麺屋 うずまき 神奈川・鶴見 ※閉店





薄墨色の絵の具が少し混ざったような青い空から淡い橙色の陽射しが放たれていた、冬らしい季節の始まりの色模様となって来た12月上旬の爽やかな月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、またそこは穏やかな午後8時過ぎだった。

先日鶴見某店を訪れた際に偶然見つけたこちらで、そう言えば以前購入したラーメン本にも紹介されていた。そんな感じでしばらく前から気になる一軒となっていた。

そんなわけで今夜は会社帰りに、昨年6月29日にオープンしたこちらへ訪れる事にした。京浜東北線電車に乗って、また夜の鶴見へ降り立った。

店頭へ到着すると入り口右手に蘊蓄が掲げられていて、以前店頭に立った時もその内容に興味が引かれた。牛骨を16時間強火で炊いて、そこへお米を加えた八木らぁめんがウリのこちらだそう。

さっそく入店すると右手に券売機があり、店頭にもそうした蘊蓄もあってオススメらしい、その八木らぁめんの特製と冠が付いたボタンを選んだ。

振り返るとそう広くは無い店内に3人の先客が居て、入り口辺りが空いていたのでそこに腰掛けながらチケットを店主らしき方へ手渡した。

牛骨にお米を入れたラーメンが何故ゆえに八木らぁめんと言うのか?正直言ってそこが一番気になっていて、思わず自分らしいなと痛感したものだった。

それだけにまずそれを聞いてしまおうと尋ねれば、店主のお父さんが新潟生まれだそうで、そちらでお米の事を八木と言うらしくそこから命名したのだそう。自分でも調べて見ると、なるほど米の漢字はバラして見ると八木でそこから来ているよう。

田舎が米どころ新潟の店主が考案して作ったラーメンと聞くと、ますます期待に胸が高鳴るところ。直ぐ目の前には巨大なズンドウがあって、グツグツとスープが煮えたぎっていた。

券売機のボタンには台湾ラーメンもメニューとして用意されていて、名古屋で味わったそれが辛いもの好きの店主のツボにハマったのだそうでラインナップの一つに組み入れたのだそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えばしっとりと来るその太麺は、オープン当初は菅野製麺所さんだったそうだが今はカネジン食品さんだそう。

スープはなんとも独特な味わいながら、実に説得力のある美味しさ。不思議な酸味にまた口を開いてお聞きすると、お酢では無くて醤油から来るものなのだそう。

チャーシューはバラ肉にホホ肉も使ったものまで入って良かったが、ホホ肉は何かと色々難しいらしく間もなく止める予定だそう。

後半になってから卓上にあり気になっていた、味かえ香味酢なるお酢を入れてみた。米酢に根生姜と鷹の爪を入れて30日間馴染ませたものだそうで、少し入れ過ぎたかなと思ったがフルーティーな風情になかなか美味しい風合いとなった。

替玉は博多風細麺のみだそうでカネジンさんの博多ラーメン風の細麺に気になるところとなって固さ普通で口にして見たがこれまた良かった。

自分を含めてこうして食べ歩いている者は、特に同じ系統のスープに「またおまえか」と皮肉る習性を持つが、こちらは唯一無二の味わいを持ちながらも、王道的なスタイルを兼ね備えておりとても良かった。

気がつけば完食。若干営業時間が最近変わったらしく、その案内が店内になされていた。いや、かなりとても素晴らしくなかなか良かった。

(左フォト) 八木特製らぁめん/替玉/店頭外観 (2011.12.05)


 麺屋 うずまき

 住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-23-18  定休日:日曜日・第2月曜日

 営業時間:平日11:30〜14:30/18:30〜24:00◇土日11:30〜16:00/18:30〜22:00

 アクセス:JR鶴見駅または京急鶴見駅下車。京急鶴見駅の山側ガード下を品川方面へ進んで
       行き、大通り(県道14号線)に出たら左手へ少し歩いた左側にあり。



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