池袋 屯ちん 神奈川・川崎





南寄りの風がひとときの春をもたらして、白む青空からの陽射しがやや淡く注いでいた2月初日の水曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、風は収まってまた穏やかな午後8時過ぎだった。

池袋に本店があるこちらが、川崎にもモアーズの7階レストラン街で営業していることを少し前に知って、それならばとなり訪れることにした今夜だった。

そんなわけでまた夜の帷が下りた川崎へやって来た。東口側に出てアゼリアに下りて地下街からモアーズへ入れるかと思えば、レストラン街以外は閉店している時間の所為か一度外に上がって行くしかなかった。

外に出ると直ぐに目的地である川崎岡田屋モアーズがあり、中へ入ると右手寄りにあったエレベーターで7階へ上がり店頭へやって来た。

その店頭は何処となく蒙古タンメン中本@高円寺店を思い出す入口だなと思いながらも入店すれば、目の前に券売機が鎮座していた店先だった。

並盛・中盛・大盛どれもが同一料金のラーメンをそこはもちろん大盛を選んで、それに気を良くして4個入り150円となっていたしゅうまいのボタンも連打した。

左手の奥へ進んで行くと「お好きな席にどうぞ」と促されて、なかほどの落ち着けそうな席にハーフコートを脱いでハンガーに掛けてから腰を下ろした。

平成4年に池袋本店が創業したこちらで、そうすると今年で20周年となる記念すべき年のようだ。現在こちらの他に支店は、池袋西口店・新宿店・蕨店・福島店・SUNAMO(南砂町)店があるようだ。

昨年の3月には新しいスタイルと銘を打って花小金井に「屯ちん亭」なる新ブランドが営業を始めたり、その7月には「屯京拉麺」なるブランドで上海に、また9月には同じ「屯京拉麺」が台湾にもオープンした。

それにしても私は随分昔からこちらの店名を知っていて、それだけに近年のラーメンブームより遥か以前から人気店だったことが伺える。

ネットであらためて調べて見ると、東京とんこつと言うスタイルの醤油に魚介に背脂も浮くラーメンに対して懐かしさが先に来るのを覚えた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、スープは醤油をそれほど際立たせていないトンコツらしい味わいで、背脂から来る情緒あるコクがしみじみとした風合い。

一方麺は中太ちぢれの具合いが独特と言えるもので、それが実にとっても素敵だった。チャーシューもこんな感じは嫌いでなかった。

しゅうまいは4個で150円と言う金額だけに正直言って大して期待せずにいたが、口にすればそのかなりの美味しさにもう一皿オーダーしたくなるほど良かった。

50年以上営業する老舗ラーメン店に多く存在するサイドメニューのしゅうまいと言えて、その始まりは横浜から伝わったのだろうか。

蛎殻町来々軒の時にも触れたように、既に閉店してしまった明治43年創業の来々軒でも当初から提供されていただけに、ともあれその広まり方は様々な方面からなのかも知れない。

気がつけば完食。味噌ラーメンもあるようで、そちらも気になるところ。いや、かなりとても良かった。


(左フォト) 東京とんこつラーメン大盛/特製屯ちんしゅうまい/店頭外観 (2012.02.01)


 東京とんこつラーメン 池袋 屯ちん(とんちん) 川崎店

 住所:神奈川県川崎市川崎区駅前本町7川崎モアーズ7階かわさきダイニング内

 TEL044-245-4363 定休日:無休 営業時間:11:00〜22:00 ※公式サイトはこちら

 アクセス:JR京浜東北線川崎駅東口下車。川崎アゼリアへ降りて一番奥のグルメウォークエリア
       へ進んで行き左折して少し歩いた先の右手出口27などから川崎モアーズへ入り、直ぐ
       右手のエレベーターで7階に上がり、まもない右通路を曲がって行った右側にあり。



喜劇らーめん食べ歩きTOP