つばめ軒 埼玉・北浦和西口





霞んだ雲が覆うもののかすかに青い表層が見えて、春霞の風情に過ごし易い様相のそんな二月最終日の木曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、終始そんな1日で陽が暮れていた夜の午後七時過ぎだった。

購入したラーメンウォーカー埼玉2013に掲載されていてなんとなくその気になったこちらで、それならばとまた北浦和行きバスに乗り込んでその店頭へやって来た。

2008年11月17日にオープンした、九州らーめんを提供するこちらのようだ。和の面持ちが十二分に感じられた店頭だったが、九州らーめんの文字が全てをそこに集約させていた。

さっそく入店すれば直ぐ左手に券売機が設置されていて、そこで650円のらーめんに100円の味付たまごと100円の替玉のボタンをそれぞれ連打した。

たまたま先客ゼロの店内だったが、まもなく後続客が続いて、こちらもまた周辺の良き人気店のようだ。ふと見ると壁面にはどの位置からもよく見える、大きな蘊蓄ボードが据えられていた。

それは「つばめ軒の特徴」と題されたもので、それによれば昔ながらの羽釜を使って36,000kcalの強力な火力で骨髄が溶け出すまで丹念に煮込んだものだそう。

家庭用ガステーブルの最高火力が精々3,610kcal(4.2KW仕様)だから、それと比較すれば.36,000kcalが如何に凄い火力かご理解できるだろう。

麺の硬さの確認があったので、撮影する時間を考えて出た言葉はやや固めだった。九州らーめんはどちらかと言えば、久留米寄りなのだそう。なお目の前には、各々の茹で時間が案内されていた。

粉おとし三秒、はりがね六秒、バリかた九秒、かため三十秒、ふつう四十五秒、やわめ六十五秒、ばりやわ九十秒だそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えばその味わい自体は、蘊蓄の言葉が去来するような「懐かしい」タイプの九州らーめん。

優雅な風味でもあり、こだわりが感じられるものだ。もちろん豚骨特有の臭みも皆無で、はっきり言って好みなタイプと言えた。

豚骨だけでなく鶏ガラや牛骨も入っているらしく、そこから来るものなのだろうか、何とも言えない甘みが優しい旨みにも感じて表出していた。

後半になってから卓上にあった胡麻や紅生姜を入れて愉しんだ。替玉では固めにして見た。

市内桜区に位置する有限会社鯉沼製麺所の麺箱が店頭に詰まれていたが、この細ストレート麺がなかなかの持ち味を有していて実に良かった。

気がつけば完食。スープがまだ充分にあったので今回は申請しなかったが、こちらは替玉をオーダーしたらスープを追加してくれるそう。タレも追加出来るようで、卓上の容器に用意してあった。

厨房の目の前には店長さんらしき方が一人おられて、例によって少しの間だが世間話しをさせて貰ったが、熊本の方からラーメン作りを教えて頂いたとか程度のお話しで帰結した。

たまにこうした豚骨ラーメンを、無性に口にしたくなる時がある。いや、味付たまごも美味しく、かなりとても実に良かった。


(左フォト) らーめん+味付たまご/替玉/店舗外観 (2013.02.28)


 九州らーめん つばめ軒

 住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-20-8フジビル1階  TEL048-832-6857

 定休日:月曜日  営業時間:11:00〜翌4:00※スープがなくなり次第終了

 アクセス:JR京浜東北線北浦和駅西口下車。ロータリー奥の中山道である国道17号を左手に少し
       歩いた左側にあり。

   

店内には大きな蘊蓄ボードが在った。

場所は北浦和駅入口交差点のすぐそば。

粉おとしからばりやわまで選び放題。