鮮魚らーめん 五ノ神水産 東京・神田


リアルな鮮魚が夜は妖しく目が光っていた。

カウンター席だけでなくテーブル席も用意されている。

大つけ麺博などで使用された前掛けが飾られていた。





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大空を水蒸気で包むようにして、雲が時にはイワシ雲のような紋様をつけて広がっていた、また秋めく九月長月半ばの水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、秋の夜長を涼風がいざなう、そんな午後七時過ぎだった。

今夜もラーメンと言うことで、冒頭のイワシ雲から連想したわけでも無かったが、鮮魚らーめんの冠が付くこちらへ今回は仕事帰りに足を運んで見るかとなった。

そんなわけで山手線電車にひと駅だけ揺られ、神田駅北口から中央通りに出て、須田町一丁目交差点を左折。その道をまた進んで行く。

途中北口前の道路とぶつかる十字路に、その昔は随分と秋葉原店にお世話になったキッチンジローが営業していた。

トヨタレンタリースの緑色の看板ネオンが見えて来て、それが夜でもいいこちらの目印となっていた。

さっそく入店すると限定はつけ麺鮭だらけと言うネーミングのもので、やはり予定通り今夜はデフォルトのらーめんで行くかと、若干だけそのつけ麺仕様に気を引かれながらもその味玉入りらーめんを選んだ。

銀だら搾りと言うネーミングだけに、そこは気になるしかなかった提供メニューと言えた。振り返るとそこそこに盛況なフロアで、右手中ほどのカウンター席に促されてそこへ腰掛けた。

背中側にテーブル席が二つあるこちらで、奥のテーブル席の前には大つけ麺博などで使用された前掛けが飾られていた。程なく到着。

見た目からしてドロドロとしており、すでにおそるべしと言うしかなかった。削いだような白ネギが添えられて、ビジュアル的にも素敵ならーめんだった。

それではと行かせて貰えば、東映オープニングの波しぶきがザッパーンと来る、それはもう怒涛の銀ダラの嵐が口内に吹き荒れる味わいがたまらないもの。

思わず生粋の焼き秋刀魚醤油らーめんが脳裏を掠めた。おそらくそのらーめんと同じで、銀ダラをミキシングしてスープに溶かし込んだものだろう。

ともあれ、その絶妙なバランス感とテイストは、さすがと唸るしかなかった。と同時に、これで清湯スープのあっさりなものがあれば試して見たくなったが、どうやらそれは提供していない様子だった。

中太ストレートの麺が、またらーめんの価値観を高めていて実に良かった。それだけに、気がつけば完食。

なおこちら以外のいつ樹グループ三店では、毎月29日を肉の日として、肉をドバッと入れた限定らーめんを毎月提供しているらしい。

また平日の営業時間が伸びたようだ。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく果てなく良かった。

(左フォト) 夜の店頭/味玉らーめん銀だら搾り (2014.09.17)


 鮮魚らーめん 五ノ神水産

 住所:東京都千代田区神田多町2-9-6 田中ビル別館1階

 TEL03-6206-8814  定休日:日曜日  五ノ神製作所facebookはこちら

 営業時間:平日11:00〜15:00/17:30〜22:30 ※土曜・祝日〜21:00 ※スープがなくなり次第終了

 アクセス:JR山手線神田駅北口下車。中央通りを秋葉原方面に進んで行き、須田町一丁目交差点
       を左折。多町二丁目交差点をさらに直進して程ない右側にあり。徒歩約5分。


少し前は奄美止まりの梅雨明けにアブラゼミの鳴き声と大輪のヒマワリの花もわずかだったが、それもそこかしこに見受けられるようになり梅雨も昨日までに東海地方まで明けたようだ。

朝から爽やかな陽射しが注いで、夏も既に本番を迎えており、どうやら関東地方も本日になって梅雨明けを迎えた七月文月下旬の休日火曜日だった。

秋葉原が勤務先ならばその周辺で気になりながらもまだ訪れてなかった、そんならーめん店に足を運んで見るかとなるもの。

本日はそうした中から、こちらを訪れて見ようと出掛けることにした。2007年7月25日に東京都郊外の福生市五ノ神で創業した、いつ樹さんの別ブランドとなる支店のこちらだ。

ちなみに本店となるいつ樹さんは、2010年9月29日からその周辺の青梅市新町に移転して現在に至っている。そんな本店が移転して落ち着いた頃、その2号店となるつけ麺五ノ神製作所がJR新宿駅周辺に2010年12月24日にオープンしている。

しばらくその2店舗体制が続いていたいつ樹さんだったが、2013年7月8日にらーめん五ノ神製作所がJR大久保駅周辺に新たな店舗としてオープンした。

そして2013年12月18日JR神田駅周辺に、こちらがさらなるオープンを果たして、これにより四店舗体制となった。

新宿や大久保と同じ店名ではなく、鮮魚らーめんをウリにするところから水産となったところだろうか。

水産と言うと土屋水産さんのような九十九里浜辺りで魚介類等の卸売りをしながら食堂を併営する店舗が本来の姿だが、近年では居酒屋チェーンにもそんな擬似的な店名が付けられている。

ラーメン店においても閉店してしまった音麺酒家楽々さんのネクストブランドで、磯部水産と言う店名が存在していたことがあり、おそらくそんな店名を参考にして名付けたところだろう。

と言うわけでまた秋葉原で整体をして頂いた後、そこから夏の強い陽射しが射す中を歩いてその店頭へやって来た。

カラフルな色が、まるで貝殻が色めくようなイメージにも取れる素敵な店頭のこちらだった。

ちょうどランチタイムの始まり頃に着いて行列やむなしと覚悟して来たが、タイミングが良かったようで外列もなく直ぐに入店することが出来た。

扉を開けるとそこはさすが人気店のこちらだけに、ほとんどの椅子が埋まる盛況なフロアが広がっていた。程ない場所にあった券売機の前に立つ。

行きの電車の中ではラーメンでもいいかなと思って来たが、ここへ来るまでの暑さもあってそんな考えが綺麗に吹っ飛んでつけ麺で行こうとなった。

券売機のボタンを見ると、銀だら搾りのらーめんとつけ麺に、焼き鮭搾りらーめん、さらに期間限定で提供していたかけらーめん雲丹搾りのつけ麺バージョンを夏季限定で提供しているラインナップとなっていた。

そのウニに思わず反応して、もはや本日は夏季限定つけ麺しか考えられなかった。

この際だからご飯もののサイドメニューも選ぶかとなって、半熟卵ご飯や鶏チャーシューご飯などもあったが、こちらならばとチーズご飯のボタンを連打。

振り返るとお店の方が促してくれた数少ないカウンター席の一つに、その方が手渡してくれた冷水のコップを片手に移動してそこへ腰掛けた。

見ると先客の方々は先ほどまで冷えたオフィスに居た所為だからだろうか、温かいらーめんを愉しむ方が少なくなかった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これが絶大に素敵な面持ちがもう実にたまらない味わいのもの。

ミョウガや細切りされたキュウリにワサビも添えられており、特にワサビを麺に微量つけながらつけ汁にくゆらさせて愉しめば、より雲丹の持ち味が引き立って美味しかった。

雲丹が上手くつけ麺と言う麺料理の中に調和しながら溶け込んでおり、前に出過ぎずに鮮魚ダシと一体化した感じがなかなか良かった。

白い柔肌のような中太麺にかなり超幅広な麺も多く入っていて、そうしたサプライズ的な愉しみもあって嬉しかった。

麺が消えた頃に割りスープを貰ってチーズご飯にそれを投入。またオジヤのようにして、それを美味しく頂いた。これがまたかなり良かった。気がつけば完食。

周辺の神田多町は約270年続いた江戸幕府御用市場にもなっていた神田青果市場があった場所で、昭和3年に秋葉原へ移転するまで粋な気質の神田っ子が相対で取引が行われていたと言う。

こちらの傍には、たれぱんだで一世を風靡したサンエックス本社があり、近年はリラックマが同社のドル箱らしくその関係のグッズがショーケースに飾られていた。閑話休題。

レギュラーメニューも気になるこちらだ。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、果てなくとっても何処までも堪らなくもう良かった。

(左フォト) 店舗と周辺/夏季限定つけ麺雲丹搾り(汁・麺)/チーズご飯 (2014.07.22)


中央通り須田町一丁目交差点を左折して行った右側。

カラフルでありながら落ち着いた雰囲気がいい店頭。

リアルな鮮魚が店頭の看板で躍るこちらだ。

サイコロのような木材が、目を引くいい案内になっている。

周辺の神田多町は、その昔神田青果市場があった場所。

傍にはリラックマグッズが並ぶショーケースがあった。