中国料理 泰元紀 千葉・都賀 ※閉店



梅雨時らしい曇り空で始まった、どちらかと言えば多少は涼しいそんな6月下旬週明けの日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、そんな穏やかな午後8時近くだった。

時にこちらはJR都賀駅の西口駅前と言える中国料理店で、結構前から気がついていたもののまだ訪れていなかった。ふと今夜はなぜだかこちらの気分となって、その店頭へやって来た。

さっそく入店すると先客ゼロの店内。空いていたテーブル席で落ち着けそうな場所を選んで腰掛けると、女将さんと呼ぶのが適切のような方がメニューリストを手渡してくれた。

それを広げると2〜6名で楽しめるコース料理が金額別に紹介されていて、ページをめくると今度は様々な一品料理が列記されており、さしずめ都賀の横浜中華街と言う様相を呈していたこちらだった。

後半に麺料理メニューが並んでいてそこから雲呑麺とあったワンタンメンに、後から書き足したような半チャーハン300円の文字を見つけてそれも思わずお願いした。

そう経たずして3〜4組の後続客が、まるで私が招待でもしたかのように入って来られた。どうやら殆どの方が、周辺に在住する常連さんのようだった。

私の隣りに座ったご夫婦の後続客は、女将さんの旧年来の幼馴染み同士と言う感じで、その奥さんの方とそれはそれは話しが弾んでいた。

そんな話しが終わって女将さんが厨房へ帰ろうとしたところを、さり気なくこちらが創業してどのくらい経つのかお聞きすると、何年経ったかでは無くずばり昭和54年に開業したことを教えてくれた。

そしてその後に創業月日も覚えておられ6月26日と続いた。なんと記念日は明後日だ。おや?それは奇遇としか言いようがなかった。この奇遇が私をここへ呼んだのだろうかと思ってしまうほど。

そう、10年前の6月26日、このサイトは「切符と拉麺のZauな道」として始まった。趣味で集めた鉄道の切符の紹介と、秋葉原を中心にラーメンを食べ歩いてレポートするのが目的だった。閑話休題。

さきほどオーダーした際に見たメニューリストが、追加オーダー出来るようにする為なのか、まだテーブルの上にあった。再度それを広げて見た。

中国では献立表のことを菜譜として表現される。まず冒頭にあったのがその菜譜の文字だ。その下にはこちらの店主のお言葉なのか、そのこだわりがつらつらとご自分の言葉で綴られていた。

それはこのお店を紹介するならば、是非ともお伝えしておきたいもの。中国料理の秘訣は火加減にあることを表し、材料を整えてからのコツを中国で眼精手快とも胆大細心とも言うことを明記していた。

五味調和百味香とも言われ、恵みの材料をふんだんに使い、強い火力と瞬時に仕上げる調理技術を日夜精進していると言う。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、昭和50年代系らしい毎日食べても飽きの来ない、それはあっさりとした味わいでありながら豊かなコクをシンプルな中で表わす素晴らしさ。

ワンタンは厚みのある仕様で、小麦粉本来の甘味さえ感じ取れてしまいそうなもの。中細でややちぢれ気味の麺に、ロース肉の煮豚チャーシューもまた秀逸極まりない美味しさと言えた。

チャーハンもまた中華系らしい旨み迸るもので、高原のそよ風のように心から足を伸ばして心が寛げるような美味しさ。それだけに気がつけば完食。いや、かなり素敵でとんでもない旨さのワンタンメンと半チャーハンだった。

(左フォト) 雲呑麺(ワンタンメン)/菜譜を広げると… (2012.06.24)


 中国料理 泰元紀 (タイゲンキ)

 住所:千葉県千葉市若葉区西都賀3-2-6  TEL043-253-4932

 定休日:水曜日・第三火曜日  営業時間:11:00〜22:00

 アクセス:JR総武本線都賀駅西口下車。左手の階段を下りて行きロータリー正面の道を進んで
       一つ目の十字路を左折して程ない左側にあり。



  2012.06.24 半チャーハン   2012.06.24 JR都賀駅西口駅前の愛される町の老舗人気中華店。



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