らーめん佐藤 埼玉・北浦和 ※閉店





北寄りの風で冷え込むものの青空から爽やかな陽射しが注いで、花々を震え上がらせながらも春が過ぎて行く四月卯月下旬の月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、日中は気温が上がったが、陽が暮れてまた寒さひとしおの午後七時過ぎだった。北浦和地区のラーメン専門店をすでにかなり訪れているが、こちらがまだであったと言うことで今回訪れることにした。

そんなわけで、また北浦和行きの路線バスを利用して、西口ロータリーから少し歩いたその店頭へやって来た。周辺には幾つかの、既訪店が営業している界隈だ。

時に立川勤務時代にラーメンスクエアで営業していたらーめんえんやさんだが、すでに卒業して現在は王子駅周辺で営業しているようだが、立川ラースク以前は北浦和のこちらの建物で営業していたようだった。

店頭にはビジュアルインフォメーションで魚介系豚骨らーめんとして、海鮮らーめんと特製つけ麺が紹介されていた。さっそく入店すると右手に券売機が設置されており、見ると様々な提供メニューのボタンが多種多様に用意されていて思わずどれにするか悩むところとなった。

特製豚骨らーめんらしい佐藤らーめんに、塩味らーめん、正油味らーめん、みそらーめん、担々麺、さらにはちゃんぽんもあった。

そこで厨房におられた店主にオススメをお聞きすると、店頭でも紹介されていた海鮮らーめんがこちらのイチオシだそう。

豚骨らーめんがウリのこちらだけに、もっと違うオススメがあるかと思ったが、こちらで言う魚介系豚骨らーめんとは、そのことを指していたのかと理解出来て、それならばとそのボタンを選んだ。

魚介系と来れば魚粉や煮干しが使われるのが一般的な昨今だが、海鮮食材で豚骨らーめんを楽しませるラーメン店はあまり見掛けないだけになるほどそうだったのかとなった。

えんやと言うラーメン店が以前入っていた建物か、世間話しの取っ掛かりとして話し掛けると、確かにそうだと教えてくれた。立川で営業していた時に、そちらを訪れたので思わず確認しただけと返した。

丸三年になるこちらだそう。特に大したこだわりはないと言い切る店主の言葉に、むしろかなりこだわりを持たないと普通そうとは切り出さないだけに、思わずこれからやって来るラーメンに期待をするところとなった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、様々な海鮮食材がいいダシになりつつも、口にまとわりつくべたつきは豚骨から来る粘度の高さを感じさせるもの。

高額そうな海老に肉厚の帆立、さらにプリッとした牡蠣とムール貝に軽く噛むだけで簡単に千切れる柔らかいイカ、どれもがとても新鮮な風合いが素晴らしいものばかりだ。

また独特な太麺のコシが新しい方向性を感じさせて、思わず店主のセンスの良さに敬服するばかりとなった。太麺が面白い切り口だと褒めると、なんとチャンポンの麺だそうで、そう言えばこれはそうだったかとなった。

カンスイを使わない麺にするとは何処までもおそるべしで、そこのところも褒めるとチャンポンの麺が唐灰汁による麺だとは知らなかった佐藤店主だった。

さらに世間話しを続けると、かなり有名な高級中国料理店で修行しておられた店主で、公表不可とのことで知りたい方は是非とも直接訪れて確認して欲しい。

食した海鮮らーめんが道理で美味かったはずだと、思わず納得してしまったそんな修行先であった。替玉がこちらも100円で、支払ってそれも楽しんで海鮮らーめんをさらに堪能させて貰った。

気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく素敵で、実にとても美味しかった。

(左フォト) 海鮮らーめん/替玉/店頭外観 (2013.04.22)


 らーめん佐藤

 住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-33-7  TEL048-764-8166

 定休日:不定休  営業時間:11:30〜15:00/17:03〜24:00 ※日・祝日〜22:00

 アクセス:JR京浜東北線北浦和駅西口下車。ロータリーから斜め右に延伸するハッピーロードを
       歩いて行き、交差点を渡って更に直進して100mほど歩いた右側にあり。