自家製麺 鶏そば 一瑳
埼玉・浦和西口







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澄み渡る青い空が青いだけ放射冷却現象が加速していた、二月如月前半の週明け日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、穏やかに寒いそんな午後七時過ぎだった。

先日こちらを訪れて、その素晴らしさに魅了されてしまった。つけ麺もまた良さそうだったので、今夜辺りこそとなって訪れることにした。

そんなわけで帰りの電車に乗る前に、こちらの店頭へやって来た。すると今夜は店先に5人ほどの行列が出来ており、最後尾を確認してその後ろに着いた。

ふと店内の様子を見ていると、店から出てくる方が帰り際にドアの前で「美味しかったです!」とお店の方に告げると、受けた方が「美味しかった頂きました!」と返した。

そしてその店の方以外の全員が、「ありがとうございます!」と返礼挨拶が続いた。たまに人気店で見掛ける、そんなやり取りがこちらでも見受けられた。

そんな光景を目の当たりにしながら待っていると、メニューリストを手渡してくれる対応の良さ。オーダーが決まった頃その確認があって、少しやり取りしてから鶏白湯つけ麺を特盛でお願いした。

並盛220g・大盛330g・特盛440gと言うつけめん麺量のこちらだが、いざ決める段階になると大盛にするか特盛にするか悩むもの。

そこでお店の方に相談すると、特盛は男性で少し大食らいの方なら問題ない量だそうで(実際その通りだった)、それを受けてそれならと特盛で行くことにした。

とは言え券売機制のこちらだけに、入店を促されてからその時点でチケットを購入するスタイル。「トッピング追加はご自由にどうぞ」の言葉につい反応して鶏肉だんご2個100円のボタンを連打。

太麺は茹で時間が7分掛かる記載が店頭にあったが、早めにオーダー内容を決めていたからだろう、つけ麺まで、えっもう?状態でやって来た。

そしてそう言えばもしや?とつけ汁の中を箸でまさぐると、後からたぶんそうだろうと気づいた追加トッピングした鶏肉だんごがしっかり2個入っていた。

それではと行かせて貰えば、期待を微塵も裏切らない、それは素敵でとてつもない美味しさの鶏白湯つけ麺。はっきり言って好みの味わいだ。

つけ汁が多めに入っている分だけ、冷水でシメた太麺ながらつけ汁がそう冷めないシフトの良さに感心しつつも、鶏らしい味わいが感じられるその絶妙感。

鶏白湯と言っても、鶏らしい味わいが少ないケースがよくあると感じていたが、このつけ麺はそんなストレスが吹き飛ぶほどに感じられて美味しくもあった。

太麺もまた全粒粉の自家製麺。加水高めによってその絶大にいい風合いとなっていた。それだけに麺が重い分、麺量感の質量は低くなっていたわけだ。

4個となった鶏肉だんごだったが、これがかなりまた良い風情で、4個が堪能出来て実に満足だった。

後半になってからこのつけ麺に合うと案内されていた自家製ラー油を、麺に乗せるようにして極力つけ汁に入らないようにして愉しんだが、なるほどこれは実に合っていた。

カウンタトップにポットが用意されていて、それを注いでスープ割りを口にしてもなかなか。こうなるとまぜそばもまた、気になるところだ。

気がつけば完食。いや、実に途轍もなくかなり果てなくとんでもなく、安らぎさえも感じて味わい深くそれは嬉しい美味さで良かった。

帰り際にこの「いや」で始まる言葉を全て言おうかと考えたが、結局口に出た言葉は、「とんでもなく美味しかったです!」で、「とんでもなく美味しかったです、頂きました!」と店内にその言葉が響き渡った。

(左フォト) 鶏白湯つけ麺特盛+鶏肉だんご[2個] (汁・麺)/入口の白い暖簾 (2013.02.10)


 自家製麺 鶏そば 一瑳 (イッサ)

 住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂1-8-11  TEL048-822-6611

 定休日:無休  営業時間:11:00〜15:00/18:00〜翌1:00※スープなくなり次第閉店

 アクセス:JR京浜東北線浦和駅西口下車。ロータリー左奥付近にある左路地のあさひ通りを入って
       程ない左手にあり。


周囲が雨降らずとも空を覆う暗い雲が何処からともなくその雨の匂いを運んで、節分の翌日に待つ立春に春の香さえも感じた二月上旬の月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、結局界隈は特に雨の懸念もなかった、そんな1日が過ぎた午後七時過ぎだった。

時に浦和駅周辺のラーメン店を調べていると、こちらの名前が浮上して気になるところとなった。2011年2月7日にオープンした浦和駅西口周辺で営業する、自家製麺を提供するラーメン店らしい。

そんなわけで店頭に到着すると駅近くのかなりいい場所で、外から店内がよく見えて厨房には男性が4〜5人おられるラーメン店だった。

首都圏で15ブランドにおよぶ外食店を運営している、株式会社TPDが手掛けるラーメン店のようだ。主力メニューは、あっさり鶏そば・濃厚鶏そば・鶏白湯つけ麺だそう。

さっそく入店して特にこれと決めてなかったが、券売機で濃厚鶏そばを選んで、サイドメニューも行ってしまえと鶏そぼろごはんとさらに味玉のボタンも連打。

振り向くと指定されたカウンター席に促されて、チケットを手渡してハーフコートを壁のハンガーに掛けてから腰を下ろした。

店内は大変に盛況で、周辺の押しも押されもせぬ堂々とした繁盛店と言った様相のこちらだった。多少待ちそうだが、そこは止もう得ないところか。

そう思いながら壁の案内辺りを確認しようと振り返ると、オーダーしたものが到着した。早いにも程がある。心の準備さえなかった。おそるべし一瑳さんだった。

ともあれ程なく到着。それではと行かせて貰えば、近年主流となりつつある適度に濃厚感のある、自然味が先に立つ鶏白湯スープ。

濃厚イコールこってりの時代は、もう終わりにしようと言わんばかりだ。

モミジの風情もいいそのスープが、全粒粉気味の中細ちぢれ麺に絡んで、やはり切なくなるほど素晴らしいシフトで良かった。

鶏そぼろごはんも実に美味しく、一歩先を行く風情の感覚が、こちらを流行らせているのだろう。

鶏の食材をよく知る方がプロデュースされたこちらのようで、その鶏の感動領域は並ではないものだった。

鶏ガラは岩手県産あべ鶏のスキガラをメインとして、脚部のモミジと臀部のボンジリに、首部も利用した豚が一切入らない鶏オンリーのスープだそう。

あべ鶏はビタミンEを添加した植物性飼料で育てたニワトリらしく、その効果もスープに現れているところなのだろう。

世間では安倍政権によるアベノミクスが持て囃されているが、あべ鶏だけにこれが本当のアベノミクス効果と今ならアピールしても面白そうだ。

チャーシューも豚で無く鶏チャーシューで、それがまたえらく秀逸で煮込んでいる感じで何とも柔らかく、カセットボンベのバーナーで炙ったのか焦げめが付いて実に美味しいものだった。

鶏の味わいに力強さを感じる素晴らしさで、思わず替え玉を追加オーダーしてさらに愉しんだ。

卓上に自家製ラー油や揚げエシャロットなどがあったので、その最終コーナーに入ってからスープへ投入して見たがこれが意外なほどに合っていた。

隣りの方が口にしていた鶏白湯つけ麺が、これまた旨そうなだけに再訪必至なこちら。気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく実にとっても良かった。

(左フォト) 濃厚鶏そば+味玉/細麺かえ玉/鶏そぼろごはん (2013.02.04)


落ち着いた風情が素敵な店頭。

鶏そばは、オーダーして駿足でやって来る。

鶏そばに合う自家製ラー油。おすすめ。

この蘊蓄は外にだけ貼ってある。

揚げエシャロットだけでなく魚粉もあった。

浦和駅西口そばのあさひ通り入ってすぐ。