ら〜めん 鈴家 千葉・本八幡







昨日の暖かさが恋しくなる程の寒さで、見上げる大空は陽射しを隠した曇天模様に、ケータイ天気サイトを開けば陽が暮れてから雨が推測された、そんな二月前半祭日前日の水曜日の午前中だった。ふと三寒四温と言う言葉が脳裏を過った。

今日もまた午後から地元の図書館へ行こうと決めて、その前の腹ごしらえと言う事で先日初訪問したばかりの、こちらへ気になるメニューがあった事もあり入店する事にした。

いつもの路線バスに乗車すると、また昭和学院小学校の下校時間と重なり、本八幡駅まで賑やかなバスの車内風景であった。

かなりの所為か、バスの運転手さんが騒がないよう、車内放送で呼びかけていた。そんな場所から解放されて店頭に到着したのは、ちょうど長針と短針が重なった正午頃であった。

それまで味噌はどうかなと言う気分が心の片隅に何となくあったが、この寒さと美味そうな店頭のビジュアルインフォに、食べたい気分レベルメーターはマックスを迎えて中へ入って行った。そのメニューこそが前回も触れた、男の味噌ら〜めんで、券売機にあったそのボタンを迷う事なくタッチした。

また具が乗ったご飯ものサブメニューも追加しようと迷ったが、その限定のボリュウムがいい事に気が付き、そこに半ライス50円のボタンがあったものだからついそれを押してしまったのであった。よく考えればランチタイムは半ライスがサービスで、押したボタンは普通盛り用のボタンのようだった。

お店の方に50円を手渡して味玉トッピングにして貰い、そこに無料サービスの半ライスをお願いした私であった。

今日はたまたま比較的空いた店内で、数人しかいない厨房前のカウンター席の一席に促されてそこへ腰掛けた。振り向くと大崎氏と小林氏の色紙が、大事そうに壁面へ貼られているのが見えた。

そしてその直ぐ下に目を移すと、以前は14番だった麺が最近は12番と更に太くなった事が記された、PCで作成したようなインフォメーションが成されていた。後続客が続いて徐々に盛況になって行く店内。

券売機へ立った時に様々な情報がボタンの周囲にあった。つけ麺はあつもりも対応して茹で時間が七分かかる事や、ラーメンでは麺カタメにも対応している事など。程なく到着。

おお、なんともオーラさえも感じる、美味そうなビジュアルではないか。最近本八幡は更なる激戦区地帯となっており、それを意識した力作の様相を呈していた。ふと見ると、海苔と辛味料を和えた刻みタマネギが別皿で付いて来ていた。

それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

麦味噌など4種の味噌をブレンドした味噌ダレを利用しているそうで、これが実に豊かなコクがありながら、味噌なのにしっかりしたキレのある味わい。

麦味噌が核となっている感じに変な濃さがなく、とろみがいいのにさっぱりしているのが面白かった。麺も嬉しいくらい太く、具材もキャベツや穂先メンマから挽き肉やチャーシューに至るまで、どれもがしっかりして美味しくて愉しめるものであった。

そのベースの味噌スープの完成度の高さに、後半を過ぎても別皿で来ていた辛味タマネギを入れる気にならず、四分の三程度になってからそれを入れたが、また風情が変わってこれまた良かった。

ニンニクの風味を抑えて微量だけ使う手法により、なんとも気が付かない内にその魅力へ引き込まれてしまうパワーがある味噌らーめんで、最後に残ったスープをレンゲでご飯の器の方へ入れて楽しみ、それはそれは気が付けば完食だった。

券売機のボタンには、女の味噌ら〜めんなる新メニューもあったが、こちらは麺と油を少なめにして野菜の盛りを良くしているそうで、ベースの味噌スープは全く同じらしい。そして男仕様と女仕様夫々に、限定味噌のつけ麺メニューも用意されていた。

濃厚でありながら味の濃さは控えめで塩気も抑えており、なんともトレンドも意識していたものだった。

近年の流れとしては例外もあるが、全体的に旨みが増えて塩気が低下している傾向があるように思う。いや、それにしても美味し、冬季限定味噌ら〜めんであった。


(左フォト) 冬季限定男の味噌ら〜めん+味玉/券売機ボタン/店舗周辺 (2010.02.10)







節気的には間もなく立春だが、昨日の雨は夕方から雪へと変わり深夜まで降り続いたようで、明けた本日の時折り陽が射す街の風景は、久々の雪景色が広がっていた二月上旬の火曜日であった。

そんな日の午前中は、自宅前の道路に積もった雪をスコップで端に除ける作業に精を出し、その後で一息ついてからまた本八幡に出て周辺の図書館へ赴いていた。

そんな図書館訪問も、午後から歯医者の予約が控えていたので正午を過ぎた頃には終え、ランチタイムで予定通り本八幡駅周辺にあるこちらの店頭に立った。

大成食品が手掛ける鳥居式らーめん塾を卒業した店主が昨年の4月1日に開業させたお店で、テナントのビル管理会社の意向なのかオープン当初から窓ガラスにはマジックフィルムが貼られている。

中から外は見えても、外から中が見えないようになっていて、そんな状況の中でひと際家紋が目を引いた店頭となっていた。美味しい噂も随分と聞いていたが、今回が初めての入店となったこちらだった。

入り口には判り易いビジュアルメニューがあり、そんなインフォを横目に入店すると、直ぐ券売機が待ち受けていた店内であった。インスピレーションで選んだのは、つけ麺とランチチャーシュー丼であった。奥へ進むとフィルムの所為で見えなかった店内には、厨房前にカウンター席が十席程あったが、そこは全席が埋まっていて盛況を極めていた。

そう思っていると道路寄りにもテーブル席が八席さらにあり、チケットを手渡してからそこの一席に案内を受けた私だった。

ランチタイムだけのような半ライスサービスがあるそうで、チャーシュー丼をその分メシ増しに出来るそうでそれでお願いした。サイドメニューを一緒にお願いすると、サービスが無下にされてしまう場合もあるが、こちらの対応は素晴らしかった。

レール照明の落ち着いた雰囲気ながら、窓ガラスが大きい分比較的明るい店内となっていた。厨房には比較的がっしりした感じの店主らしき方と、その他に二人の方がおられた。

入り口から入る時にも気が付いたが「男の味噌ら〜めん」なる冬季限定が現在発売されているようで、数種類のこだわり味噌をブレンドした味噌タレを使って麺量180gに及ぶ超極太麺で提供しているらしく、思わずそちらに始めからなびきそうな程いい感じのビジュアルインフォがあった。程なく到着。

おお、極太麺の上には茹でられたキャベツと、穂先メンマに刻み海苔にカットレモンも添えられていた。つけ汁は具材が入ってない仕様で、瀞みのあるスタイルだった。

それではと行かせて貰えばそれはもう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。食材のメインが鶏のこちらは若干の豚骨も感じられるタイプで、そこに羅臼昆布や瀬戸内産煮干しに、枕崎産鯖も利用した濃厚鶏白湯魚介系で、これがなかなかの美味しさを示していた。

低加水シフトで癖の少ない極太ストレート麺も風情よろしく、鳥居式らーめん塾卒業と言う事で大成食品の麺だと判るが、比較的けっこう好きな仕様のものだった。

濃いタレを付けて一度炙った感じのチャーシューも美味しく、それが沢山ご飯に乗ったランチチャーシュー丼も普段より百円安くなっていても、しっかり具沢山でやっぱり良かった。茹でキャベツや穂先メンマもケチらず、汁の美味みもしとやかで、最後のスープ割りに至るまで良かった。

もう気が付けば完食だった。オープン当初から、色々とシフトを進化させて来た模様。いや、さすが鳥居式らーめん塾卒業生と言えた、美味しつけめんとサイドメニューであった。


(左フォト) つけ麺(麺・汁)/ランチチャーシュー丼ご飯多め (2010.02.02)



 ら〜めん 鈴家 (すずや)

 住所:千葉県市川市南八幡4-1-5八光堂別館ビル1F TEL047-377-1979

 定休日:月曜(祝日の場合は翌日) 営業時間:11:30〜15:00/17:00〜0:00 ※日曜日11:30〜21:00

 アクセス:JR総武線本八幡駅南口下車。南口左手の下総中山方面の階段を降りて行き、次の
       交差する通りまでガード沿いを歩き、通りに出たら右折して少し歩いた右側にあり。



  2010.02.02 店頭の判り易いビジュアルインフォ。   2010.02.02 JR本八幡駅からほど近い店頭外観。



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