中華そば 光洋軒 大阪・新深江





大阪にも幾多の人気ラーメン店が営業しているが、新幹線のぞみ号を利用しても片道三時間掛かり、出費も総額三万円近くするため二の足を踏んでいた。

しかし今回訪れて見たい場所が出来て、嫁さんに許可を貰い出掛けることにした。となればそこはラーメン店にも立ち寄りたいところ。

そんなわけで以前から気になっていた大阪某店を訪れて、まだもう一軒行けるとしてそれならばとこちらにも立ち寄ることにした。ちなみに朝早くから、営業しているこちらのようだ。

今年の五月に新橋某店へ訪れたことをきっかけにして、その大阪のご当地ラーメンの一つに数えられる高井田系ラーメンの系統の元祖となるこちらに、やはり機会があれば訪ねて見たいと考えていた。

そんなわけで地下鉄西長堀駅に戻り、千日前線電車にまた乗車。なんばで下りることなく、そのまま乗ってこちらの最寄り駅である新深江で下車した。

そんな最寄り駅の新深江駅周辺にはコクヨ本社があり、コンコースの壁画はその企業の寄贈によるものだそう。

大昔の国内で帽子として利用された来た菅笠が、周辺で生産された時代があったらしく壁画はそんな菅笠をモチーフにしたものらしい。

なお余談だが今回大阪周辺の電車に乗り降りして気がついたが、都内でエスカレーターに乗ると立ち止まるのは左側だが、大阪はその逆の右側で軽いカルチャーショックとなった。

3番出口前の大通りである大阪府道大阪牧岡奈良線を、布施方面へ道なりに600mほど歩いて行くと、それは風情も良くこちらが佇んでいた。

さっそく入店すると平日の昼下がりのやや駅から遠い所為もあってか、たまたま先客の居ない静かなフロアが広がるこちらだった。

中ほどのカウンター席へ徐に腰掛け、カウンターテーブルにあったメニューリストを見て、そこからチャーシュー麺をお願いすることにした。

1953年の昭和28年から屋台営業で創業したラーメン店で、高井田系ラーメンの祖となるこちらだそう。

高井田と言う地名自体は少し離れた場所にあるが、大昔の古い集落の時代から周辺一帯に広く根付いた、そんな界隈を代表する地名と言えそうだ。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、酸味の強い醤油感と太い麺共に独特な面持ちがたまらないもの。

そのシフトが、この高井田系ラーメンに確固たる地位を築かせているだけに、なるほどその一口目から一気に本領を発揮させるトップスピード感が実にいい。

鶏ガラベースにチャーシューの煮汁を利用した濃い醤油ダレが入るスープに、なんとも形容しがたいほど個性的な極太麺がそれにしても素敵と言うしかなかった。

チャーシューがまた泣ける美味しさ。それだけに、気がつけば完食だった。

周辺は大通りから一歩奥に入れば、鎌倉末期に創起された法明寺なる寺院や、深江稲荷神社が鎮座している閑静な界隈で、その昔の繁栄がそうした史跡から読み取れそうだ。

その後本来の目的を済ませて、帰りの新幹線に乗車。暮れなずむ東京駅へ、のぞみ号がホームに身を滑らせた。

いや、こちらもまた、かなりとんでもなく絶大に果てなく、途轍もなく無茶苦茶素敵だった。

(左フォト) 店舗外観/チャーシュー麺/深江稲荷神社 (2014.10.09)


 中華そば 光洋軒

 住所:大阪府大阪市東成区深江南3-20-14  TEL06-6972-8833

 定休日:火曜日  営業時間:平日9:00~19:00◆土日祝8:00~18:00

 アクセス:大阪市営地下鉄千日前線新深江駅下車。3番出口前の大阪府道大阪牧岡奈良線を
       布施方面に600mほど道なりに歩いて行った左側にあり。



新深江駅の壁画は、菅笠をモチーフにしたものらしい。

駅から布施方面に600mほど歩いて行った左側にあり。

壁面に並べられたお品書きメニュー。

高井田系ラーメンの祖となるこちらだ。

大通りから一歩奥に入れば、風情のある周辺。

周辺に鎮座する鎌倉末期に創起された法明寺。