中華料理 菜来軒 千葉・船橋宮本





青空から爽やかな陽射しが朝から注いで、陽気は初夏を通り過ぎる勢いで気温が上昇していた、そんな六月水無月上旬の休日火曜日だった。

ここのところ休日でも川口・蕨・浦和界隈へ出ているが、本日はJR上中里駅周辺で不発弾が見つかった関係でその爆破処理が実施されるらしく、その影響を考慮してそちら方面へ出掛けることを控えることにした。

そう言えば以前川口駅東口周辺で営業する菜来軒を訪れたが、先日その公式サイトを運営する娘さんからメールでご連絡があり、現在当サイトのレポートをご紹介頂いている。

関東地方で全盛期には30軒におよぶ菜来軒が営業していたそうだ。その店主たちは全員が奄美大島のご出身の血縁関係がある一族だけによる中華店グループなのだそう。

奄美大島は九州と沖縄の間にある島で、種子島と屋久島より遥かに沖縄寄りにあり、その風土や環境も沖縄と変わらず農業はサトウキビ等が生産されてバナナ・パパイヤ・マンゴーも栽培されている。

千葉方面でも船橋市内に2店舗が営業しているようだ。その1店はしばらく前に某千葉ラーメン大御所サイトでも登場している。

それはなかなかそそるラーメンのビジュアルで、出来れば行って見たいと思っていただけに、今回それならばとなってこちらへ向かうことにした。

そんなわけで夏巡る六月の空の下、京成電車を利用して船橋競馬場駅から程近い住宅街の一角で営業するこちらの店頭へやって来た。

店舗の角にサンプルショーケースのような空間があった。そこを覗くと陶製のシーサーが三体も飾られていた。思わず川口菜来軒の娘さんが教えてくれた、菜来軒店主全員が奄美大島出身を裏付ける、そんなシーサーの置き物が迎えてくれた店先であった。

さっそく入店すると開店まもない時間もあって、まだ店主もゆっくりと動いておられた。老舗中華店を訪れる趣味があって、勤務先近くの川口菜来軒を訪れて自宅が松戸なものだから今日はこちらへ来たことを告げると喜んで迎え入れてくれた店主だった。

500円のワンコインメニューを用意しているこちらで、もやしそばやカレーそばにざる大盛などもあったがワンタンメンを選んで、餃子が三コ150円のプライスに思わずそれを一緒にお願いすることにした。

開業してからおよそ40年経つこちらだそうで、するとおそらく1971年前後に営業を始めたところだろう。やはり鴬谷の菜来軒が一番古い開業の菜来軒だそう。

その鴬谷菜来軒は戦後まもない頃に営業を始めたそうで、一時はその直ぐ近くにもう一店の菜来軒があったようだが、現在はどちらもなくなってしまったらしい。程なく到着。

それではとラーメンから行かせて貰えば、良き昭和の佇まいを感じる、どこか懐かしい風情を有する美味しい味わいがたまらないもの。

ワンタンもいい感じで、やや縮れた麺も適度に柔らかく、なかなか素敵な風合いが良かった。一緒に来たザーサイも良い風合いで、餃子も肉餡たっぷりで美味しく、気が付けば完食。

出前もやっているこちらで、まもなくすると電話が続々と続いて店主は既に戦闘モードに入り、娘さんらしき方と一緒に注文品を仕上げては岡持ちに入れて多忙を極め出して来た。

西船橋にも菜来軒があるようだが、それだけにそちらのことはお聞き出来ず、邪魔になってもいけないので軽く御挨拶して精算を済ませてお店を後にした。いや、なかなか素敵で実に良かった、とても美味しいそんなワンタンメンと餃子三コであった。

(左フォト) ワンタンメン/餃子三コ/中華菜単 (2013.06.04)


 中華料理 菜来軒@船橋宮本

 住所:千葉県船橋市宮本8-37-6  TEL047-423-0669

 定休日:木曜日  営業時間:11:00〜20:30 ※中休みなし

 アクセス:京成本線船橋競馬場駅下車。改札を出たら右手に出て、踏切りの通りを線路を渡らずに
       右手へ進んで行く。突き当たりを左折して次の右路地を入って少し歩いた右手にあり。

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最寄り駅は船橋ケイバと同じで出口は逆側に出る。

踏切の通りを歩いて突き当たりに出たら左手へ進む。

奄美大島ご出身の方々が営業する菜来軒。

南国ご出身店主の菜来軒らしくシーサーが飾ってあった。

サービスでザーサイが付いて来た。

快速電車なら停車する京成本線船橋競馬場駅。