タンメン カントナ 神奈川・平沼橋





昨夜の小雨は夜半から雪になったらしくそれも明け方には止んで、真っ青な青空から陽射しが注ぎ日陰にわずかな雪が残っていた朝方の一月睦月下旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに寒いそんな午後八時過ぎだった。時に相鉄線平沼橋駅周辺に、タンメンをウリにするラーメン店が営業しているとして少し前から気になっていた。

店名からしてアイバンラーメンみたいに店主が外国人なのだろうと思っていたが、先日何気なくネット徘徊しているうちに日本人の方が営業されていることを知った。

そんなところからさらに気になるところとなって、仕事帰り立ち寄ることにした今夜だった。というわけで久しぶり相鉄線改札口を抜けて、各駅停車に一駅乗って平沼橋駅で下車。

南口側に出て線路沿いの道路を横浜方面に歩いて行き、前方に道路橋が立ちはだかる頃右路地へ入って進めばこちらが風情良く佇んでいた。

なんともおもちゃ箱をひっくり返したような店頭の雰囲気で、見てて飽きないとはこの事だと思ったほどだった。子供が乗って遊ぶ乗り物である凝り方。

さっそく店内へ入ると大きなモニターがありそこではサッカーの試合が放映され、店主はサッカーチームのユニホームを着ていてそれ一色に染まるフロアとなっていた。

厨房前のカウンター席に腰掛けその店主等とやり取りしてから、メニューリストにあった七彩タンメンなる提供メニューに、サイドメニューのとりねぎ丼もお願いすることにした。

一番気になったのが店名の由来で、お聞きするとフランス代表にも長い間選出されて来た元マンチェスター・ユナイテッドのサッカー選手である、1997年に引退したエリック・カントナ氏から命名したものだそうで店主は氏の大ファンらしかった。ちなみに氏は、近年俳優業をされているようだ。

その後で修行先をお聞きするとこれが驚きで、なんと明治25年創業の聘珍樓に引けを取らない名店に数えられる萬珍樓の系列店である萬珍樓點心舗で10年に及んで修行された方だそう。

その後上大岡にある広東料理店の福鼓樓に数年さらに修行を経て、2012年8月17日にこちらを開業させたのだそう。

そう言えば無化調を謳うこちらだが、萬珍樓もまた訪れた際に知ったが同じ無化調であることが案内されていた。福鼓樓もまたそうらしい。

程なく到着。トマトがたっぷりと乗せられたタンメンで、何とも食欲をそそらせるビジュアルだった。

それではと行かせて貰えば絶妙な瀞み感じる鶏ベースのスープは、何とも食材のナチュラルなテイストが豊かに感じる風合いでたまらない美味しさ。

こちらの看板メニューである七彩タンメンだそうで、その提供メニュー名に思わずあの人気店と繋がりでもあるのかと思いがちだが、「七彩」とは「色とりどり」という意味合いの言葉なのだそう。

トマト・人参・ター菜の緑黄色野菜など、九種類250gたっぷり入っているらしい。

タンメンという麺料理を、こうした切り口で味わせる店は、ちょっとないのではないだろうか。無化調らしいインパクトに頼らないその方向性は、きっと着実に常連さんを増やして行くことだろう。

とりねぎ丼も、思わず古い修業先の萬珍樓を彷彿とする美味しさで、気がつけば完食。夜は酒の肴になる提供メニューも豊富のようだ。いや、かなりとんでもなく何処までも果てなく絶大に良かった。

(左フォト) 七彩タンメン/とりねぎ丼/店頭外観 (2014.01.22)


 タンメン カントナ

 住所:神奈川県横浜市西区平沼1-33-12くえーるビル1階  TEL045-314-4337

 定休日:日曜日(祭日は通常営業)  営業時間:11:30〜14:30(14:00LO)/18:00〜22:00(21:30LO)

 アクセス:相鉄本線平沼橋駅下車。改札を出たら左手の南口側に降りて線路沿いの道路を横浜駅
       方面へ進んで行く。前方に道路橋が立ちはだかる頃右路地へ入って行き一つ目の十字路
       の左手奥にあり。徒歩およそ5分。



エスエス製薬の広告が入る遊具の乗り物。

サッカー好きには、タマらないラーメン店。

指人形もサッカー一色。

この壁面だけはノスタルジックな雰囲気。

ランチ時のミニ仕様は50円になるミルク杏仁豆腐。

薬膳料理のメニューもあるこちらのようだ。