あたりばちラーメン 埼玉・南浦和





朝から霧雨のような小雨が滴り落ちて幾分気温が下がっていて、それだけに涼しい六月水無月後半の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、一日降っていた雨だったが丁度止んだばかりで、傘を指すことなく歩けたそんな午後七時過ぎだった。

先日本部も無くなってしまったような懐かしい西川口のラーメンチェーン店を訪れて、昔は市内に多くの系列店があったことをお聞きした。

その数があまりにも多かったものだから、その周辺に在住する某千駄木カフェマスターにお聞きして見ると、そちらは判らないがあたりばちラーメンならばかなりあった記憶が残っているとのこと。

あたりばちラーメンと言うと与野某店を訪れた際に、北浦和のカッパ氏からその周辺にある同店をお奨め頂いたラーメン店で、そちらを調べた際に南浦和にも在ることを知って通勤ルート上だけにそちらへその内行こうと考えていたお店だった。

同じ店名が在ると言うことはチェーン店だとは思ったが、印象に残るほど規模の大きいそんなラーメンチェーン店だとは思わなかっただけに大変気になるところとなった。そんなわけでそんなこちらへ仕事帰り立ち寄ることにした。

と言うことで、また南浦和駅東口に降り立ち、そこからそう遠くないその店頭へやって来た。なるほどチェーン店らしくトレードマークらしきキャラクターの絵が店先に描かれてあった。金髪の女の子が箸を持たずに両手に丼を持って麺をすすっているもの。

さっそく入店すると、常連さんで盛況なフロアが広がっていた。右手の奥の方がちょうど帰って行くところで、これ幸いとその傍に腰を下ろした。振り返ると漫画単行本がこれでもかと、天井まで届くそんな本棚に並んでいた。

右手の壁面に提供メニューが案内されていて、その中にラーメン半チャーハンセットを見つけてオーダーすると味噌と塩と正油があるらしく、味噌がウリのこちららしかったのでその味噌でお願いした。

ふともう一度メニューを見ると、下の方にギョーザが1コ50円で3コから注文を受けている案内を見つけて、それを3コ追加オーダーのお願いをした。

一番多いときで40軒は営業していた、そんなあたりばちラーメンだそう。その本部は埼玉県蕨市内にあったそうだが、もう10年以上前に無くなってしまったらしい。今年で31年になるこちらだそうで、すると昭和57年頃の1982年頃に開業したところだろう。

川口西青木と与野にも同店が営業しているが、しばらく前に川口柳崎の店が残念ながら閉店してしまったそう。程なく到着。冷や奴がサービスで付いて来た。

なんとなく頭の片隅に引っ掛かる店名で、もしかしたら一度は何処かの支店でラーメンを口にしているかも知れない。それではと行かせて貰えば、このすり鉢状の丼と言い、この味噌ラーメンの濃い味噌の味わいと言い、やはり何処かで口にしている気がした。

それだけに懐かしさが先に立つ美味しさで、チャーハンにギョーザもまた良かった。それにしても昔は多くの味噌ラーメンチェーン店があったもので、各系列店・各ブランドで趣向を凝らした多くの味わいの味噌ラーメンが存在していたものだ。

現在ではかなり消えてしまったと思ったものだが、こうして食べ探して見るとまだまだ営業しており、そんな一杯に出会うとまるで幼なじみに再会出来たように嬉しいものだ。

気がつけば完食。或る人はそれをソウルフードと呼び、或る人はそれを幼なじみと呼ぶ。いや、なかなか素敵な味わいと言えたみそラーメンとチャーハンとギョーザだった。

(左フォト) みそラーメン/セット半チャーハン/ギョーザ3コ (2013.06.20)


 天黄 あたりばちラーメン 南浦和東口店

 住所:埼玉県さいたま市南区南浦和2-42-6南浦和日東ビル1階  TEL048-886-6368

 定休日:火曜日  営業時間:11:30〜14:00/17:30〜24:00

 アクセス:JR京浜東北線他南浦和駅東口下車。ロータリー前の道路を右手に進んで行き、200m程
       先のダイエーがある十字路を左折。100m先の五叉路で奥の左斜めの道を入って50m歩
       いた左側にあり。徒歩およそ7分。

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駅から右手へ進んだらこの交差点を左折する。

全盛期は周辺に40店舗ほど営業していたそう。

一見可愛いが、よく見るとワイルドなキャラクター。

かなりの漫画単行本が置かれていた。

サービスでやって来た冷ややっこ。

駅から徒歩およそ7分。バス通り沿い。