北海道ラーメン 好 旭川 千葉・津田沼

数多の夏の陽射しが青空から街角へふり注いでいた、小暑となって夏にも勢いがついて来た7月前半の火曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、暑かった陽射しは暮れたものの湿度の高さにまた行く夏を感じた午後8時近くだった。

千葉市内が勤務先となって津田沼に途中下車する機会も増えて来たが、実はその度にこちらにも行かなくては言う思いが募るばかりだった。8年前に京成電鉄本線国府台駅周辺から移転して来たこちらで、当時は随分遠くへ引っ越してしまったものだなと思ったものだった。




移転する少し前、店主が移転話をほのめかしていたものだ。移転話が立ち消えたかと思えば、結局津田沼へ行ってしまった。落ち着いたら行って見ようと思っていたら今日まで訪れていなかった。

このまま行かないつもりでは無かっただけに、いい機会とばかりに今日こそ行こうとなって仕事帰り津田沼で途中下車。場所は新京成の線路沿いと言うことで、比較的暗いその夜道を進んだ。

暗い割には行き交う人が結構多かった。こんな道路添いにあるならうまくやっているこちらだろうなんて思いながら先を急ぐ。そう言えば引っ越したら店名は塩好に変えるとか店主がつぶやいておられた時があったがそんなことも無く移転したよう。

まもなくと言うころ遠くの踏切の音が鳴り出して、電車が轟音を立てて横を通過して行った。そして見上げたこちらの袖看板が目に飛び込んできた。

塩好。なんと店名は「北海道ラーメン 好 旭川」ながら、その第2の店名とも言えそうな名前が入口にも表記されていた。そうだったのかと思いつつ入店すると、9年ぶりに出会う店主がおられた。

たまたま先客ゼロの店内。右脇のカウンター席に腰掛けながら、国府台の時に何度か訪れたことがあって、津田沼のこちらには初めてやって来たことを告げると喜んで歓迎してくれた。

メニューから少しだけ悩んだ後で、正油ネギもやしラーメンをお願いした。市川・国府台で平成8年に創業したこちらだ。もうすぐ米沢産のいい豚が入荷して来る予定だそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、アジの丸干と豚骨による醤油スープの風情も豊かに、加藤ラーメン製の旭川ラーメンらしい独特な面持ちがたまらないもの。

昔はかなり違和感を感じた麺だったが、こうして様々なラーメンを口にして行くと、なるほどこちらのラーメンが如何に素晴らしいか見えて来た。

それはもう、気がつけば完食だった。炙ったチーャーシューも、とても美味しかった。いや、かなりとんでもなく実に素敵な旭川ラーメンだった。

(左フォト) 正油ネギもやしラーメン/店頭外観 (2012.07.10)


 北海道ラーメン 好 旭川 (コウ アサヒカワ)

 住所:千葉県船橋市前原西2-25-7  TEL047-471-6883  定休日:月曜日

 営業時間:火・水18:00〜翌1:00◆木〜土12:00〜14:30/18:00〜翌1:00※日・祝〜24:00

 アクセス:JR総武線津田沼駅北口下車。ロータリー左手のパルコ前のぶらり北通りを進んで行き、
       十字路の横断歩道を渡ってから右折。新京成電鉄線踏切手前の左路地を進んで行った
       左側にあり。

  

  2012.07.10 パルコ側に出て徒歩およそ7分。   2012.07.10) 新京成電鉄線の線路沿いにあるこちら。

  
※以下は市川市市川3-27-24「旭川ラーメン 好」時代。

数日前携帯電話をたまたま不所持の時に、着信があった様で帰るとランプが点滅していた。あれ?である。履歴を見ると同じ047地域で見慣れない番号であった。まちがい電話の類いであろうと思った。以前もそうした経験があり、用事があればまた掛けて来る筈と気にしない事にした。

そして昨日の夜、ROCKYさんのサイトで、こちらのお店から電話があり移転の話しは消え、味を変えたとの事だった。あっ、と思いラーメン本でこちらの電話番号を調べると、携帯電話の着信履歴とこちらのお店の番号が合致した。これは悪い事をしたと感じ、会社残業後の帰り道に午後から降り出して止まない雨の中こちらへ向かう。

日暮里に出て京成線で普通特急に乗り、国府台という事で高砂で各駅停車に乗り換える。午後九時過ぎ戸を開けると先客お二人と店主がおられた。開口一番、お電話頂いて出なかったお詫びを申し上げる。「醤油が一番変わりましたよ」との事で、それをチャーシュー付きでお願いする。「ウチが有名になった頃のラーメンに近いラーメンにしたんですよ」という事らしい。程なく到着。

以前のマイルド感は同じ感じで、麺は口にまとわりつく感じがとってもたまらない仕様で、以前中途半端な感覚が全開フルスロットルになった感じ。「全体的にみんなに楽しめる様にしたのを旭川醤油らしくしたんですよ」との弁。
確かにそういう意味では豚骨醤油の四文字が浮かび上がるラーメンである。インパクト重視型でもあるらしいが、そんな事をお聞きするとシナチクのピリカラ感も拍車がかかった気がするから不思議である。

(2003.11.09)
  
嫁サンの帰りが遅くなると聞いて、それではこちらへ行くかと会社の帰り道、日暮里経由で国府台駅で下車して入店する。麺が変わって、来年春頃に今の場所から移転する予定があるらしいという情報を目にしてかなり気になっていた。先客は五人。醤油チャーシューに塩玉子という新トッピングがあったのでお願いする。厨房には相変わらず大きいズンドウと、雪平鍋が数個ある。

先客と店主の会話が始まり、やはりここを引っ越すらしい。「本当に引っ越すんですか?」とお話しすると、「ええ、まだ先の話しですが引っ越す場所は本八幡と決めているんです。東京の方に引っ越そうとも思ったんですが、やはり今のお客さんが大切なんで、あまり遠くには行きたくないんです。だから京成電車の(普通)特急が止まる本八幡でいい物件を今から探しているんです」との事だった。程なく到着。

さてそれではとスープを一口。え?もう一口。うん?麺は?…あれ?はてはてである。一言で言えば全てが以前と較べマイルドな飲み口になっている。ただ全ての雰囲気は変わらない。麺もそう。だがあのカン水を感じない。ある程度食べると先客が全て帰って、店主と二人きりになる。うふ。では無い。そういう趣味は無い。念の為。

「以前の様な個性が消えて、食べ易くなった感じですね。麺のカン水も消えている」とお聞きすると、雪平鍋を指差して、「この小鍋のスープの中に、漢方にも使われている根昆布の一種と秘密の食材が入っていて、それが麺を包み込んで匂いを消しているんですよ」との事だった。なるほど。

スープもそれでマイルド感が高くなっていた所であろうか。「ウチのラーメンはインパクトがあるから、初めて食べる方には喜んで貰える様だけど、三度、四度と食べて行くとそのインパクトが無くなる傾向がありますね」ともおっしゃっておられた。な、なるほど。

総括的にはこちらのお店は、以前自分が記した「ラーメンは人間臭い食べ物である」という言葉をそのままラーメンにしたところがあり、ある意味嬉しいラーメンでもあり、大変不思議なラーメンと言える。今日のラーメンは霧に包まれたラーメンという気がした。そして、「引越しをしたらウチは塩ラーメンが人気なんで、お店の名前を「塩好」という名前にしますよ」との事であった。

(2003.09.27)
  
いつもと違う某掲示板でここの営業時間が変わった事と、味が変わった事を知り、また某ラーメン本でアナゴの煮干しを使って自慢のスープが完成とあり、凄く気になっていたが自由時間の都合上行けずにいたが、嫁さんの晩ご飯を振り切り(あらかじめ承諾の上)久々の入店となった。

ラーメン本のせいか店内は結構混んでいたがすぐ座れたので特選塩らーめんを注文する。ラーメンが来るあいだにアナゴの煮干しの事をお聞きするとダシスープに入っているので全てのらーめんで味わえるそうだが、本当は鯛でやりたいが経費がかかり過ぎるので一度やったがすぐやめたらしい。

また他の魚も随分試しているらしいが不評なのですぐやめた経緯をお聞き出来た。ちなみにラーメン本の記事内容は編集の方にお任せした結果らしい。

などと聞いている内にらーめんが到着する。湯(スープ)はとろみ感があり、アジの煮干しを殺さない程度にアナゴの煮干しを使った感じで基本の味付けはさほど変わらない様に思えた。

前の方が旨く感じられたのは私だけかも知れない。リピーター客も多いお店で、隣りで食べていた方はベタ褒めで、私以外の方にとっては美味しいお店だろうと思う。味覚の趣味の問題なので仕様が無い。

(2002.11.21)


2003.11 特選醤油チャーシュー


2003.09 特選醤油チャーシュー+塩玉子

  
ラーメンを食べる事が本格的に趣味となってから半年が経つ。本当に久々、「好」を訪れる。醤油らーめんを先程奥村屋で食べたばかりなので量を少なめでお願いする。

湯(スープ)はれっきとした魚介系が感じられる脂身が浮く訳ではないがこってり豚骨醤油のスープ。

ただ個性に感じていたシナチクのたっぷりまぶした胡椒は微妙な味付けがかき消されている感じがした。以前よく感じられなかった麺はどうであろう。

沢山の麺を食べ較べたのでだんだん考えが変わり、ここの麺の食感が気になっていた。感想はこの食感はオリジナル性がありなかなかいける。麺の指数を7を8に変更した。

(2002.09.18)
  
自宅最寄駅のひとつ京成八幡から3駅目の近くとあってたまに行くお店。食べ終わると江戸川の土手に出て背伸びをするのがキマリ。小さい頃、反対側の土手に朝鮮部落があり塾で電車に乗って見ていたのを今でも思い出す。お店はご主人が一人でキリモミしているようでテキパキとラーメンを作っている。

湯(スープ)は魚系を含んだ醤油ベースの大変に濃厚なあじ。麺は北海道の本店の製麺所から直送しているようでおいしいのですが口の中の食感は、やや私の趣味ではないところがあります。具のチャーシューは絶品の一言。

シナチクは胡椒をまぶしており個性がところどころに光っている。味付玉子はお約束の半熟モノ。冷水は入った時に冷水器から自分でコップで取る方式。つい足を運んでしまう一軒のひとつです。

(2002.06.26)