

そんなフロアの人々を除けながら奥へ進んで行くと、椅子に並んだ列が出来ていて、その15席程度の最後の空いた一席に腰を降ろした。

しばらくすると前が詰まって行き、その前に後続客が後ろに着いて、その行列の長さは一定に保たれていた状況であった。

途中並んでいると、物産展で供されるラーメン店だから、さぞかし有名なんだろうと入口をしげしげと眺めて行く人も少なくなかった。

そして一番前となってチケット売り場に案内され、つけ麺とらーめんに単品チャーシューと販売している全てお願いすると、これが珍しくない様子であった。そんな風に一人で同じオーダーをする方が結構な人数おられたらしい。

それもあってか席に案内されて、チャーシューはらーめんの方と言って伝票を見せると、どちらを先にするか先に確認される始末で、そこはやはりラーメンの方を先にして貰う事にした。

促された席は何ともベストな場所で、壁際の二人しか座れない中途半端なテーブル席ゆえ、相席にもならず2メニューをゆっくり堪能出来そう。程なくして、ラーメンが到着。

今回の出店に際して札幌の2店とも臨時休業して臨んでおり、その基盤を余す事なく万全の体制で営業しているお店の方の姿が、見えて来そうな見栄えのするそのビジュアルだった。

それではと行かせて貰えば、これがもうなかなかの冴え渡る美味しさ。

本店が市場に隣接しているだけに魚の厳選したアラが手に入るらしく、そんな様々なアラから染み出たうま味が豚骨スープに合わさり、それまでほぼ無かったラーメンスープのスタイルと言えた。

麺もさすが麺屋武蔵出身だけに、そのカネジン製の太麺は低加水ながらプリプリしていてとても良かった。チャーシューもこだわりが感じられるものでなかなか。

麺量180gながらその旨さゆえに、気がつけば完食だった。

振り返ると直ぐに気が付いて頂き、もう直ぐにラーメンドンブリの食器が乗ったトレーが下げられ、混んだ店内の中でその機敏な対応は見事と言うしかなかった。そしてつけ麺も、程なくして到着。

関東地方で広く認知されているつけ麺だが、北海道ではどうなのだろうと言う思いが先に立つ。

ともあれ麺だけ口にすれば、カネジンさんらしい風情のある内麦感が一つの風となっているように穏やかな面持ちが良かった。

それではと汁に浸して行かせて貰えば、なるほどな美味しさでこれはハマりそう。醤油の酸味と辛味が比較的前に出たその味わいは、何とも絶妙なバランス。

180gのラーメンの後の300gの麺量のつけ麺ながら、これまた気がつけば完食であった。

こちらを出てから夕飯用に練り物惣菜を購入。さらにブログ用として、スイーツをお買い上げしてそこを離れた。いや、これは美味しと言えた、あらとんのラーメンとつけ麺であった。

(左フォト) あら焚き豚骨醤油らーめん/限定つけ麺(汁・麺)/臨時店舗入口 (2010.09.14)

 あら焚き豚骨 あらとん   ※公式サイトはこちら。 ※日本橋三越本店催事臨時出店訪問

 住所:北海道札幌市中央区北十条西21丁目15-4札幌場外食堂長屋内  TEL011-612-6312

 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)  営業時間:9:00〜15:00 ※スープ切れ終了

 アクセス:JR函館本線札幌駅下車。札幌市交通局地下鉄東西線電車に乗換えて二十四軒駅下車。
       JR桑園駅方面へ歩いて行き、どんぐり公園裏手にある札幌場外食堂長屋内にあり。徒歩
       およそ6分。

  


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