餃子 太陸 神奈川・川崎





昨日からの春めいた雨が朝方だけ持ち越して注いでいた3月下旬週末の土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時過ぎだった。

川崎を食べ歩くようになって川崎が餃子の街である事と、近年一人当たりの中華外食消費額が日本一である事を知った。

それだけにこれまでラーメンと共に各店で違う個性が出ていた餃子も一緒に愉しんだが、どちらも大変に美味しい素敵なお店ばかりだった。

きっとさらにもっと素晴らしい、そんな中華店があるに違いない。そんなわけで今夜も川崎へ旨い餃子も求めてやって来た。

かわさき餃子舗の会によれば、こちらは昭和36年に創業したお店らしく、昨年は50周年を迎えた人気老舗中華店らしい。

味わい深い太麺によるタンメンと、国産キャベツがたっぷりと入った昔から続く伝統の餃子が人気メニューだそう。

タンメンと餃子を略して近年タンギョウと呼んでいるが、東陽町来々軒復活が拍車を掛けてブームと言われて久しい。

さてアゼリア地下街を抜けて大通りを歩いてから桜新道の路地を入り、突き当たりの仲見世通りとの角にあるこちらの店頭へやって来た。

さっそく入店すると、これが満員御礼状態のこちら。しばらく待たないと駄目だそう。

その気になってせっかくここまで来て違う店に入り直す気にもなれず、外で待つ旨を告げて出ると中華店では珍しい長椅子が用意されていて如何に普段から人気があるかが理解出来た。

しばし外の長椅子に腰掛けて待っていると、一組の先客が帰って行きまもなく入店を促されて、空いたテーブル席へ腰掛け予定通りタンメンと餃子をお願いした。

それにしても盛況な店内で小さい子供が居たりして、その賑やかさは他の街のそれとは明らかに違うものがあり、中華外食国内トップの風格がこちらの店内でも見て取れるようだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なんたる旨いタンメンなことか。それはもう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い。いにしえの神々が宿るような、それは荘厳な美味しさと言えた。

そして小皿に醤油・お酢・ラー油を垂らして、比較的小ぶりな餃子にも手をつければ、これまたなんたる旨い餃子なことか。

とうの昔に忘れていた懐かしい思い出を、突然思い出したような感動に見回れた如く。ラー油は自家製らしく、その独特のラー油がまた功を奏していた。

今まで美味いタンメンと美味い餃子に随分と出会って来たが、タンギョウとしての意義深さも入れたその総合得点が最高と言っても過言でなないほど。

野菜の甘さといい、太麺と言うよりも中太やや縮れの平打ち麺の風情と言い、肉餡が持つ旨味・食感・悠久なる持ち味どれをとっても完璧そのもの。ニンニク感が強いが、それ以上に豊かな風情だ。

気がつけば完食。餃子で大陸と言えば、新宿や神戸にも同じ店名があるようだが、はたして関連性があるのだろうか。いや、途轍もなくとんでもない、素晴らしい味わいのタンギョウだった。

(左フォト) タンメン/焼き餃子/店頭外観 (2012.03.24)


 餃子 太陸

 住所:神奈川県川崎市川崎区東田町1-12  TEL044-222-7484  定休日:日曜・祝日

 営業時間:平日11:00〜14:00/17:00〜翌3:00◇土曜12:00〜14:00/17:00〜翌3:00

 アクセス:JR京浜東北線川崎駅東口下車。アゼリア川崎地下街に降りて出口37を出て大通りを
       そのままひたすら歩いて行く。桜新道の左路地を入り突き当たりの仲見世通りの右角
       にあり。



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