熊ぼっこ 埼玉・西川口西口





一度止んだ雨が夜半にまた本降りとなったようで、朝から五月雨がしとしとと降り続いていた梅雨時らしい六月水無月半ば週明けの日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、午後には天気が持ち直して夏の日射しさえ出ていた、日暮れて夜風が爽やかなそんな午後七時過ぎだった。

西川口某店訪問の際に実はこちらもまた見つけて気になっていた。なんと熊ぼっこが営業しているとして、それは驚いたものだ。

秋葉原家電量販店時代10年近く外商営業を担当してADバンを運転して都内を回っていたが、そんな折りに数度入ったような気がする。どさん子と勘違いしていなければだが。

そんな熊ぼっこだけに気になるところとなって、今夜はそんなこちらの店頭へやって来た。白地の生地に熊ぼっこと店名が記された暖簾が、素敵な佇まいを造作していた店先のこちらだった。

さっそく入店すると常連さんらしきお二人と店主がおられるフロアで、味のある店内に思わず眺め回してしまった。

入口寄りのカウンター席に腰掛けて壁面のメニューからそこはやっぱりと味噌ラーメンを選んで、ふと餃子が店内の案内でなかなかこだわっていそうだったのでそれも一緒にお願いすることにした。

創業35年になるこちらだそう。すると昭和53年頃の1978年頃に開業したところだろう。昔はそう遠くない上中里周辺に熊ぼっこの本部があったそうだが、残念ながら諸事情により閉業して無くなってしまったそうだ。

熊ぼっこのその成り立ちは、どさん子から分家された味噌ラーメン店だそう。どさん子をやっておられた方が、関係したブランドと言う意味合いだろうか。

そう言われて見れば似ている部分が結構あると当時から感じていたもので思わず納得してしまった。そう言えば駅の反対側にはそんなどさん子があるようだが、交流が無いのかその話しが続くことは無かった。(※どさん子でなく、どさん娘でした)

そんな世間話しの中で、狸小路もまたどさん子チェーンが関与していたことを教えてくれた。つまり「熊ぼっこ」と「狸小路」は、「どさん子」の流れから来ていたと言うことになる。

よく常連さんに熊ぼっこが足立にもあると言われるそうで、ケータイで調べるとその六町周辺に在るようだった。そこら辺をさらに調べて見ると、御徒町や沼袋に志村坂上、一之江や久喜にも熊ぼっこが在る感じだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これがなかなかかなり泣ける味わい。味噌の豊かなコクが野菜のうまみの相乗効果からなのか、何ともしみじみと来るもの。

柔らかめの平打ち麺がまた素敵で、独特にして王道感が在るもの。味噌ラーメンで泣きたくなったら、こちらに来ればかなり泣けそうだ。

即席ラーメンが生まれて今も販売されている商品は、大抵昭和40年代に産声を上げているが当時流行った人気店のラーメンを参考にしているはずで、そんなところが思い浮かぶ味噌ラーメンと言えそう。

餃子もまた全く同じことが言える美味しさと言えて、どうすればこんな素敵な餃子が出来るのか。まるで遥かな郷愁の想いが、さざなみとなって打ち寄せて来るようだった。

気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく実に素敵で味わい深く、果てなくとっても良かったそんな味噌ラーメンと餃子だった。

(左フォト) 味噌ラーメン/餃子/店頭外観 (2013.06.16)


 本場の味 サッポロラーメン 熊ぼっこ 西川口西口店

 住所:埼玉県川口市西川口3-30-18  TEL048-256-5258

 定休日:木曜日  営業時間:11:00〜21:00

 アクセス:JR京浜東北線西川口駅西口下車。ロータリー奥の駅前大通りを歩いて行き、変則四叉路
       を左斜めに進みその先の交差点を越えて程ない左側にあり。徒歩およそ4分。