下頭橋ラーメン 埼玉・戸田公園
※店内撮影する場合は許可が必要







昨夜のぐずついた天候が幻であったかのように陽射しが燦々と注いで、蝉の静かに響く喧噪が夏の香りをより引き立てていた、七月も下旬間近になって来た休日の金曜日だった。

時にこのサイトでも何度か土佐っ子と言う名前が出て来るが、そのラーメンを慕う方が首都圏には数多くおられることだろう。

土佐っ子自体は現在でも池袋で営業しているようだが、昔の経営とは違うらしくラーメンもまた往年の背脂ちゃっちゃっではないらしい。

そんな往年の背脂ちゃっちゃっラーメンは土佐っ子で修行した多くの方々が、店舗を開店させて営業して来たが現在では一部の店舗が閉店してしまったようだ。

何度か訪れた御徒町の貫ろくもそんな一店だったが、先日ネットでその閉業を知って大変に残念な思いが過ったものだ。

先日実は埼玉県内のラーメン店を追っている際に、そんな一店舗のこちらを知るところとなった。土佐っ子の流れを汲む中でもかなり近い味わいを再現しているらしい。

元祖環七土佐っ子の味を引き継いだ環七沿い板橋区常盤台の下頭橋ラーメンが2007年2月に閉店して、その4月にその下頭橋の看板を引き継いだ新しい下頭橋ラーメンのこちらだそう。

そんな形でその周辺にオープンしたラーメン店で、その支店になる戸田店は2007年12月からこの地で営業を始めたらしい。

ネットでは情報が錯綜しており、営業していない可能性も考えられた。しかしブログをやっている方が最近訪れてこちらを紹介しておりおそらく大丈夫だろう。

先日千駄木を訪れた際に、いつものマスターからも様々な関連する情報を頂いて、こうなればとなって今回出掛けることにした。

そんなわけで赤羽まで行き、そこから埼京線電車に乗り換えて戸田公園へやって来た。改札を出ると来月三日に催される、戸田橋花火大会のポスターが貼り出されていて目立っていた。

国道17号の中山道に出て右手へ進んで行くと、こちらの黄色い袖看板が見えて来た。赤い生地にラーメンと記された暖簾が店先で揺らいで、その営業を目の当たりにして店頭でその安堵の息をついた。

ホープ軒系に端を発する元祖環七土佐っ子らしく、下頭橋ラーメンはその中でも一番正統派と広く認識されているそう。その読み方は「げどばし」とも「げとうばし」とも言われているようだ。

さっそく入店して、豚骨醤油ラーメンをオーダー。フロア内には店名由来の案内があり思わずそれを撮影した。すると店内を撮影する場合は許可が必要だそうで、とは言え一言告げれば問題ないそうだ。

そんな店名由来によれば、元祖土佐っ子の味は一軒の屋台で生まれたそうで、その場所こそ板橋の下頭橋なのだそう。下頭橋の心を持つことこそが、初心にかえる意気込みであり、そこにこの店名の意味があると言う。

現在の下頭橋ラーメンの店主もおられた、初期の下頭橋ラーメンの末期のラーメンの味は、本来の元祖環七土佐っ子とかなりのずれがあったと聞く。

それを現在の下頭橋ラーメン店主が、元祖環七土佐っ子OB数人に頭を下げて、その味わいの手ほどきを受けられたそうだ。

板橋区常盤台にある本店は夜営業だけだが、こちらの戸田店は昼営業もやって最寄り駅からそう遠くない場所だけに行きやすい。

最近になって北海道札幌で下頭橋のラーメンを提供する店が現われているが、本店で修業を積んだ方が許可を貰って提供しているそう。程なく到着。

元祖環七土佐っ子ラーメンと言えば、ラーメンドンブリの底にタレが沈んだもの。松戸稔台で営業した店舗もそうだった。まずはそれを良く馴染むように掻き混ぜて行く。

それではと行かせて貰えば、かなり途轍もない美味しさで、一気に感度領域に到達する素晴らしさ。

なんたる美味さなことか。全てが完璧に近い下ごしらえもあるだからなのだろう、泣ける美味しさとはこのことと言えるほどだった。

それだけに、気がつけば完食。数量限定で特製チャーシューのはぎれ部分を500円で販売している案内を目ざとく見つけて精算時にそれを購入。

夕飯はそれを使ってチャーハンを作って嫁さんと二人で堪能させて貰ったが、かなり素晴らしいチャーシューでとても美味しかった。

それにしてもこちらのラーメンは、土佐っ子ファンにはたまらない一杯と、ファンの誰からも言われることだろう。いや、美味さ無限大の果てなく何処までも素晴らしい味わいの土佐っ子ラーメンだった。

(左フォト) 豚骨醤油ラーメン/店名由来/店頭外観/自宅で作った炒飯 (2013.07.19)


 元祖環七 下頭橋ラーメン (ゲトウバシラーメン) 戸田店

 住所:埼玉県戸田市川岸3-1-9太平洋荘店舗103  TEL048-430-5506

 定休日:第2・4火曜日  営業時間:11:30〜14:30/18:00〜翌3:00

 アクセス:JR埼京線戸田公園駅西口下車。ロータリー奥のオリンピック通りを左手へ進んで行き、
       ガードを潜ってさらに歩いて川岸三丁目交差点を右折。その国道17号を150mほど歩いた
       右側にあり。徒歩およそ8分。



最寄り駅はJR埼京線戸田公園駅。

今年の戸田橋花火大会は、来月の三日土曜日。

大変に丁寧な食後のお願いインフォ。