中華料理 明園 埼玉・北浦和東口





まるで初冬になってしまったかのような冷え込みとなって、さらに冷たい雨が降り続いて思わずハーフコートを羽織って出掛けた四月卯月も下旬となって来た週明けの日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、午後早い時間には雨も上がって、気温は落ちたままながら歩きやすいそんな午後七時過ぎだった。

今夜は北浦和界隈でひっそりと佇む、そんな路地裏にあるような中華料理店に入ることが出来ればベストと言う想いを胸に描いて、また北浦和行きの路線バスでその界隈へやって来た。

しかし一番その状況に近い中華店はネットの情報によれば今日は定休日で、まぁその近くのつけ麺店でもいいかなと思いつつそちらの店頭へ到着した。

直ぐそこの路地を入れば、出来れば営業していて欲しかった中華店があるだけに、そこは念のため本当に定休日により休業しているのか確認してしまうもの。

と言うことで見れば、これがなんと路地の奥にある中華店の入口から明かりが漏れており、赤茶色の暖簾が折りからの微風で風情も豊かに揺らいでいる店先だった。

こういうのを嬉しい誤算と言うのだろうか?ともあれそんなわけで、そんな中華料理店が何を隠そうこちらで、もはや今夜のラーメンはこちら以外には考えられなかった。

さっそくその路地を進んで行き、さり気なく入ろうとすると、なんと急に中から店主らしき方が出て来て、思わず驚いて入らず店先を通り過ぎてしまった。

そんな経験って、皆さんもあるのではないだろうか。おそらく近くに買い物へ出掛けたのだろう。このままでは単なる不審者に思われかねないので、そこは戻って仕切り直して店内へ入って行った。

すると奥さんが店番をされていた静かな店内だった。日曜日が定休日では?とお聞きすると、普段の定休日は第二日曜日だけなのだそう。

右手のテーブル席へ腰掛け、さて何をオーダーするか壁に貼ってある提供メニューを見ると、700円するラーメンミニチャーハンセットが目に入り、それならばとなってそれをお願いした。

まもなく店主が戻って来られて、思わずご挨拶。オーダーを見て厨房へ入って行かれ、程なく中華鍋を振る大きな音がその厨房から響いて来た。

34年前に開業した中華店だそうで、すると昭和54年頃から営業を始められたようだ。調味料卓には、やたら大きな容器に入った、自家製らしきラー油があった。程なく到着。

それではとラーメンから行かせて貰えば、これがあっさりしながらも、なかなかの美味しさを誇る醤油ラーメン。

若干濁ったスープで、豚骨ベースのふくよかな風合いがまた良かった。カイワレがラーメンの具材として乗っていて、それがまた昭和後期のラーメンを象徴していた。

ミニチャーハンは適度な盛り付けで、真っ赤な紅生姜が添えられて、レンゲならぬ銀製のスプーンで食べるようにチャーハンが盛られた皿に乗って一緒にやって来た。

思わずここ最近来集軒の訪問が続いているが、そんな老舗中華店らしさにそうした中華店のご出身かを確認させて貰うとそうでは無かったようだった。

気がつけば完食。いや、味わい深く実に素敵で、しみじみとした風情がとても良かった。


(左フォト) ラーメン/セットミニチャーハン/メニュー (2013.04.21)


 中華料理 明園 (メイエン)

 住所:埼玉県さいたま市浦和区元町2-2-8  TEL048-886-8351

 定休日:第二日曜日  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜20:30

 アクセス:JR京浜東北線北浦和駅東口下車。ロータリー奥の北浦和駅東口交差点を右手の浦和
       駅方面へ進んで行く。一つ目の左路地を直角に曲がる方の道に入って一つ目の左路地
       を入り奥の曲がり角にあり。徒歩およそ5分。

.

JR京浜東北線北浦和駅東口より徒歩およそ5分。

大きな容器に入った自家製らしきラー油があった。

路地を覗くと向こうに見える。店舗遠景。