満開屋 埼玉・川口東口





青空が見えながらも雲が多めに浮遊している所為か陽射しが淡く、湿気が少ない分過ごし易かったそんな五月皐月後半の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかで爽やかな午後七時過ぎだった。

今夜はJR川口駅東口周辺で行こうと幾つかの候補店の資料を携えて、またその東口に降り立った。帰りにまた太郎焼を買って帰宅しようという思いを抱いて。

ところがそれら店舗の住所を頼りに訪れると、どれもが既に閉店してしまったのか見つからなかった。

念のため社内のK氏からも情報を集めてお聞きした中華店辺りに立つと、これがまたその区画付近の建物が取り壊されていて無情の工場現場の白く高い塀が行く手を塞ぐばかりであった。

やもう得ずその慣れない周辺を散策すると、先日某店を訪れた際に気がついていた、こちらの建物が手を招くように目の前に立ち塞がった。

場所がいいからというのもあるのかも知れないが、面白いくらいに通りを歩いていた人がこちらへ吸い込まれていた。そう言えばこの前もやはりそんな感じで盛況なこちらだった。

そんなわけで今夜はこちらで行くかとなって入店すると、カウンター席一番手前の空いていた席に促されてそこへ腰を下ろした。

店頭には「北の大地の野菜をベースに、じっくり時間をかけて焼いた、甘さのある味噌と濃厚な鶏ガラ豚ガラとを合わせ、奥深い味わいに仕上げました」と言った口上が入口の上に見られた。

満艦飾なメニューリストを広げると実に様々なラーメンが用意されていたこちらだったが、後続して入って来た方が開口一番に満開みそらーめんとオーダーして奥へ消えて行き、思わずそのメニューの冒頭にあったこともあってつられてそれをお願いすることにした。

店頭にあった白木の板には、豊華食品特選小麦粉使用麺と記されていた。豊華食品工業は都内板橋区に本社がある、高級中華店などへ収める老舗製麺所だ。

こちらは昨年9月20日にオープンしたばかりのラーメン店らしい。川口本店とあったのでそこら辺を確認させて頂くと、現在こちらだけだそう。

ネットによれば初日から三日間は、満開みそらーめんなどを500円でふるまったらしい。なるほど最近こうした傾向は、都内でも見受けられるもの。

サイドメニューは焼餃子以外にも、新店で多く見られる鳥唐揚も加わり、酒の肴となりそうな一品料理も豊富なラインナップだった。そこに居酒屋的な戦略が伺えるアルコール類には、角ハイボールやチューハイ・サワーも各種あった。

ご飯ものも鰹節・生卵を使った「武士卵丼」や、白髪ネギ・細切りチャーシューを使った「ネギチャー丼」と言った順当なものだけでなく、「満開手巻」なるのり巻き系メニューも用意されていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これはかなり素敵で美味しい味噌ラーメン。厳選ゲンコツをじっくりと煮込んで、そこに鶏ガラやモミジも厳選したものを加えたのだそう。

豊華食品製の中太ちぢれ麺は国産の数種類の小麦粉を使用することで、麺自体の風味にもこだわったものだそうでなるほどかなりの出来だった。

チャーシューが分厚いもので美味しく、味噌スープも変な濃さがなく自然な瀞みが豊かな風合いでなるほど流行るはずと言えた。

気がつけば完食。いや、これはなかなかとても実に良かった、かなり満足度の高い大変よく出来ていたそんな満開みそらーめんだった。

(左フォト) 満開みそらーめん/メニューリスト/店頭外観 (2013.05.18)


 みそらーめん 満開屋 (マンカイヤ) 川口本店

 住所:埼玉県川口市栄町3-5-14  定休日:無休  営業時間:11:00〜翌1:00

 アクセス:JR京浜東北線川口駅東口下車。東口スカイウォークを利用して川口そごうの前まで行き、
       その手前にある左手の階段を下りて行く。そのまま前進して一つ目の右路地を入って少し
       歩いた右側にあり。