横浜ラーメン あばん 埼玉・上尾





青空に浮かぶ雲が多いものの強い陽射しが夏の煌めきとなって、妖精の悪戯のように南風が木々を揺らしていた八月葉月後半の休日火曜日だった。

気になる店名の中華店が上尾駅周辺にあり、こちらもあって大宮の先の上尾にも遠征して見るかとなって今回出掛けることにした。

そんなわけで上野駅から高崎線直通電車に乗って上尾で下車。まずは気になる中華店の住所を頼りにその場所に立てば、閉店して既に数年経過しているよう。その店名を平和軒と言った。

と言うことでそこを離れて踏み切りを利用して、線路の向こう側に移動してこちらの店頭へやって来た。まもなくと言う頃数人が先に入店して行き、かなり流行っている人気店であることが直ぐ判った。

赤い暖簾とその上に張られた赤いビニールシートどちらにも、横浜ラーメンと言う冠に店名あばんの文字が大きくプリントされていた。

春日部が本店で神戸や新潟にも関連店がある、そんな横浜ラーメン味濱家で修行された方が営むラーメン店らしい。市民体育館前周辺の上尾市の川町で1998年にオープンしたこちらのようだ。

2005年にこの上尾西口駅前店をオープンさせ、一時期だけ二店舗体制で営業していたようだが、翌年の2006年に駅から1km離れていた本店を閉店させてこちらだけとなったようだ。

右手の券売機の存在に気づいてその前に立つ。長年人気となっているらしい岩のりラーメンも気になったが、ネギ好きだけに今回青ねぎラーメンを選んだ。

券売機のボタンで太麺と細麺を選ぶようになっていたのでそこは太麺にした。チケットをお店の方に手渡すと、厨房側の入口寄りにあるカウンター席の一つに促されてそこへ腰を下ろした。

回数券を販売しているこちらで、5枚綴り3500円の値引きは無いものの、味玉サービス券2枚など様々な特典があるようだ。目の前には調味料がずらりと並んで、壮観と言えるほどだった。

もう一軒行くか行くまいか悩んでいたが、まあ今日はここだけにするかと結論が出て、それならサイドメニューも行ってしまえとなった。

振り返ってネギ丼のチケットを後買いすると、すぐにお店の方が気づいてくれてそれを受け取りに来てくれた。ふと見ると後続客が続いて、待ち客が外にあぶれていた。

ネットで好評なのがよく判るほどに、周囲の先客の方が満足顔でラーメンをすするそんな光景を目の当たりにした。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なるほどなかなかの美味しさ。豚骨と鶏ガラのみで炊いたこってり気味の横浜家系シフトに近い味わいのラーメン。

家系らしい横浜ラーメン的な風合いがありながらも、唯一無二感が広がりつつ、これは王道の二文字が表出する素敵なラーメンだ。

丸富製麺の特注仕様による太ちぢれ麺は、平打ちならぬ縦長の長方形にしたものだそう。かなりこだわりを持ってそうしたらしい。

フランス語で時代の先端を行く芸術をアバンギャルドと呼ぶが、そこから来ているのかそこら辺をネットで調べて見ると、店主の大学時代のサークルの名前がそれらしくそこから店名となったようだ。

ちなみに高崎線新宿直通特別快速のアーバンから来ているのではないか、と言う説も見つけたが思わずそちらを後押ししたくなってしまった。

ネギ丼もボリューム良くて美味しく、気がつけば完食。いや、これはかなり果てなくどこまでも良かった実に素晴らしい青ねぎラーメン太とネギ丼だった。

(左フォト) 青ねぎラーメン太/ネギ丼/店頭外観 (2013.08.20)


 横浜ラーメン あばん 上尾西口駅前店

 住所:埼玉県上尾市谷津2-1-35  TEL048-775-7244  ※公式サイトはこちら

 定休日:不定休  営業時間:平日・土曜11:00〜22:45ぐらい/日曜・祝日11:00〜20:45ぐらい

 アクセス:JR高崎線上尾駅西口下車。西口ロータリー右寄りから延伸するバス通りを100mほど
       歩いた右側にあり。



最寄り駅はJR上尾駅で西口に出る。

上尾駅のプラットホームにあった上尾市案内。

西口ロータリー右手の道路傍にあった市営農産物直売所。

賑やかな案内が貼ってあった券売機。

壮観に並ぶ調味料と特注麺の薀蓄案内。

回数券を購入すればお得な特典が待っている。