食処 渓 埼玉・川口東口





梅雨も異常気象の波に飲まれて雨が少ないようで、見上げる空は曇りがちながら淡い陽射しが出ていた六月水無月前半の木曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、初夏の夜風がそよ風となってネオンを煌めかせていたそんな午後七時過ぎだった。

こちらもまた川口界隈にある、こだわりの店として気になっていた。アリオ川口の周辺で2007年9月に開業したこちららしく、その直ぐ隣りに支店をオープンさせた時期もあったようだ。

老朽化のためによる店舗の建物取り壊しにより2012年4月8日に一旦閉店。そしてその1ヶ月後にやや川口駅寄りのこの地に移転を果たして今日に至るこちらだそう。

そんなわけで仕事帰りに川口でまた途中下車して、大通りから直ぐ狭い道路を入ってしばらく歩いてその店頭へやって来た。

実は一度こちらに気づかず通り過ぎてしまい、何処に在るのか判らず周辺を探し歩いた。それでも判らずやむを得ず来た道を戻って行くと、なんだこのマッサージ店の看板が店先にあるこちらがそうだったのかと判った。

さっそく入店して行くとなんとも独特な雰囲気の店内。以前はスナックが営業していたような建物のこちらだった。なんとも比較的広いフロアだが、座席はカウンター席だけのままにしていた。

先客3人がそのカウンター席に座ってラーメンをすすっていて、その手前の席に腰掛けると左手の視界に券売機が見えたので直ぐ立ってその前へ行った。

すると券売機が壊れているらしく背後から店主の声が聞こえて来て、メニューを選んだらカウンターの場所で前精算して対応するそう。

それならばとカウンター席へ戻って予定通り渓つけめんをオーダー。その際に味付玉子も一緒にお願いしてその代金を支払った。

その際に並盛の麺量が少なければ大盛にするかとその麺量をお聞きすると、300グラム越えだそうで昨日の今日で夜だし「越え」の一言もあって並盛でお願いすることにした。

ふと券売機のそばには浅草開化楼の麺箱が置いてあり、厨房には寡黙そうな店主がおられて刻みタマネギもあって思わず高はし@赤羽のイメージが浮かぶこちらだった。程なく到着。

撮影している際に店主から何かしら言われないか、びくびくしている自分に気づいた。特に何も言われずこちらでは問題ないようだ。

それではと行かせて貰えば、浅草開化楼のウェーブ気味の極太麺がそれだけでも素晴らしいもの。そこにつけ汁が高はしとはまた違う面持ちだが、唯一無二でありながらも王道感を感じさせるその方向性は揺るぎない高はしのそれ。

鶏ベースの無化調つけ汁のようで、豊かな瀞みから絶え間ない旨みが高原のすずかぜのように人の心を洗うもので、その感動はスープ割りの最後のひとくちまで変わることはなかった。

後半になってからカウンターにあった有料の刻みタマネギを投入。風情に変化が出て、これまた美味しかった。

味玉も素敵で、気がつけば完食。電車に乗る前にまた駅東口スカイウォークの場所にある太郎焼本舗へ立ち寄り、今回は鯛焼きを店先で食してから帰途に就いた。

まぜそばや、らーめんも気になるところ。いや、とんでもなく絶大に果てなく、実に素晴らしく良かった。

(左フォト) 渓つけめん+味付玉子(汁・麺)/この斜めの道を入る (2013.06.06)


 食処 渓 (けい)

 住所:埼玉県川口市幸町3-6-5  定休日:月曜日 ※祝日は営業して翌日休み

 営業時間:平日土曜11:30〜14:00/17:30〜(20:00〜21:00頃)◆日曜祝日11:30〜(15:00〜16:00頃)

 アクセス:JR京浜東北線川口駅東口下車。東口ロータリー前の産業道路を左手に歩いて程ない
       斜めに入る左路地を歩いて行き、350mほど先の川口陸橋の手前直前右側にあり。

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暗い道路でここだけ明るいので判り易い。

刻みタマネギは有料なので支払いを忘れずに。

帰りのスイーツに悩んだら太郎焼本舗。