横濱一品香 神奈川・横浜西口



首都圏は夜半に記録的な大雪となった後に雨へと変わって、朝方通勤時は度を越す雪のぬかるみに足を取られながら出勤した二月如月半ばの週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、今夜も周辺の残雪を見て地下街のなかで済ませて帰るかとなったそんな午後八時過ぎだった。というわけで横浜西口地下街を巡り巡っているうちに、こちらにするかとなって入店することにした。

促されたカウンター席に腰掛けてメニューを広げてから、先日訪れた時に気になっていた冬限定カニとイクラの塩麹セイロごはんをサンマーメンとセットにしてオーダーすることにした。

今夜もなかなか盛況なフロアが広がっていた。奥のグループ客が何度となく、追加オーダーを出して賑やかだった。程なく到着。

それではとサンマーメンから行かせて貰えば、それは風情も豊かな味わい深い美味しさ。後半になってもモヤシが底からこれでもかと出て来て、なかなかのボリュームのあるサンマーメンとなっていた。

おそらくこちらだけに何処かの支店で同じようなサンマーメンが昔から提供されて来たのだろうと思うが、もしかしたらラーメン二郎本店の創業店主が口にして参考にしたのでは?と思うほどかなりモヤシが入るサンマーメンだった。

期待して口にした冬限定のカニとイクラの塩麹セイロごはんは、思った以上に素敵な美味しさ。

蒸して温められるだけにイクラは小皿に添えられて来て、それを口にすればズワイガニのほぐし身が多めにごはんの上に乗せられ塩麹が適度な塩味を形成して良かった。

気がつけば完食。塩麹と言えば昔からある日本古来の調味料だが、四年前に福井県の味噌店米五がその商品を販売したのが今日のブームのきっかけだろうか。当時自治体がゆるキャラまで活躍させて取り組んだらしい。

または大分の糀屋本舗がきっかけを作ったとも言われているようだ。ともあれ国内にそんな一大ブームが出来て、今もなおこうして塩麹の名前をよく耳にするところとなったらしい。いや、今夜もかなり実にとても素敵で美味しかった。

(左フォト) サンマーメン/冬限定カニとイクラの塩麹セイロごはん (2014.02.15)


 タンメンワールド 横濱一品香 相鉄ジョイナス店

 住所:神奈川県横浜市西区南幸1-5-1相鉄ジョイナスB2Fグランダイニング内

 TEL045-311-0608  定休日:無休  営業時間:10:00〜23:00  ※公式サイトはこちら

 アクセス:JR横浜駅西口下車。左手寄りの相鉄ジョイナスに入り、地下2階のグランダイニング
       内にあり。






薄い灰色の雨雲が青空を隠し陽射しをさえぎって、冬の最終章を思わせるようなわずかな小雨が時折り滴り落ちていた、朝の冷え込みに思わずコートの衿を立たせた二月如月上旬の日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、そんな天候もとっくに回復していて、何処からともなく春の息吹が感じられた午後八時過ぎだった。

先日は馬車道界隈のラーメン店を訪れたところ、こちらで修業された方が個人店を開業していて、無化調によるタンメンを愉しませて貰った。そのうちにまたこちらにも仕事帰り立ち寄って見るかと考えていたものの、まだだったのでそんなこともあって今夜こそとなって立ち寄ることにした。

そんなわけで相鉄ジョイナス地下2階のグランダイニングの一番奥寄りで営業しているこちらへやって来た。さっそく入店すると一番端の場所ながら盛況なフロアが広がっていた。

そう言えば市営地下鉄乗り換え口の傍で、むしろアクセスの良さそうな場所だと言えそう。ともあれ空いたテーブル席に促されて着席。メニューを広げると、新しいサイドメニューが用意されていた。一昨年の10月から始まったらしい。セイロご飯なる提供メニューでセイロで蒸したご飯もののようだ。

鶏肉と緑黄野菜の塩麹セイロご飯、2種海鮮とチーズのチリソースセイロご飯、キャベツと甘味噌セイロご飯、そして冬季限定のカニとイクラの塩麹ご飯なるものまでラインナップされていた。

そのセイロご飯を絡めたセットメニューで行くかとなって、味噌たんめんにミニ杏仁豆腐も付いて、セイロの中からキャベツと甘味噌セイロご飯を選んだ。今月の限定は海老ワンタンめんで、冬季限定は辛味噌たんめんが用意されていた。

振り返るとそこに夕暮れ時の暮れなずむ横浜の建物が影絵のように表現されているそんなアートが壁面に施されていた。程なく到着。それではと味噌たんめんから行かせて貰えば、なるほどタンメンらしく野菜たっぷりの風情豊な面持ちがあって美味しいもの。

麺は太めの平打ち麺で気持ち柔らかめの風合いがあって良かった。野菜は炒められているようで熱々となっていた。白菜が沢山入っていて、これがなかなかの持ち味となって素敵だった。

味噌たんめんをほぼ完食して、セイロご飯にも手を付けるかとセイロの蓋を持ち上げる。すると湯気が多めにユラユラと立ち上がり、セイロご飯がまだ熱々状態になっていることが判った。

ラーメンのサイドメニューの場合、当然ラーメンを随分口にしてから手を付けるもので、それほど熱くないのが当たり前だがこちらのこのセイロご飯は違っていた。ご飯の上にレタスを引いてその上に、ホイコーローを多めに乗せたようなタイプのもので、その温かさには驚くばかりだった。

もうこの手があったかと、感心するばかりのそんなセイロご飯と言えた。ミニ杏仁豆腐もちゃんと赤い杏仁が入って美味しく、気がつけば完食。精算を済ませて店を後にした。

お持ち帰り点心を販売しているこちらのようで、焼き餃子6個320円やフカヒレ餃子480円に肉まん260円等が販売されていた。いや、なかなかとても実に素敵な美味しさの味噌たんめんで、それにしても温かなセイロご飯でとんでもなく果てなくかなり良かった。

(左フォト) 味噌たんめん/キャベツと甘味噌セイロご飯 (2014.02.02)


相鉄ジョイナス地下二階グランダイニング地下鉄寄り。

昭和30年創業の元祖タンメンのこちら。

タンメン以外にも様々な麺類メニューがある。

夕暮れ時の横浜の建物が影絵のようになっていた。

セイロご飯セットで付いて来たミニ杏仁豆腐。

お持ち帰り点心好評販売中。焼き餃子6個320円など。






エメラルドのように輝く陽射しが注ぐものの凍てつく寒さが続く、鹿児島からさえ雪の便りが届けられた12月下旬クリスマスの週明け日曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、中京・関西・中国地方の積雪が伝えられながらも、首都圏はそんなこともなく穏やかな午後8時過ぎだった。

そう言えば少し前にタンメンがブームと呼べる程度に流行っていたようだが、そのタンメンを紐解いて見るとこちらの店名が浮上して来る事になるようだ。

関東地方で戦前から見られたと言う説もあるが、もう一つの有力な説が昭和30年に創業したこちらの横浜・野毛にあった1号店などで提供されたのが始まりと言うもの。

こちらの公式サイトによれば、日本が戦争に負けて満洲から引き揚げて来た料理人が日本に来て現地の家庭料理を再現したものらしい。

するとタンメンもまた横浜から各地へ発信されて行った麺料理となるのだろうか。

「一品一品に真心を込めて最高の味に徹しよう」として名付けられた一品香が、そのタンメンが横浜に根付き始めた当時から提供したお店と言うことらしい。

実は東陽町の来々軒が再開した時、その事をネットで知ったものだった。

するとちょうど東陽町にもその一品香があり、たまたま確認する機会(単に中休みに気が付かないフリして入っただけ)があった。

そこで何気なくお店の方にお聞きすると、どうやらフランチャイズ店か何かだったのか要領を得ない返事しか収穫できず、やむなくそれきりになってしまったのであった。

そんな支店がタンメン専門店として相鉄ジョイナス下の地下街で、営業している事を少し前から気が付いていた。

しかし東陽町の出来事があっただけに、なんとなく気乗りせずにいたものだった。

ともあれタンメン専門店だけに行ってみれば、今度は何かしら進展があるだろうと、重い腰を上げて立ち寄ることにした会社帰りだった。

そんなわけでその店頭に立てば、賑やかな地下街とは言え地下2階の奥まった場所にあるこちらで、入店してもそこそこの先客が散らばって座っている程度の比較的静かな店内であった。

促されたテーブル席へ腰を降ろしタンギョウで行くかと、絶品たんめんと焼き餃子をオーダーした。タンメンにギョウザだから、略してタンギョウだ。

絶品たんめんとは歴史ある横浜タンメンを改良を重ねて出来たこちらオリジナルのタンメンなのだそう。

現在直営店はこちらの支店の他に最近リニューアルしたばかりの町田マルシェ店、港南台バーズ店に上大岡mioka店、ららぽーと横浜店、福富町店、若葉台店、保土ヶ谷店、本厚木ミロード店とあるそう。

さらにはフランチャイズ店の荏田店・星川店・大船店・南部市場店に、遥か小笠原父島にある中華レストラン海遊もまたこちらの関連店なのだそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、何処か遠くを見るような味わいがたまらない美味さと言えるもの。胡椒とニンニクが軽く利いている風合いが素敵だった。

旧東陽町来々軒の創業が昭和36年だが、そのタンメンはこちらのタンメンを参考にしているような風情を何処かで感じるような気にさえなれた。

餃子もさすが横浜で息づいたもので、それはもう気がつけば完食だった。

久々開いたこちら公式サイトのお陰で、レポートにもメリハリが付いた内容になることが出来た。いや、昭和を感じる気風のタンメンで、実にまた来たくなるなかなかの美味しさだった。

(左フォト) 絶品たんめん/焼き餃子/店頭外観 (2011.12.25)