興昌 神奈川・横浜中華街



上海料理店の名店のチャーシュー麺を平らげて外に出ると、一度は止んだ雨が降り出して中華街を歩く人々が思い思いの傘を広げて歩いていたそんな正午過ぎだった。

実は前回の横浜中華街食べ歩きの時、その風情に思わず足を止めて見入ってしまったこちらで、次回はこちらに是非とも入店しようと堅く誓ったものだ。そんな場合本来なら一軒目で入店するところだが、開店時間が正午だけに二軒目としてやって来た。

ネットで調べて見ると公式サイトも持っていて、創作料理が評判となっている中華街の人気店であることが判った。それにしても良き時代のバーを思わせる店頭が、何ともたまらない雰囲気のこちらだ。さっそく入店するとこちらもまた盛況な店内が待っていた。

右寄りの空いていた、テーブル席に案内を受けて腰を下ろした。メニューからチャーハンとラーメンのセットをお願いした。店内もやはり良き昭和の風情があって、しばし周囲を眺めてしまった。壁面の絵画といい、天井の装飾といい、まるで時間が止まったままの店内と言えた。

1959年の昭和34年に創業したこちらだそうで、やはり創業以来変わらぬ建物らしい。東日本大震災の時は、この建物もこれまでかと思ったほど揺れたそうだ。現在の店主は二代目になるそう。渡り蟹の炒めがこちらの顔とも言えるメニューのようで、それを中華麺に絡めながら愉しむものらしい。程なく到着。

それではと行かせて貰えば鶏ガラにゲンコツで炊いたスープだそうで、どこか現代チックでありながらも、その風合いは店内の雰囲気もあってまったりしていてそれがまた良かった。具はチャーシュー1枚とカット茹で玉子が入る程度で、至ってシンプルなラーメンだがその分スープと麺に集中できた。

チャーハンがまたかなり素敵な王道焼き飯チャーハンと言えた。最初は中華風のパラふわチャーハンではないのかと思ったが、三口目辺りからその唯一無二とも言える素晴らしさにレンゲの速度が加速して行った。

気がつけば完食。いや、良き時代の建物の中で、なるほどなかなか絶大に素敵で素晴らしい味わいを愉しむことが出来たラーメンとチャーハンだった。

(左フォト) ラーメン/セットチャーハン (2013.10.24)


 創作中華料理店 興昌 (コウショウ)

 住所:神奈川県横浜市中区山下町139  TEL045-681-1293  ※公式サイトはこちら

 定休日:水曜日  営業時間:12:00〜14:00/17:00〜20:50 ※土日祝日中休みなし

 アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅下車。2出口より外へ出て傍の中華街東門交差点から
       中華街に入り、前方三叉路の左手の車道を進み120mほど先の右路地を曲がる。その
       関帝廟通りを200mほど歩いた関帝廟手前の右側にあり。徒歩およそ8分。



建物は昭和34創業時と変わらないらしい。

店内はお洒落な様相があって実に雰囲気が良かった。

すぐそこに関帝廟が鎮座している場所で営業している。