池田家食堂 埼玉・蕨西口





喜多方ラーメン発祥の店と称される店と同じ店名の中華店を訪れると、そこは大戦前に開業した銀座の中華店の暖簾分けの店であることが判った。

そこを出た後で一息つくかとなって、予定通り市内を横断するように歩いて蕨城址公園へ。蕨市民会館の隣りにある公園で、小さい池ではカモが愛嬌のある仕草で歩いていた。

そしてそのさらに隣りに位置する、和楽備(わらび)神社も訪れた。二拝二拍手一拝をして参拝。こちらの神社でもまた御守りを購入。今回は厄除け開運仕様にして見た。

そしてそこからそう遠くない、こちらへ予定通りやって来た。平屋の建物の入口に中華料理と記された白い暖簾が掛けられていて、それが無ければ外食店と判断さえ出来ないこちらだ。

少し前に周辺某店を訪れた際に店名看板が無いこちらを見掛け、帰宅してからこちらが中華食堂であることを知ってその老舗ぶりに興味が湧いていた。

さっそく入店して行くと、こちらもまたなかなかの風情を有していた店内だった。

テーブルが5卓あり先客が5人居て一人一卓ずつ占有しているところで、目の前の一番道路寄りのテーブルに座る方へお辞儀してその方の前の椅子に腰を降ろした。

するとそのテーブル席に座る方がチャーハンを食しておられたのだが、これがなかなかの光り輝くチャーハンだった。程なくして食事を終えたその先客が、精算を済ませて出て行かれた。

見た目がかなり美味そうなチャーハンだっただけに、2軒目でラーメンだけを嗜むつもりで来たが、もはやチャーハンを外すことは出来なかった。

とは言えラーメンを外すのも無理で、半チャーハンは無いそうでそれならばと、オーダーはラーメンにチャーハン気持ち少なめでお願いした。

店名看板がなぜ無いかと言うことに触れさせて頂くと、聞き間違いでなければ誰かに古臭い表示と言われたから消したと言うことだった。おそらくそれは、洒落で言ったことだろう。

10年くらい前に蕨市内の特集をした雑誌に当時のこちらの店頭が撮影されていて、それを見せて頂きながら昔はこのようにちゃんとした店名看板があったことを教えてくれた。

その店舗外観を見させて頂くと、両脇がスポンサーのロゴ広告になっていて、ペプシも然ることながらミリンダのマークに感涙するしかなかった。

45年前に開業したこちらだそうで、すると1967年頃にオープンしたところだろう。やはり完全無欠の立派な老舗中華食堂のこちらであった。程なく到着。

ラーメンとチャーハン同時に来たので、思わず無意識にチャーハンから口にする。

もう何この美味さはと言うもので、これだけ瑞々しくてこれだけうまいと思えるのはちょっとないくらい。やや塩気が立つもので、とにかく絶大に美味しい。

これではラーメンの麺が伸びてしまうとして、それを一旦横においてラーメンを口にして行く。そのラーメンがまた香味野菜が効いたかなり素敵な美味しさ。

昭和30年代後期に足を掛けた昭和40年代前期創業らしいラーメンの味わいで、質実剛健的なチャーシューの愛くるしさと言ったらなかった。

やや中太の麺の風合いも良く、メンマがまたなかなかだった。気がつけば完食。

チャーハンは某氏も経験済みだったようだ。それにしてもチャーハンが美味かったが、ラーメンもかなり実にとても良かった。

(左フォト) ラーメン/チャーハン気持ち少なめ/10年前の外観 (2013.05.28)


 池田家食堂

 住所:埼玉県蕨市中央5-3-14  TEL048-431-4503

 定休日:日曜日  営業時間:12:00〜14:00/17:00〜19:00

 アクセス:JR京浜東北線蕨駅西口下車。ロータリーから延伸する道路を進んで行き、蕨ピアロード・
       蕨中央一番街を抜けて蕨中央商店街に入りしばらく歩いた左側にあり。徒歩およそ10分。

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周辺に鎮座する和楽備(わらび)神社。

二拝二拍手一拝する参拝の作法案内があった。

蕨駅西口から商店街をひたすら歩いて行くと左手にある。

壁面に大きく貼られた黒い模造紙のお品書き。

10年前のこの雑誌に当時のこちらの店舗が映っていた。

暖簾が無いと、もう何屋だか判らないこちらだ。