中華一 龍王 神奈川・横浜西口





朝方は弱い北風が渇いた枯葉をカラカラカと音を響かせて転がせていた、そんな秋深しな十月神無月下旬の火曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、昼前から降り出した雨が止んでいて、どちらかと言えば夜風が涼しい午後八時過ぎだった。

今夜は再訪シリーズで行くかとなって、ふとこちらが思い浮かんで仕事帰り立ち寄ることにした。そんなわけで横浜駅相鉄改札周辺に位置するこちらの店頭へやって来た。

さっそく中へ入ると相変わらずの盛況ぶりで、指を一本立てると「相席でどうぞー」という言葉が宙から飛んで来た。

それを受けて四人掛けテーブルの空いている席をそう遠くない場所で見つけて、そのテーブルの先客に一声かけてから腰を下ろした。もちろん相対の席だ。

少しだけ悩んでからやっぱりあれにするかと決めて、入口などに案内されていた780円の丸得感謝セットをオーダーした。

本日は酸辣湯麺(サンラータンメン)らしい感謝麺と、半チャーハンにお新香もついたセットメニューだそう。「ボリューム満点お得なセットです」と添え書きもされていた。

下手に好みのラーメンと半チャーハンにしても千円近くになってしまうし、添え書きに期待しても良さそうだったのでそれを選んだ次第だった。

ちなみにその他にもお得なセットメニューがあったり、レギュラーメニューの特定の商品が大盛り無料になるサービスも用意されていた。程なく酸辣湯麺が到着。

それではと行かせて貰えば、なんという絶大にうまい酸辣湯麺。

酸辣湯麺は酸っぱいだけのラーメンというイメージがあるだけに、オーダー時に少しのあいだ躊躇したがこれはかなり素晴らしい美味しさと言えた。

ネギ自体がなんともいえない良さがあって、酸味が少ないのか旨味がまさっているのか、それほど酸っぱいことも無く麺も柔目ながらいい風情を有するもの。

最終コーナー辺りでお酢の含有量が気になって思わず確認したくなり試しに卓上のお酢を投入。おっと入れ過ぎてしまった。

これはさぞかし酸っぱいだろうと口にすれば、お酢のコクは感じるもののほとんど酸味を感じず旨味の走馬燈はとどまることを知らなかった。

そして後から来た半チャーハンにも手をつけるが、これのどこが半チャーハンなのかという嬉しい悲鳴を上げるしかない盛りのチャーハンだった。

そのまたチャーハンも独特な風合いを持ちながらも、美味しい素敵なこだわりを感じるものだった。それにしても酸辣湯麺は残ったスープを完飲したほど良かった。

気がつけば完食。久しぶり公式サイトを開くと、前からあったのが気がつかなかったのか姉妹店が案内されており、周辺の外食店も運営する大洋観光株式会社の系列店のこちらであることに気づいた。

いや、かなり果てなくとんでもなくとっても絶大に素晴らしかった酸辣湯麺と一人前の美味しいチャーハンだった。おそるべし中華一龍王。

(左フォト) 酸辣湯麺/半チャーハン/店頭 (2013.10.29)


 中華一 龍王 (リュウオウ)

 住所:神奈川県横浜市西区南幸1-5-24ジョイナス1階サン五番街内  ※公式サイトはこちら

 TEL045-319-2726  定休日:無休  営業時間:平日11:00〜21:45LO/土日祝日11:00〜20:15LO

 アクセス:JR横浜駅みなみ西口下車。相鉄ジョイナス前ヨドバシカメラケータイワンセグ館奥の前に
       ある相鉄線のりばを入り突き当たりを右折して少し進んだ左側にあり。



前方にこの電照看板が見えてきたらその下を直進。

この看板のところで左折すればもうすぐ。

途中で今週の感謝麺やお得セットをチェックできる。

入口のサンプルから単品メニューを選ぶもよし。

安心安価龍王感謝、喰麺満福とある龍の絵がある看板。

お得セットに付いて来たお新香。




ひと雨ごとに春の息吹を感じるようになって来た、小雨が降り出して春がまた一歩近づいたそんな3月弥生前半の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、時折だけ雨粒滴る午後8時過ぎだった。

一番保土ヶ谷寄りに相鉄線のりばがある横浜駅だが、そんな駅の奥まった場所にあるこちらで、いつ行っても広い店内は大変盛況なお店らしいとして気になっていた。

実はよく判らないで一度少し前の日曜日に訪れたことがあり、土日祝日はいつもより早仕舞いらしくその時は間に合わず入店出来なかった。そこでリベンジと言うわけで、平日の今夜であれば大丈夫と店頭へやって来た。

一度来た場所ながら、慣れないビル内の一角のせいか少し迷ってしまった。さっそく入店すると、なるほどかなり盛況なフロアーのこちらだった。単独客と言うことでカウンター席へ促されてそこへ腰掛けた。

店頭近くにあったこちらの看板や店内に「今週の感謝麺」と言うのが張り出されていて、今週は味噌ラーメンが通常より100円安いようになっていた。秋葉原の中華店らーめん餃子専科天下一と言うお店でも、似たスタイルのサービス麺と言う名目で提供しているのを思わず思い出してしまった。

そう言えばこちらの店名冠が「中華一」で、「天下一」と共通項を感じてしまう。などと思いつつ何気なく振り返ると、焼きそばをオーダーしている方が多いことに気づいた。そんな焼きそばを美味しそうに食べている方が一人近くにおられた。ふと見るとテーブルには、餃子が一皿置かれていた。

実はその時点で半チャーハンも気になっていたが、美味そうなそれに思わず絆されて100円安い味噌ラーメンと共にその餃子を一緒にお願いすることにした。今週の感謝麺を案内する味噌ラーメンの文字には、「本場サッポロに負けない旨さ」と添え書きがされていた。

カタカナでサッポロと書いていることに、親近感を感じるしかなかった。そしてそう待たないうちにギョウザが到着した。そう言えば餃子もギョウザとメニューに記載されていたこちらだった。昭和と言う時代はいつも、カタカナが多かったように思う。閑話休題。

ラー油・お酢・醤油の順に小皿へ入れて口にすれば、ああココはやっぱり横浜なんだなと感じさせてくれる在り来たりでない、肉餡ギッシリな良さがある美味しいギョウザ。しみじみと味わって最後の一つを頬張って喉の奥に消えて行くころ、絶妙なタイミングで注文した味噌ラーメンがやって来た。

黒ゴマが振られていて、これまた実にうまそうなビジュアルだ。一見するとモヤシ多めもあって中華珍来で食べた味噌ラーメンを思い出したが、こちらは赤味噌がたっぷり入ったもの。都内で若いころ口にした往年のサッポロ味噌に近い風情がタマらないものだった。

気がつけば完食。例によって精算時いつごろ開業したのかさりげなくお聞きしてみると、二十数年くらい前だそう。とりあえずバブル崩壊ころには、営業していたこちらのよう。

五番街商店会にあるこちらだが、思わずペドロ&カプリシャスの「五番街のマリーへ」が思い出された。いや、なかなか好きになれた、なんとも旨い味噌ラーメンとギョウザだった。

(左フォト) 味噌ラーメン/ギョウザ (2012.03.08)