手打ラーメン 万里 栃木・佐野







三月の扉が春の扉でもあったかのように、曇りがちな天候ながら昨日よりも気温が上がって、そんな陽気に包まれていた三月・弥生初日の休日金曜日だった。

昨日のことだが社内の百歩ラーメン等を教えて頂いた方に、勤務先周辺で営業している佐野ラーメンを提供するたかのが大変良かったことを報告したことがあった。

すると、佐野には毎年厄除大師へ参拝する際に、いつも決まって訪れる佐野ラーメンの店があることを教えて頂いた。

そこで「おぐら屋でしょう」と話して見るとそこでは無いのだそうで、地元の方たちが足繁く通う人気店らしく最初はその地元の方に教えて貰ったのがきっかけだったそう。

その昔は知る人ぞ知る地元の隠れた人気店だったが、ネットの普及もあってか今や誰もが知るメジャー店となってしまったらしい。

そんなわけで気になるところとなって、佐野ラーメンの良いイメージもあってそんなこちらへその店名を昨日知ったばかりだったがすぐさま出掛けることにした。

昨夜遅く決めた訪問だけに、朝方いつものレンタカーショップに連絡をとって、いつものビッツの禁煙車を予約。すぐバスで向かって手続きを済ませていざ佐野へ出発。

市川橋を渡って蔵前橋通りを通って、平井大橋出入口から首都高へ上がって東北道へクルマを進めた。途中でパーキングエリアに寄るかと、思っている内に降りるインターチェンジに。

と言うことで特に渋滞もなく、スムーズの内に佐野藤岡インターチェンジで降りて近隣の主要道を通ってその店頭へやって来た。

あまりにもスムーズだったこともあり、周辺には開店まで1時間近くある時間に到着してしまった。ともあれ想定内だけに、予定通り先に佐野厄除大師へ。

本堂の賽銭箱に百円を投げ入れて参拝し、厄よけのお守りを嫁さんの分と二つ購入してそこを離れた。

そして再度こちらへ戻ると既に営業が始まっていて、敷地の駐車場には既に半分程度のクルマが停まっていてその人気ぶりが伺い知れた。

幸いタイミングが良かったようで、いつもはかなりの行列店のこちららしいが、特に行列もなくそのまま直ぐに入店出来た。

入店すると厨房の前にはカウンター席があって、左手の奥にテーブル席も用意されている店内だった。

券売機のないこちらで、一人で入店して来た私をお店の方が見つけると、空いていたカウンター席の一つに促して、そこは逆らうことなく言われるがままその席へ腰を下ろした。

昨夜あらかじめネットで調べていたので入店前から気がついていたが、こちらは長年西武ライオンズで活躍された小関竜也氏の実家だそう。

読売ジャイアンツと横浜ベイスターズへ移籍して、その後メジャーにも挑戦されたようだが、4年前に残念ながら現役を引退表明した後に、野球評論家としてスポーツ専門チャンネルJスポーツに出演されていた。

さて何にするかとメニューを見上げて、そこから600円の手打ラーメンをお願いすることにした。

小関選手の実家であることを何気なく話しかけると、2011年から読売ジャイアンツの二軍コーチを任されて現在に至っていることを教えてくれた。

ちなみにこちらは2006年に放映された、日本テレビ「本当に美味しいラーメンベスト33」にてかなりの上位だったようだ。

しかも栃木県では堂々1位であったようで、そのことがさりげなく外の窓ガラスに案内されていた。程なく到着。

それはもう如何にもあっさりとした、風情のいい醤油ラーメンがやって来た。昭和初期の頃から町そのものが伝えて来たような気がしてならないもの。

それではと行かせて貰えば、醤油の味わいが旨みと言う名の箱舟に乗せられて来たような、そんな美味しさと言えば良いだろうか。

鶏ガラをベースに豚と共に4時間炊いたスープだそうで、それが毎朝打ち立ての熟成させない仕様の自家製平打ち縮れ麺に絡んで来て、そのしみじみとしたさざ波の如くの風情たるや実にたまらないものがあった。

毎日食しても、きっと飽きないだろうと思わせるもの。チャーシユーやメンマもなかなか素敵で、気がつけば完食。

いや、かなり途轍もなく素晴らしく、実に素敵な面持ちがかなり良かった佐野ラーメンだった。

(左フォト) 手打ラーメン/店内/店舗外観/佐野厄除大師 (2013.03.01)


 手打ラーメン 万里 (ばんり)

 住所:栃木県佐野市高萩町437-7  TEL0283-23-3891

 定休日:水曜日  営業時間:11:00〜18:00

 アクセス:東武佐野線佐野市駅下車。徒歩圏外高萩町交差点にあり。