ハングリードラゴン 埼玉・与野 ※移転





北寄りの風と雨が季節を押し戻して、三寒四温と人の言う春が雨空に覆われた首都圏の満開に咲いた桜花を震えさせていた三月弥生下旬の月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、遠い過去の思い出をくすませるように街をくすませながら、止まない雨が降っていたそんな午後七時過ぎだった。

時に首都圏周辺をまるでジプシーの如く転々と営業する地を変えて来たあのハングリードラゴンが、なんとJR北浦和駅次駅の与野駅界隈につい最近になってまた移転して営業を始めたらしい。

松戸でも営業されて訪れたものだが、その後2012年3月24日越谷へ移転。さらに2012年9月2日さいたま春岡へ移った後、つい先日の3月22日に与野での営業を始めたようだ。今回博多豚骨ラーメンを提供していないらしく、豚骨醤油らーめんなどがあるみたいだ。

そんなわけで気になるところとなって、仕事帰り雨そぼ降るなかこちらの店頭へやって来た。

まもなくと言う頃ラーメンと記された光々と輝く提灯が見えて、慣れない周辺ながら迷わずに到着出来た。さっそく入店すると厨房に店主が一人おられて、先客がお二人の静かな店内が待っていた。

券売機の無いこちら。左手の白い壁面にスダレが掛けられて、その上に習字の半紙のような和紙に筆書きでメニュー名とその金額が記されていた。なるほどラーメンは、中華そばと塩そばの二つのみ。

チャーシュー増しは200円増しで大盛は100円増しとなっていて、ライスもあったがチャーシューご飯のようなサイドメニュー関係は無かった。

中華そばをオーダーしつつも、松戸で営業していた時に訪れた者で、こちらでの営業を知って勤務先が近いのでさっそくやって来たことを告げた。程なく到着。

現在は東京ミッドタウンとなった六本木時代の防衛庁前で、2トン車を使って営業していた時代のラーメンを再現したものだそう。それではと行かせて貰えば、絶妙極まる節の風情が実に素晴らしい豚骨醤油らーめん。

豚骨・鶏ガラ・モミジにボンジリのスープだそうで、もちろん無化調らしい。 昭和25年創業長野諏訪の盛谷製麺製の特注麺も、中太ちぢれの仕様で無添加にこだわったものだそう。

それにしても、なんとも言えない王道感を感じる中華そばと言えた。思わず替玉が100円だったこともあってお願いして楽しませて貰った。鶏ガラの良いものが仕入れられないとのことだったが、これはこれで充分に大変美味しいもの。中途半端なものは、出していないように思えた。

1995年に初めてご自分の店を持ったそうで、豊玉南で「ぽんぽこ」と言う店だったらしい。しかし直ぐそこは閉めて、相模原で呑喰と書いてドンクウと言う店をしばらく営業していたそう。

その後八王子で大軒と言うラーメン店を始めて、2002年から川越で現在のハングリードラゴンの名前で営業を開始されたのだそう。

定期的に移転する話しをさせて貰うと、その時々に様々な理由があってやむなく移転しているのだそう。そこでお聞きして見ると、排水口やら駐車場やら湿気やらの問題が夫々にあったらしい。

某場所の時には店内に幽霊が出たそうで、店の前で起きた交通事故で亡くなった方の生き霊だそう。5人入って来たと思ったら4人しか座らず、よくそんなことがあったらしい。

本宅が北浦和にある店主だそう。それならこの地ではそれこそ長い営業期間になりそうですねと言うと、「あ、いや…」と濁った返事が返って来たのはどんな伏線を考えてのご発言だったか。

気がつけば完食。いや、また訪れたいと思ったほど、かなりとんでもなく実に果てなく良かった、そんな中華そばであった。

(左フォト) 中華そば/替玉/店頭外観 (2013.03.25)


 ハングリードラゴン

 住所:埼玉県さいたま市中央区下落合2-2-4

 定休日:四月以降も当分の間無休  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:JR京浜東北線与野駅西口下車。階段を下りたらガード沿いに北浦和方面へ進んで行き、
       アール歯科奥の道路を右折。前方に見える信号交差点の左斜めに伸びる道を歩いて行く。
       通りに出たら右手へ更に進んで前方右手にあり。


※千葉県松戸市松戸新田557-11「九州とんこつ博多長浜らーめん ハングリードラゴン」営業時代。




ゆっくりと進んでいた台風がついに四国・高知に上陸して大荒れの西日本のようで、関東地方もその余波の強風が吹いていた9月上旬の土曜日だった。

時に国道6号から五香へ抜ける県道281号松戸鎌ヶ谷線のネッツトヨタ東都そばに、一軒の博多長浜らーめんをウリにするラーメン店が今年の6月10日からオープンしているらしい。

どうやらここ数年関東地方を転々と店舗を移転しながら営業しているお店のよう。現代のこのようなネットが無ければ、伝説のラーメン店として語り継がれそうなお店と言えそうだ。

各地域で営業してどの店舗でも無化調の博多長浜ラーメンを提供していたらしく、非常に好評のこちらのようだった。そんなわけで大変に気になるところとなって、風が吹き荒れるなか出掛ける事にした本日だった。先日パンク修理したばかりの自転車に跨がりこちらへ向かって出発。

ちょっと冒険心が働いて、いつもと違う道路を快走。すると昭和の杜なるテーマパークを偶然見つけて思わずその敷地内を回遊。昨年の11月27日にオープンしたそう。

昭和初期から中期の乗用車や鉄道車両が展示されていて思わず見入ってしまった。そしてそこを満喫した後さらに自転車を走らせると道に迷いながらもなんとかこちらへ到着。

中へ入ると券売機があったのでその前に立ち、特に決めていなかったが塩豚骨らーめんとランチセットのボタンを連打。

厨房前のカウンター席へ促されて、そこへ腰掛けながらランチセットをつい押したがその内容を確認させて貰うと、餃子3個と半ライスだそうでほぼ予測通りだったので笑顔で応えてそのまま座った。

台風が夏を押し戻したような季候の周辺で、厳しい陽射しに湿度が高く、そんな事もあって店内に入る頃には大汗が出ていた。

目の前に冷水ボトルがあったので、ついつい飲んでしまったがこの水が実に美味しかった。ひと息つくと目の前には無化調ラーメンを提供している蘊蓄が目立つように貼ってある事に気が付いた。

お店の方にさりげなく関東地方を転々と移転しながら営業している事を確認させて貰った。

2008年3月伊勢崎でオープンして、その年の10月に閉店。その後太田・宇都宮と移転・閉店を繰り返して松戸に来られたそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なるほど無化調らしさがありながらも、奥行きのある味わいがなかなかの方向性を示すもの。松戸も昔から珍来などが営業してラーメンにうるさい方が多いが、やけに盛況な店内だと思ったがこれならば流行るのもうなずけるものだった。

細ストレートの博多ラーメンらしい麺もいい感じで、気がつけば完食。餃子も小ぶりだがかなり美味しかった。店主は博多・長浜の方のご出身だそう。

焼きゴマやら辛玉やらカレー粉など味変えオプションも豊富そうで気になるところ。なお普段月曜日が定休日のこちらのようだが、19日の月曜日は営業して20日火曜日を休業する予定らしい。いや、かなりとんでもなくとっても良かった。

(左フォト) 塩豚骨らーめん/セット餃子・半ライス (2011.09.03)
   

  2011.09.03 最近は博多ラーメンも無化調の時代。   2011.09.03 松戸時代の店舗外観。