ラーメンショップ 高梨
神奈川・鶴見市場







歩道にはまだ残雪が多く残り、車道を走るクルマもチェーンを巻いて走る姿が少なくなかった、徐々に雪が溶け出していた早春の二月如月前半の休日月曜日だった。

昨夜何気なくまたネットでラーメン店の情報を探していると、偶然にもこちらの存在を知り気になるところとなった。

先日も触れた神奈川版ラーメン本を開くと、こちらも紹介されており内容が符合してこちらのことだったのかとなった。

と言うわけで午前中本八幡で所用を済ませた後で品川に出て、そこから京急電車に乗り換え京急鶴見市場駅を降り立った。

国道1号に出て右手へ歩いて行き、歩道橋があったのでそれを利用して反対側の歩道に下りて、さらに横浜駅方面に直進。

この界隈は箱根駅伝の鶴見中継所となっている周辺で、ランナーが入れ替わる見せ場の地点だけに、当日は多くの方々が声援を送って賑やかな場所となっているようだ。

コンビニを越えてさらに進むと、なるほど店名も暖簾もない、常連客からは小屋と呼ばれているらしいこちらが風情もよく佇んでいた。

ラーメン本にも紹介されているように、こちらはなんと30歳以上の方がセーラー服を着用して来店すればラーメンが無料になるらしく、その貼り紙が入口のドアガラスに貼り付けてあった。

その他にも様々な貼り紙があり、新聞や雑誌に載った方や誕生日の方はラーメン300円とも案内されていた。

また店主資産の物件なのだろうか、賃貸マンション詳細情報がなぜか一件だけそこに貼られていた。さらには「アーンしてー、昔ラブラブ今介護」なる川柳らしきものも、そこに幾つか散見された。

そして中を覗くと厨房の周りにカウンター席が五つある店内で、全ての椅子が塞がっており冷水器の前に一人の方が席が空くのを待っていた。

しばし寒空の外で待っていると食べ終えた方が出て行き、中へ入るとそう経たない内にまた先客が帰って行き、店主にラーメン本を見せつつこれを見て来たことを告げながら空いた席の一つにへ腰掛けた。

提供メニューはラーメンとワカメラーメンのみらしく、せっかくなのでワカメラーメンの方をお願いすることにした。

メンマラーメンの文字は半分以上隠れていて、いつもなのか本日だけなのか提供していなかった。

またネットでは10分の1ラーメンなる提供メニューが紹介されていたが、一時的なサービスメニューだったらしく今はもうやめてしまったそうだ。

先述したように三十過ぎの方がセーラー服を着て来るとラーメンがタダのこちらで、そのサービスを始めてから実際それでどれだけ対応されたのかお聞きして見た。

すると今まで21杯を無料にされて来たそうで、そのうち3杯は同じ方だったらしく、ちなみに女性でない方も少なくないようで恐るべしと言うしかなかった。

店頭の貼り紙以外は至って普通のこちらで、店内は何処の街にでもありそうな感じだし、店主も個性的でユニークと言うことなく、至ってごく普通の優しそうな方だった。

あくまでも目立ちたい一心で始めた、そんなセーラー服着衣ラーメン無料サービスらしかった。今年で38年半になるこちらだそうで、と言うことは1975年の昭和50年に創業したところだろう。

こちらもまた2010年11月11日にオンエアされた「とんねるずのみなさんのおかげでした」のきたなシュランで紹介されたらしく、きたな美味い店認定証が壁面に貼られてあった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、そのあまりにもインパクトある美味しさに、大袈裟かも知れないがしばし言葉を失うほどの素敵な面持ちがたまらないもの。

ボリュームもかなりあり、麺は2玉は優にあるようだった。豚骨・鶏ガラに大量の香味野菜感が半端ではないシフトとなっており素敵だった。

感銘さえ感じられるのは、先述したサービスをするラーメン店と言うギャップがあるからかも知れないが、それにしても素晴らしい旨さのこちらと言えた。

その昔のラーメンショップで数年間だけ修業された後、この地でこちらを開業させたのだそう。

無名で始める前に営業年に加算していない数年だけ、とある店名で営業していたそうで、それから現在まで店名を名付けることなく至って来たこちらだそう。

気がつけば完食。いや、かなり果てなく途轍もなく、何処までも素晴らしかった感銘さえ出来た実に美味しいワカメラーメンだった。

(左フォト) ワカメラーメン/店舗遠景/周辺交差点/鶴見市場駅 (2014.02.10)


 ラーメンショップ 高梨 (通称店名) ※正式店名無し

 住所:神奈川県横浜市鶴見区市場富士見町1-7  TEL 非公開

 定休日:不定休  営業時間:10:30〜16:30(16:00LO)

 アクセス:京急本線京急鶴見市場駅下車。川崎寄り出口前の道路を右手に進んで行き、国道1号に
       出たら右折してほどない場所にある歩道橋を渡り、さらに横浜方面へ100mほど歩いてた
       左側にあり。



きたなシュランのきたな美味い店認定証が壁面にあった。

常連客からは小屋と呼ばれている店舗らしい。

これまでに21杯がこれにより無料で提供されたそう。