浦和 新勝軒 埼玉・浦和西口 ※閉店





春霞たなびく春の空から春の陽射しが注いで、春らしい気温から街角に春の装いを感じた、そんな春が加速していた三月弥生前半の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば市内でレッズ戦があったらしく主要道が渋滞で、路線バスが来る気配が無く機転を利かしていつもと違う路線バスのバス停まで歩いて来たバスで浦和駅へ。

その甲斐あっていつもより15分遅れた程度で済み、それならばと予定通りこちらへ向かうことにした。 実はしばらく前にこの周辺で乗ったタクシーの運転手さんから、浦和には以前二軒の浦和大勝軒があったことをお聞きしたことがあった。

一軒は少し前に訪れた浦和大勝軒で、もう一軒は数年前に閉店して行ったと教えて貰った。そんな折りにこちらの存在を知って、気になるところとなっていた。2011年10月にオープンした東池袋大勝軒系のようだが、きっとそのことの何かしらを知っているかも知れない。

その店名を見ていると、とある大勝軒系グループが名付けるような風情があるだけに、もしやそちら系の大勝軒系かとも思ったが、その公式サイトで紹介されてはいなかった。

そんなわけで様々な伏線がはらみながらも、今夜こそとなってその店頭へやって来た。実は先日周辺某店を訪れた際にも店頭に立っていただけに迷うこともなかった。建物の二階にあるこちらで、比較的急な傾斜の階段だが、まごつくほどでもなく上へ上がって行く。いわゆる空中店舗のこちらだ。

二階へ上がっても入口と同じ小振りの暖簾があり、それをくぐり抜けて扉を開け店内へ入った。すると厨房に老練そうな店主がお一人でおられるだけのこちらで、やはり某グループ系とは関係無さそうだ。

奥寄りの店主の前のカウンター席へ腰掛ける。メニューからつけめんの並盛が300gとなっていたのでそれで行こうとなってお願いした。

腰掛ける前から世間話しを始めていて、冒頭からさっそく本題に入ると、数年前まであった池袋大勝軒浦和店の店主こそ、なんと現在こちらで営業する店主その方だった。

浦和大勝軒が西口側の県庁周辺で営業しているのに対して、東口側で営業されていたそうでお互いの創業の時期はほぼ同じ頃だったそう。

周辺の複数の商店が閉店して界隈が寂れて行ったのを契機に、店を閉めて東松山へ移転させたのだそう。そこで3年近く営業しておられたらしい。土日はかなり忙しかったが、平日はかなり暇だったらしく、結局そこもたたんで1年半前にこちらを開業させた店主なのだそう。

なるほどそうだったのか、だった。10年ほど前に東池袋大勝軒におられた方らしく、蕨や所沢や八王子に平塚の大勝軒店主とほぼ同じ頃に修行されていたらしい。

入口近くにある山岸氏のサインは、なるほど2003年に頂いたものだった。店名が佐貫の大勝軒の田代氏が思いつくような店名だと店主に告げると、そこはもちろん田代氏をよくご存じで一番の出世頭だと崇めておられた。

ふと見ると客席周りには幾つかの場所に小型のノートが紐で繋がれてボールペンが一緒に用意されていた。ノートを開くと来店客が好きなことを書き入れていた。なかにはこちらで提供されているスタミナラーメンを褒める文章なども見受けられた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、縦横無尽の東池袋大勝軒感がもう実にたまらないもの。11時間炊き出しだ東池袋のスープだそう。

自家製麺は気持ち細めの太麺で、これがまた感涙ものの良さと言えた。周辺の良き外食店のこちらであまり待たせないよう茹で時間を考慮して出来うる限りの中でやや細めにしたのだそう。

スープ割りをお願いして頂いたが、これがまた絶大に良かった。気がつけば完食。いや、これはかなり途轍もなく実にとんでもなく素晴らしかった。

(左フォト) つけめん並盛(汁・麺)/2階店舗 (2013.03.10)


 浦和 新勝軒 (シンショウケン)

 住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤6-2-14トキワビル2F 定休日:月曜日

 営業時間:11:00〜16:00/17:30〜22:00 ※土日〜21:30 つけめん麺量:小150g/普300g/大450g

 アクセス:JR京浜東北線ほか浦和駅西口下車。西口ロータリー5番バス乗り場より国際興業バス
       大久保浄水場行または桜区役所行へ乗車して六間道路バス停で降車。少し戻って十字
       路を右折して、程ない右手の建物の二階にあり。



建物の右端にこちらへ上がる入口がある。

山岸氏の色紙が飾られていた。

寄せ書きのノートに様々な記述が成されていた。