69'N'ROLL ONE 東京・赤坂 ※移転
〜らぁめん矢ロックンビリースーパーワン@尼崎







降っては止んでを繰り返した雨も、朝方にはすっかりと止んだものの、曇り気味の空はまだ陽射しを隠していたそんな六月水無月半ばの休日金曜日だった。

しばらく前から報じられていたが、あの町田のロックンロールワンが何と都心の赤坂に移転を果たして、ロックンらしく6月9日から営業を開始したらしい。

こうしたケースは今に始まったことではないだけにそこは大変興味深く、それならばと時間を置いても意味がないしとなって早々に出掛けることにした。

そんなわけで御茶ノ水で地下鉄千代田線に乗り換え赤坂で下車して、TBSテレビ社屋を見上げながらも日枝神社寄りにあるこちらの店頭へやって来た。

赤坂と言うと銀座に並ぶ高級志向の飲食店にスナックやバーがあるイメージがあり、周辺には各国の大使館があることもあってそんな六本木的な街のイメージも強い。

皇居や国会議事堂が周囲にあり、同じ環境であっても神保町や九段下に麹町や霞が関とは全く違う顔を持つ山の手の中にある大人の街だ。

それだけにひいきする飲食店を大事にする、そんなサラリーマンの方が多いと言えそう。

エスプラナード赤坂商店街と言う繁華街の中にあるこちらで、店舗近くの小型変電施設のような感じの場所にそれを示すアートがあった。

ちょうど正午頃のランチタイムのいい時間ながら、周辺にあまり宣伝していない所為なのか、それでもさすがこちらで店頭には7〜8人程度の方が順番よく並んでいた。

その後ろに並んでいると周辺の多くのサラリーマンが、こちらの店名に驚きながらも店先をしげしげと眺めながら去って行く人が多かった。

そんな店頭には開店を告知する大判のポスターが立て掛けてあり、「赤坂ロックが始まる日・・・。」と記されながらも、なぜか雷紋が入るアダムスキー型UFOが空を飛ぶデザインのものだった。

現在は鶏醤油の2号らぁめんのみで、17日の月曜日から塩らぁめん、22日の土曜日からつけ麺が始まる旨の案内が券売機に成されていた。

券売機の順番になって、その前に立つ。二台並んでいて、一台が不調になっても問題無さそうだ。

チャーシュー飯はもう提供しているのかと思えばまだで、それに気づかず2号らぁめん味玉を押した後だったので、それならばと追加トッピングとしてチャーシュー250円のボタンを連打した。

その券売機の前は開店を祝う花が、これでもかと飾られていた。回転が良いようで、そう待つことなく島型カウンター式のテーブル席に促されて腰掛けた。

意図的なものだろうが、どの席にも調味料類や楊枝などが全く用意されていなかった。試しに楊枝をお願いして見たら、直ぐ持って来てくれた。

薀蓄も皆無で、すっきりとしていたフロア。比較的広いそんなフロアには案内搬出係が三人に、厨房にも三人くらいが居る感じで、嶋崎店主がおられるのかはっきりと判らなかった。

2005年に相模原市内で開業したこちらだが、今回の都心の赤坂移転はあまりにも意外と言うしかなかった。

それにしても後続客が途切れることは無く、さぞかしの杯数が出ていることだろう。程なく到着。

大きい穂先メンマが丼の周囲を巡るように横たわって、チャーシューから感じられるオーラは半端でないものだった。麺も良い艶であることが判った。

それではと行かせて貰えば、なかなかの持ち味が素敵な鶏醤油の2号らぁめん。やはりラーメンは麺だと感じさせる逸品だ。

チャーシューは鶏ささみ肉と豚肉の2種類らしく、こちらでは是非ともチャーシュー増しでそこを堪能して欲しいところ。

そこから溢れるうま味がスープにも映って、これは大正解な2号らぁめん味玉チャーシューだった。

麺の感覚は町田時代のそれとほぼ同じで、そのまったりと来る風情はさすがと言うものと言えた。もちろん鶏醤油スープや味玉も良い方向性で、気がつけば完食。

その後周辺の日枝神社赤坂サカスを散策。都内観光しながら、こちらでランチタイムするのも、素敵な休日として楽しめそう。

いや、それにしても鶏豚チャーシューが、とんでもなく果てなく途轍もなくかなり絶大に良かった。チャーシュー増しは250円。

(左フォト) 2号らぁめんチャーシュー、味玉/店頭/ポスター/祝花 (2013.06.14)


 らぁめん家 69'N'ROLL ONE (ロックンロールワン) 赤坂本店

 住所:東京都港区赤坂3-7-11  TEL03-3583-5569

 定休日:年中無休(年末年始を除く)  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:東京メトロ千代田線赤坂駅出口1下車。外に出たら後ろに回り込んで正面の道路を左手
       に折れ日枝神社方面へ進む。2つ目の左路地を入って一つ目の十字路を越えてまもない
       右手にあり。徒歩およそ5分。

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エスプラナード赤坂商店街を示すアート。

この椅子が出たら開店らしい。

券売機は入口に2台並んでいる。

奥の右手には様々な記念品が飾られていた。

東京メトロ赤坂駅出口1。この奥の道路を左手へ。

そう遠くない場所には日枝神社がある。
 
※東京都町田市原町田3-1-4まちだターミナルプラザ2F時代




久々に町田へやって来て某店を訪れてもう一軒行こうと考えた時、直ぐにそれなら是非ここも行きたいとなった。

それまで営業していた神奈川県相模原市上鶴間本町から、今年の2月26日に東京都町田市原町田に移転を果たしたこちらだが、最寄り駅は変わらずにアクセスがその分よくなったよう。

そんなわけでその店頭に立てば、祭日だけにこちらも行列を覚悟して来たが、タイミングが良かったようで一人の先客が店内の奥で待っていた程度だった。

その店頭を見れば、秋葉原で営業している青島食堂を思い出さずにはいられない入口で、なんとシャッターが閉まりながらも営業していた。

そう言えば以前試食会に訪れて、シャッターが閉まった店頭を撮影してこの一番下にフォトを掲載しているがそれは多分関係ないだろう。

入口の券売機に立てば醤油味の2号ラーメンに塩味の3号ラーメン、醤油味であろうニボニボと塩ニボニボ、それに2号つけめん、昨日から23日まで提供される予定らしいカルピスクーラーなる限定と言うラインナップ。

限定冷やしで行ってしまうか随分考えた末に、塩ニボニボと表記されていた塩煮干しラーメンを選んだ私だった。一人待ちの後ろについてそう待たないでカウンター席の右から二番目の椅子に促され、冷水を汲んでから腰を降ろした。

緊張みなぎる厨房に只々厨房の方々の一動作一動作を見るだけだった。営業中のこちらに入ったのは初めてだが、その一挙一動は惚れ惚れしてしまうもの。単に気合いが入っているだけで無く、流麗な手さばきと動き方で人々を魅了させている。程なく到着。

試食会の時にも感じたが、実に鬼気迫るものを感じるビジュアル。それが何故そう思うかと聞かれれば困ってしまうが、ここに来てみれば納得する事だろう。

それではと行かせて貰えば、まさしくシヤッターにあったような叫びたくなる味。むしろ感動的にも思えるものでその美味しさは、一心不乱にその世界に引き込まれるもの。

実に聡明であり優雅であり、一気呵成に来る動物と魚介の旨みが何処までも続く2本のレールのように規律正しいもの。それはもう、気がつけば完食だった。

ちょうど1500円の限定冷やしを二人前制作している所を見る事が出来たが、もう料理人と言うよりは現代アート作家の制作風景を見ているようだった。

思わずそちらも行きたくなる程だったが、そこは2軒目だっただけに自重した。いや、かなりとんでもなく、素晴らしく美味しかった。美味なり。

(左フォト) 塩ニボニボ(塩煮干しラーメン)/店舗外観 (2011.07.18)
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※神奈川県相模原市上鶴間本町4-34-7時代






※町田駅周辺らーめん食べ歩き2010後編

町田と言う地名の由来を調べて見ると、その周辺でお祭りに使う田んぼを「祭り田」としていた所から、「まつりだ」がいつしか「まちだ」に変化して行った由来が有力視されている。

そう言えばそんなケースが目立つ日本の地名であったりする。

さて本日は、ここまで町田にある二軒のこだわり店へ訪問させて貰った。

そんな今回の試食会イベントの後で、超人気店であるこちらのラーメン店にも、何と閉店した後で並ばずにラーメンが楽しめる企画も用意していると言う事で、もちろんそちらにも参加を表明させて頂いた私だった。

店主の嶋崎氏は、相模原時代のキリン食堂に勤務していた経験がおありの方で、2005年12月にオープンしたこちらは、鶏の魅力と潜在能力を最大限に生かしたラーメンを提供する大変人気の高いラーメン店として名高い。

そんなわけで某店の試食会が終わった後、しばしの間だけドトールでまったりして、早めに店頭へやって来た。

住所が前の2店と違って相模原市だが、町田駅のすぐ側を流れる境川を渡れば住所はそうなる為、特に電車に乗ったわけでも無く、完全な程に町田駅から徒歩圏内のこちらだった。

閉店した後のラーメン店らしくシャッターが半開きの状態で、しばしそこで待っていると試食会でお会いした方が来られ、裏から入れるはずとその方に着いて行った。

裏手へ行くとまもなく大御所の方々も現れ、準備が整ったようで店内へ入って行く我々であった。券売機でチケットを買って、カウンターの一席に腰を降ろした。

まず煮出す水のペーハーを上げる事によって格段に良くなったと言う、比内地鶏の出汁スープを飲ませて貰うと、まるで何千羽の比内地鶏が足元を駆け抜けて行ったような、錯覚に襲われる程の鶏の濃厚なうま味に酔いしれる事ができた。

その後にはいつもこちらで利用する鶏油を、普段皆さんも口にする食パンに付けて食べて、その良さを実感できる企画もあった。

実際そんな楽しみ方もさせて貰ったが、色の付いた普段殆ど味のない雌の鶏油から、何とも膨よかな瑞々しい程の滋味深いうま味を感じる事が出来て驚きであった。

そんな後で、醤油味2号ラーメンを堪能させて貰えば、如何に個々のパーツが研ぎ澄まされているか理解出来るもので、イベリコ豚チャーシューも唯々圧巻で、大変に有意義な愉しみ方が味わえたものであった。

これぞ現代に蘇った、柳麺の中の柳麺と言いたくなるもので、貧しかったが良き時代のラーメンを、昇華させれば現代ならここまで美味しくなる事を立証するかのようなラーメンであった。

またその次には、鯵を利かせた塩味3号ラーメンを、数すすりのパターンで味あわせて貰ったが、鯵のうま味もまたペーハーを上げた水を利用した感じでこの上なく良かった。

大根おろしを広げる事で新しい味わいが楽しめる工夫も、大根の素材ならではの清々しさがあった。

さらにこのパターンで、麺を冷水で締めて熱いスープの中に入れて愉しむと言う、ひやあつ醤油味2号ラーメンも行かせて頂いた。

コシよく小麦粉感がまた違う味わいで、スープはぬるくても、いい素材なら多少温度が下がっても美味しい事を教えてくれた。

気が付けば完食である。皆さんにご挨拶しつつこちらを後にして、帰りの小田急線電車の中でふと思う。ラーメンは時代と共に変化しながらも、過去のラーメンは決して消える事なく残って行く。

そしてどちらが新しいとか、どちらが古いとか言うのでは無く、どちらもが愛されて行くのであろう。

そんな日本のラーメンも幅を広げて、ついに今年で百年目を迎えた。はたして時代を映す鏡は、現代に何ラーメンを映すのだろうか。


(左フォト) 2号ラーメン/3号ラーメン/ひやあつ醤油試作ラーメン (2010.02.21)
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  2010.02.21 「食事中お静かに」&「水も食材」。   2010.02.21 異彩を放つ迫力を感じる看板。