豚骨ラーメン 虎ノ穴 千葉・稲毛





やや雲が多いものの真夏の空を思わせる青空から陽射しが注いでは隠れていた、若干気温も上昇気味の5月下旬の水曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時近くだった。

雨が降らなければこちらへ行こうと思っていて、幸い通り雨も落ちることが無かったので予定通り立ち寄ることにした。

そんなわけで連日稲毛駅で途中下車して今夜は東口側に出て、およそ10分近く夜道を歩いてその店頭へやって来た。武蔵家中野本店で修業した店主が、2002年にオープンさせたラーメン店らしい。

家系出身のラーメン店と言うことで、そうした系統の店頭をある程度イメージしてしまうものだが、極太筆文字が店頭で躍っていることもない店先。店名にも家の文字が無いこちらだ。

思えばラーメンの食べ歩きを再開した頃から、一度目にしたら忘れない店名だっただけにずっと頭の片隅にあったこちら。やはり夜営業のみだったことが大きく行けなかった。

入店すると券売機が右手にあった。そこでラーメン中盛りに、煮タマゴのボタンも連打。程ない空いていたカウンター席へ腰掛けながら、チケットを麺カタメとお願いして手渡した。

するとスープは標準でアジコイメだそうで、ウスメにしますか?と来たのでそう言う程ならばとそれでお願いした。券売機のボタンには、のり増し10枚で100円と言うお得なトッピングや、鶏油そばなる油そばや、つけ麺も提供メニューに並ぶこちらだった。

こちらの店名で思い浮かぶのはやはり漫画「タイガーマスク」で、世界中からスカウトした若者を悪役レスラーへ育てる養成機関がこちらと同じ名前の虎の穴だ。

我が家にカラーテレビがやって来たのは確か昭和46年頃で、それまであった白黒テレビでこのタイガーマスクを見ていた。カラーテレビでその再放送を見て、色がついたアニメに感動したものだった。

ちなみにこの虎の穴とはイギリスに実在したカール・ゴッチ等の有名レスラーを輩出した、ビリー・ライレージムの通称であるスネーク・ピット(蛇の穴)からヒントを得たものだそう。閑話休題。

ふとこちらの営業時間の案内が、何気なく目に入ったので見ると何と最近は昼間も営業している様子。はてさて夜営業だけのはずだがこれは一体どうして?となった。そこで厨房の方にお聞きして見ると、何とこれが先月の4日から昼営業も始めることにしたのだそう。

修業先の武蔵家中野本店は訪れたことは無いが、オープンしてまもない支店の松戸店には地元もあって出掛けたものだ。

またやはり修業先が同じらしい武道家の国分寺店にも偶然オープンしていたのを見かけて入店したことがあった。程なく到着。煮タマゴは別皿で来ていたので、ドンブリの上に置いてから撮影。

それではと行かせて貰えば、見た目はかなり家系だっただけに、なんだ家系かと口にすればこれが何ともそうではないシフトを感じるもの。

まず鶏油(チーユ)が家系は大抵はオスのものが一般的だがこちらはメス主体のもの。またアジウスメにして貰ったがそれでもカエシの立った味わいを感じた。

カタメにして貰った酒井製麺の風合いも家系から一歩踏み出したシフトを感じさせた。意図的に唯一無二を目指した感じで、クセになりそうなそんな味わいがなんとも良かった。

しっかり茹でられた煮玉子にも何処か質実剛健的なこちらのポリシーを感じることが出来た。気がつけば完食。いや、なかなか素敵なスタイルの美味しいラーメンと言えた。

(左フォト) ラーメン中盛り+煮タマゴ/券売機ボタン/店頭外観 (2012.05.23)


 豚骨ラーメン 虎ノ穴 - TORA no ANA -

 住所:千葉県千葉市稲毛区小仲台7-16-6  TEL043-206-2515

 定休日:火曜日・第1月曜日  営業時間:11:30〜14:00/17:00〜翌3:00

 アクセス:JR総武線稲毛駅東口下車。ロータリー左手にある稲毛ヤングボウル裏手の稲毛駅東側
       交差点から小仲台坂通り(市道幕張町弁天町線)を新検見川駅方面へおよそ10分程度
       進んで行った通り沿い右側にあり。



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