羅麺家 匠 埼玉・浦和 ※閉店





湿気の少ない風に晴れ渡る空が爽快な、夏色とりどりの七月も後半の木曜日だった。昨日に続いて今日も、さいたまスーパーアリーナで食品関係のイベントがあり、朝からそこへ行って自社商品の拡売活動に勤しんだ一日だった。

本日で終わりのイベントで、撤収作業が一通り終わって解散となった。さてまた夜ラで行こうと計画して、ここまで来たならば言う訳で、今日はこちらへと向かう私であった。(昨日の引用使い回さない)

無化調がウリのラーメン店で、浦和で開業したが一時期だけ春日部へ移転した後に、また浦和に戻って来て営業しているお店らしい。春日部へ移転してから自家製麺を始めて、こちらでもそのまま自家製麺を提供しているそうで、無化調も徹底した完全無化調だそう。

そんな訳でJR浦和駅を西口側へ出て、およそ10分近く歩いて店頭へ到着。店舗右手の目の高さに大きな店名看板があり、左手に風情のある暖簾が掛けられていた。中へ入るとすぐ壁になって券売機があり、左右に抜ける通路が用意されていた。どちらに進んでも夫々に客スペースがあり、左手奥に厨房があるスタイルのお店となっていた。

さて券売機の前に立って、つけ麺のボタンを探すと直ぐに見つけられず、ちょうどお店の方が横切ったので、押すべきボタンを教えて貰いつつ、つけ麺の並盛は麺量200gで、大盛の麺量は400gと言う事も確認させて貰った。

それを受けて麺量200gは何だしと言う事で、匠流つけ麺650円のボタンと共に、大盛増し150円のボタンも連打し、待ち受けていたお店の方にその券を手渡した。

すると昆布入りのトロミがあるものか、それが入って無いあっさりかの確認があり、つけ汁の事だと確信しつつ、昆布が苦手で無ければ昆布入りがお奨めだそうで、その昆布入りでお願いする事にした。

右手客スペース側に、冷水が置かれていたので、そこに腰掛けた。午後6時前の時間もあり、右寄り側は先客二名の店内が広がっていた。ふと見ると何故かホバークラフトの部品らしい大きな鉄の平板が、窓際にテレカらしきカードと共に飾られており、スクリューの一部にも見えたし、方向を変える尾翼の一部にも見えた。程なく到着。

おお、麺はやけに太いストレート麺で、その麺が盛られた和皿には、檸檬とワサビが添えられていた。檸檬はたまに見掛けるが、ワサビは日本蕎麦なら当たり前だが、つけ麺に添えられているのは初めて見た。汁は見た目あっさりしたもので、箸をそこに泳がすと、なるほど幾何のトロロ昆布がまとわり付いて来た。

それではと口にすれば、なるほど無化調らしい、出だしの立ち上がり感で、食べ進む程に本領が発揮されてゆく正調無化調節。これはもう、美味い美味い美味い美味い美味い。

つけ汁は甘味感の表現にも、ひと工夫を凝らすお店が多いが、こちらはそれがあまりにも自然過ぎて気が付かない程に、感動できる表現力と言えた。言わば空気を吸っているかの如くで、雪の日に横切る白い車みたいだ。

その後から来る後味も勿論無化調だけに良いが、その前に来る麺の持ち味がまた素晴らしい。埼玉県産も利用した、三種の国産小麦粉を使っているそう。攻走守どれもがソツないこなしの四番バッターの様な太ストレート麺で、艶のある柔肌にモッチリした食感で、淡い国産小麦粉らしい風味がまた良かった。

そんな訳で麺量400gなるも、気が付けば麺が消えた。スープ割りもじんわりと、心の芯から唸らせるものがあり、インパクト重視でない、その哲学的にさえも見えるスタイル。

檸檬とワサビは奇をてらった感が在ったが、総括的には高倉健さんの様な、渋い一杯のつけ麺を堪能出来た。

(左フォト) 匠流つけ麺大盛(麺・汁)/店舗外観 (2009.07.16)


 羅麺家 匠 (らーめんや たくみ)

 住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-10-12 

 定休日:無休   営業時間:11:00〜15:00/火〜土曜17:00〜23:00

 アクセス:JR京浜東北線浦和駅西口下車。線路沿いを大宮方面へ進み、国道463号線を左へ
       曲がって直進して行った左側、徒歩9分。



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