寿々喜そば店 千葉・海神





青空から陽射しが燦々と注いで、夏色から秋色に様変わりしていたそよ風が、カラカラと枯れ葉を転がしていた九月長月下旬の休日火曜日だった。

自宅周辺の蕎麦屋のラーメンを教えて頂いた方から、さらなるお奨め店の追加情報を頂いた。その一店が松戸市内みのり台駅周辺に位置する寿々喜なる蕎麦屋だった。

その店をネットで調べている内に、京成海神駅周辺にも同じ店名のやはりラーメンを提供している蕎麦屋を見つけた。

昭和15年創業の蕎麦屋だそうで営業時間や定休日も紹介されており、JR船橋駅周辺にも気になる店を見つけていただけにこちらへ先に訪れて見るかとなった。

そんなわけで初秋の淡い陽射しにも誘われ、京成電車に乗って海神で下車。実は歩き慣れている道を進んで、国道14号に出て前方の路地を入って行く。

この先にそんな蕎麦屋が営業しているとは、夢にも思わなかっただけに心も弾む。しばらく歩くと総武線の高架が前方に見えた。

そこを潜ったら、今度は左手へ歩いて行く。まもなく遠くにこちらの鉄柱の上に据えられた、電照看板が見えてあそこかとなった。

たまに蕎麦屋が目の前に現れると、ここはラーメンも提供しているのだろうかとチェックを入れる時があるが、こちらは蕎麦屋らしくするためもあってかそんな案内も無くたまたま出くわしても気が付かない感じだった。

さっそく入店すると、そこはもちろんだが、やはり如何にもな蕎麦屋の店内が広がっていた。前方厨房寄りの壁面を見ながら、ネットでこちらを知って来たことを告げると大層喜んで迎えてくれたお店の方だった。

しかしその壁面のお品書きには、ラーメンのメニューが見当たらず、さてと思っているとそれではラーメンでよろしいですか?と来られたので、念のため中華メニューをお聞きした。

するとラーメン以外には餅が入る力(ちから)ラーメンにチャーシューめん、後は山菜らーめんに夏季限定の冷し中華があるそう。一通りお聞きした後で、それであればとラーメンをお願いした。

厨房には初代の店主がおられ、仕事を元気にこなされていた。二代目も一緒におられて、定かでないが三代目らしき方が出前に奔走されていた。

普段の蕎麦の麺つゆは鴨川太海の鰹節を毎日その日の分だけ削ってダシを取り、新鮮な生醤油と合わせて提供しているそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、こちらもまたなかなかの持ち味を有するもの。毎朝打ち立ての自家製ストレート麺に、スープはシンプルにこだわって豚骨・鶏ガラ・香味野菜を炊いたものだそうだ。

チャーシューとメンマも自家製らしく、ラーメン店のラーメンとはまた違った風合いに思えたが、一緒に付いて来たコショーを振って再度口にすれば、これこれと言いたくなる味わい。

それを投入することで本来のラーメンらしさが表出するもので、良き時代の中華そばとなって昔からラーメンを提供していたことがそれで理解出来た。

気がつけば完食。みのり台駅近くにも同じ店名があって、同じようにラーメンを提供していることをお話しして見たが全然知らないらしく無関係だそう。

こちらもどちらかの流れを汲むと言うこともない、こちらだけの蕎麦屋とのことだった。いや、こちらもまた昭和の佇まいを有する、人を良き時代へと誘うそんな美味しラーメンと言えた。

(左フォト) らーめん/店舗外観/壁面のお品書き (2013.09.24)


 寿々喜そば店

 住所:千葉県船橋市海神町1-1382  定休日:日曜日 ※祝祭日は営業 ※GW・正月・お盆連休あり

 TEL047-431-4329  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜20:00

 アクセス:京成本線海神駅下車。改札を出たら右手に進んで行き、国道14号に出たら横断歩道を
       渡って目の前の路地をさらに直進。突き当たりを左折して道なりに進む。左手に総武線
       高架が見えたらその先にある高架下の道路に入り、向こう側に出たら左手へ進んで行き
       100mほど歩いた右手にあり。徒歩およそ9分。



最寄り駅は京成本線海神駅。

駅から下り坂を下りて国道に出たら更に路地を直進。

狭い路地はこんな感じで道なりに進んで行く。

入ったら左手の手前にラーメン類メニューあり。

創業昭和15年にの蕎麦屋でこだわりのラーメンもある。

黒いトレーに乗って、コショーも付いて来る。