日本鉄道切符公園 鉄道資料館
★ 第一特別展示室 ★
本日は、資料館内の第一特別展示室にお越し下さいまして、誠にありがとうございます。こちら展示室では、他の展示室とは違う指向で、鉄道を紹介して行きたいと存じます。現在こちらでは、首都圏内で工事が着工されながらも、陽の目を見なかった、幻の船橋鉄道を紹介しています。
船橋鉄道 〜 工事免許失効の未成線 〜

大正3年9月1日発行 船橋鉄道株式会社 株券






当鉄道は明治43年に施行された、軽便鉄道法により出願された鉄道のひとつでした。しかし、その会社は設立され、一部では工事が開始されたものの、鉄道路線は開通する事無く、計画自体が消えてしまいました。

周辺でも、行徳〜木下間の「下総軽便鉄道」や、下妙典〜船橋海神間の「行船人車軌道」など、計画や特許の失効により、会社設立前に断念した、多くの計画線がありました。

船橋鉄道の予定ルートは、千葉県内の船橋〜柏間で、大正12年12月27日に開通した北総鉄道の同じ船橋〜柏間のルートに対して、途中を右に弧を描く様なものでした。

大正元年に工事免許が出願され、翌年に交付が成され、工事が開始されました。ところが諸般の事情により、度重なる工事竣工期限の延長願いの末、大正7年にその免許が失効となってしまいました。

なお北総鉄道はその後、昭和4年11月22日に総武鉄道に改称後、昭和19年3月1日陸上交通事業調整法により、その区間は東武鉄道に統合され、現在東武鉄道野田線として営業しています。



【計画最終予定ルート】 ※途中の表記は地名で、予定駅名ではありません。


現JR船橋駅〜夏見〜米ヶ崎町〜高根町〜金杉〜二和〜三咲〜神保町〜

八木ヶ谷〜白井町〜藤ヶ谷〜藤ヶ谷新田〜塚崎〜大島田〜大井〜現JR柏駅



※参考資料〜船橋市史研究3「船橋鉄道の挫折と北総鉄道の開通まで」

(2009.03.26更新)




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