自然洞 麺舗 埼玉・北浦和西口 ※閉店





冷たい霧雨が時折だけ落ちて来たかと思えば本降りとなって、早咲きのサクラを濡らせていた四月もそう先ではなくなって来たそんな三月弥生下旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、そんな雨も夕暮れ前には止んだようで、サクラがそうさせたのか冷え込みも落ち着いて薄いもやが立ち込めていた午後七時過ぎだった。

先日こちらの創業店舗となる東口店を訪れて、店主は西口店の方におられるとして、そこはその時からもちろん気になっていた。

そんなわけで霧とも言えない薄いもやが湿度の高さを物語っていた中、また路線バスで北浦和へ出て、駅からそう遠くないその店頭へやって来た。

以前はこちらが経営していた醤五郎と書いてジャンゴロウと読ませる、2010年8月23日にオープンしたガッツリ二郎系のラーメン店だった場所。しかしそちらを閉めて店主が東口店から移動し、2011年5月10日自然洞2号店として営業を開始した西口店のようだ。

さっそく入店すると先述した湿度も手伝ってか眼鏡のレンズが直ぐに真っ白となって、しかも拭いても拭いても拭いても視界がしばらくクリアにならないほどの店内の湿気だった。

ともあれ券売機のボタンの文字が若干見えて来たので、意図的に東口店の時と同じチャーシュー増しの自然洞白ラーメン大盛となるようボタンを連打した。気持ちまだよく見えてなかったこともあって、つい大盛ボタンを二度押してしまった。

お詫びしてその分を返金して貰ってから傍のカウンター席へ腰掛けた。するとこちらではチャーシュー増しの分が通常入るチャーシューとは違う特別バージョンにも出来るそうでもちろんそれでお願いした。

また無料トッピングで魚粉エキスと玉ねぎによる揚げネギを申請すれば別皿で提供してくれる案内が目の前にあったので、それをお願いすることにした。

さり気なく何故醤五郎を閉めてしまったのかお聞きして見ると、トンコツの職人が辞めてしまったからと教えてくれた。そう言えば大宮にこちらで修行した方が独立して店を持っているらしいがその方のことだろうか?程なく到着。

東口店は100円増しの乱切りチャーシューだったが、こちらは200円増しの特別バージョンのチャーシューだけにドンブリの中で目立っていた。

それではと行かせて貰えば、東口店とほぼ同じビジュアルと無化調のその方向性の味わいながら、そこから感じられる感性は、実に対局的な違いを感じる面持ちがあった。

こうして比較して口にして見ると全般的にワイルドさを感じた東口店のラーメンに対して、西口店のこちらは端正にして優しさが前面から感じられるもの。どちらがいいとか悪いとか言うものでは無く、むしろどちらもそこは素敵なラーメンと言えた。

揚げネギはよくある白ネギのものに対して甘みを感じるもので、魚粉エキスは唯一無二の魚介感があってどちらもとても良かった。

2種のチャーシューも、やはり素敵で、気がつけば完食。創業店舗の東口店に製麺機があると聞いていたので、店主が向こうへ行って製麺しているのかと思った。しかしお聞きして見ると、向こうの店長さんにそれも任せているそう。

あのラーメンを提供する店長さんだけに、なるほどそこは納得できるものであった。次回はこちらだけの昼は700円が590円になる、野菜増し無料の自然洞スペシャルを愉しみたいところ。いや、こちらもかなりとても素敵な風情で、なかなかの無化調ラーメンと言えた。

(左フォト) チャーシュー自然洞ラーメン白大盛/無料トッピング/店頭外観 (2013.03.27)


 自然洞 麺舗 (ジネンドウ メンホ) 西口店

 住所:埼玉県さいたま市浦和区北浦和5-1-2  定休日:日曜日

 営業時間:平日11:30〜15:00/17:00〜23:00◆土祝11:30〜15:00/17:00〜〜21:00

 アクセス:JR京浜東北線北浦和駅西口下車。駅前ロータリー右斜め前方の道路を進んで行き、
       一つ目の右路地を入って200m程歩いた右側にあり。徒歩およそ4分。