らぁめん 満来 東京・新宿





季節風が強くそよぐ所為か少し前より気温差が2〜3度以上は落ちていて、三寒四温の始まりのような青空からは陽射し注ぐ二月如月半ばの週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、夜は一際冷え込むそんな午後七時過ぎだった。

ここのところ新宿界隈のラーメン店が続いている。そんなネット情報を調べている内に、こちらの納豆らあめんがいたく気になるところとなって、今回仕事帰り立ち寄って見ることにした。

納豆だけに声を大にして好物だと言うほどでもないが、昔から慣れ親しんだ発酵食品で健康にも良いと聞くだけに、これまで随分と口にして来た好物の中の一つだ。

口内炎予防・高血圧改善・整腸作用・ガン予防・疲労回復・肥満防止・老化防止と、その効能は留まることを知らない。そんな納豆をラーメンに入れる店はそうざらにはなく、そう言えば最近そんな口にしていなかっただけにそれならばとなった次第だった。

ちなみにこちらの関連店とも言える、傍に位置するほりうちも同じ納豆らあめんを提供している。

そんなわけで今夜もまた新宿で途中下車し西口改札口を抜けて、やはり都営地下鉄大江戸線新宿西口駅周辺に位置する、今回はこちらの近くに在るD2出口から外へ出てその店頭へやって来た。

見上げれば超高層ビルの足元と言える、そんな場所で営業するこちらであった。奥に在るビルは丁度改装工事中らしく、網のような幕が張られてそんな様相を呈していた。

およそ五年ぶりとなるこちらへ久しぶり入店して行くと、以前とそう変わらない店内が広がっていた。左手の券売機の前に立ち、さて納豆らぁめんを選ぶかとボタンを見てそこで驚くしかなかった。

なんと納豆らぁめんが提供されておらず、その場所のボタンの文字が何も記されて無く当然押せないようになっていた。そう言えば生玉子の提供も終了していた。

しかしながらその下段のざるの方には納豆ざるの文字が刻まれておりそちらは提供していて、それならば流れから言ってもそちらにするかとなるもので素直にそのボタンを選んだ。

振り返ると、空いていた入口付近のカウンター席に促されて、そこへ腰を下ろした。納豆らぁめんについてさりげなくお聞きして見ると、2〜3年前から現店主の意向で提供を止めてしまったそうだ。

なお以前訪れた時は午後九時閉店だったが、その後午後十時閉店を経て、現在は午後十一時まで営業しているこちらだった。程なく到着。

直ぐ傍でしゃかしゃかと音を立てて泡立てていたのを見ていただけに、そのクリーミーな泡立ち加減に感心するばかりだった。盛り具合の良い麺には、今回も刻まれた焼き海苔がたっぷりと載せられていた。

その直後に後続客が来店したらしく入口の扉が開いて、折りからのビル風が店内に入って来た所為で、刻み海苔数枚が宙に舞いカウンターの片隅に落ちてしまった。

多少だけに止むなしと思いつつそれではと行かせて貰えば、これがなかなかの持ち味で実に素敵でたまらないもの。肉の塊がやはり多めに入って、納豆もつけ汁の中に沢山沈んでいた。

思わずエスプレッソマシンで立てた泡立ちの良いコーヒーを連想しつつも、刻み海苔が付いた太麺を泡立ちの良いつけ汁に浸しながらその納豆ざるを愉しんだ。

日本人に生まれて良かったと言う想いを胸に口にして行くと、その速度が次第に速まって行った。それだけにかなりの麺量ながら、瞬く間に麺が消えてしまった。

スープ割りをお願いすると、納豆がまだ多く残る汁に、比較的熱いスープが注がれて戻って来た。それを口にした時、感無量と言うしかなかった。

素敵な味わいに、気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、何処まで果てしなく途轍もなく、日本人の心に染みるほど確実に壮大にとっても良かった。

(左フォト) 夜の店頭周辺/納豆ざる(汁・麺) (2015.02.14)


 らぁめん 満来 (まんらい)

 住所:東京都新宿区西新宿1-4-10  TEL03-3340-2727

 定休日:日曜・祝日  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:JR新宿駅西口下車。都営地下鉄大江戸線新宿西口駅周辺のD2出口から外に出る。
       右手にある路地を入って行き、100mほど歩いた右側にあり。



地下鉄新宿西口駅周辺D2出口を上がるとここに出る。

見上げれば超高層ビルの足元と言えるそんな場所にあり。

納豆らあめんと生玉子の提供を終了していた。






朝方の雨も正午前には止んで、午後は回復に向かうような予報が出ていた、そんな十一月後半水曜日の遅い午前中だった。

今日も仕事の日であったなら、雨模様の空に怪訝な出だしだったかも知れない。

都内へ向かう前に地元の証明写真ボックスに入って、昨夜作った履歴書に貼る為の写真を撮影。それゆえに昨日と同じ背広姿で出掛けていた。

それも終わって都内へ出掛け、本日のランチタイムは昭和36年創業の新宿高層ビル群の直ぐ足元の一等地で営業するこちらへ訪問する事にした。

食べ歩きを始めた頃のラーメン本には、必ずと言ってよい程こちらの豪快なチャーシューがのったラーメンが紹介され、それを見ているだけでお腹一杯な気分になったものだった。

こちらもその内行こうと思っていたら、新店めぐりに明け暮れて行かず終いであった。

そうしている内に当初の建物が老朽化の為隣接するビルに移転後一昨年の八月に先代が引退。そこは店長さんが独立して「ほりうち」として再スタートした。

そんな中で店主のご子息の二代目が、昨年の二月から東高円寺の街で質素にこちらの店名でラーメン店を始めていた。

そしてその二代目により、年明け前には東高円寺のお店は閉め、新宿の自社ビルの地でこちらを復活させたようで今日に至っているらしい。

そんなわけで新宿駅前小田急ハルクの裏通りを見つけるまでは迷いながらも、何とか店頭に到着した。地下道から向かった所為で、すぐ地上に出て向かえばなんて事はない場所だった。

午後一時前のいい時間もあって白いの暖簾は揺れが落ち着く事なく、どこからともなくやって来られた入店客を吸い込んでいたこちらであった。

店頭撮影もそこそこに入店。中へ入ると直ぐ左手に、大きいボタンの券売機が在った。

そこでチャーシューざるを選んで振り返るとお店の方がおられ、壁際の二人テーブル席に促され相席のその席に腰掛けた。

ちょうど道路側の壁に背を向ける壁際の席で、和風でモダンな店内がよく見渡せた席であった。

人気ラーメン本トーキョーノスタルジックラーメンに映っていた、二代目ご夫婦が他のお店の方と一緒におられる状況もよく見え、奥様の快活な挨拶がその店内に響き渡っていた。程なく到着。

おお、これでもかと言う程に、つけ汁にチャーシューが入っていた。まずはチャーシューから手をつけないと、麺を汁に浸すポイントがなかった。(笑)

そんなチャーシューから口にすると、なんと言う美味さな事か。

もっと下味がついて辛めなイメージがなぜか何処かにあったが、そんな事もなく薄味の風情に脂がしっとりと来る感覚がたまらないものであった。

さあ、麺つけポイントを確保。それではと行かせて貰えばこれがもう、いやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

甘味のよい酸味が何とも味のある汁で、自家製らしい薄平打ち縮れの麺に絶妙にまとわりついて来て、これが実に美味いものであった。

それにしてもチャーシューが食べても食べても無くならず、湧き出る清水の如くのようだが、これまた食べても食べても飽きの来ない美味しさだ。

これだけあると後半飽きるのではと心配したが、薄味ながらうま味のあるいい豚肉なのだろう食べ進む程に量は確実に減りながらも、脳裏には確実にその良いイメージが嵩んで行った。

麺量も300g程だそうで並盛でも充分な量と言え、チャーシューの盛りの良さもあったが、その美味しさゆえに気が付けば完食であった。

大量のオーダーを矢継ぎ早に対応して行く場合、どうしても一杯一杯がおろそかになりがちだが、こちらで楽しませて頂いたつけ麺は、誠意さえも感じそうな味わいの良さがあった。

それは東高円寺の街が教えてくれたのか、それとも新宿と言う街があってからこそなのか、私は知る由もなかった。いや、美味しつけ麺で、スープ割りに至るまで、とっても良かった。

(左フォト) 店頭/チャーシューざる(汁・麺) (2009.11.25)


店頭から見える高層ビル群の風景。

納豆らあめんや生玉子も用意されていた。

清潔で広々としたこちらの店内。