中華料理 梨公苑 千葉・梨香台





ここに来て気温も上昇気味となり湿度もそれに比例するかのように高くなって来た、曇り空から時折りだけ霧雨ともいえない小粒な雨が滴っていたそんな7月前半の休日金曜日だった。

時に少し前から自宅からそう遠くない梨香台団地のそばに、今まで全く気がつかなかった中華店があることをネットで知るところとなった。

梨香台団地は昭和50年8月に竣工した総戸数963戸に及ぶUR都市機構が管理する団地で、こちらもまた住所自体は松戸市高塚新田となる。ちなみに高塚の地名は源平合戦で活躍した、名馬の墳丘が高塚と称されたことに由来していると言う。

高塚に住むようになって既に20年近く経って、梨香台団地周辺は何度となく自転車で散策したものだが今まで知らなかった。しかもその中華店は営業していると赤い中華料理の暖簾は掛かるものの、店名看板が全く表記されておらず営業していないと店舗にさえ見えないらしい。

本日はまたヘアカットしようといつもの美容室に予約を入れ、そんな関係から自宅周辺散策を思い立ち、そう言えばとなって出掛けることにした。

そんなわけで自転車のタイヤに空気を充填し、サドルを手拭いで綺麗にしてメンテナンスを終え出発。若干の雨が懸念されて少し迷ったが、直ぐに止む気配となったのでそのまま先を急いだ。勝手知ったる道を駆け抜けて、初めて走る道路を少しだけ進んで行けば、なるほど確かに赤い中華料理の暖簾が掛かるこちらが在った。

そこは昭和47年に開校した松戸市立梨香台小学校の裏手の場所だった。ちなみにそこは小学校としては、日本最初の五階建て校舎として開校したそう。さっそく入店すると木造で風情のいい店内。

奥の勝手口が開いていて、ゆるいそよ風が店内を吹き抜けており、空気が淀んでおらず何ともいい雰囲気があった。開店してまもない時間の所為か先客はおらず、厨房に老練と言う言葉がとても似合う店主がおられた。

インターネットでこちらを知って来たことを告げると、「へぇ、ウチが紹介されているの?」と驚いておられた。メニューからワンタンメンをお願いすると、たまたま今日はワンタンの皮を仕入れていないそうで、それならばとラーメンにオーダーを変えてお願いする。

こちらを開業させて、もう25〜26年経っているのだそう。すると昭和61年頃の創業のようで、ちなみにその頃私はと言うと永代橋の袂のビルにある会社で事務職をしていた。

さらにお聞きするとその前は秋山に今も営業する「萬福」を弟さんと営業していたそうで、こうした仕事に携わってもう40年近く経過した店主らしい。そのお店ならば未訪問だが、その存在は知っていた。

外に看板を出していないのは数年前の台風で壊れてしまい、それ以来躯体の修復はしたものの面倒くさいので店名を入れてないのだそう。厨房にはやや小型のズンドウが据えられていて、長ネギや様々な食材が見えた。

梨香台団地にかなり住んでいる方でさえ、こちらを知らない方が結構いるらしい。店名は友人の大工が決めてくれたそうで、梨香の香を主人のお名前の公に変えた店名なのだそう。

閉店時間を確認させて貰うと、お客さんが続けば充実した居酒屋メニューを用意していることもあって、午後11時くらいまで営業していることもあるこちらだそう。

なるほど背中のボードには、そんな酒の肴のお品書きが書き込まれていた。しかし天候などにより入店客の見込みが無いときは早めに閉店させてしまうのだそう。程なく到着。

風情のいいそんな醤油ラーメンがやって来た。それではと行かせて貰えば、これがなかなかの趣ある風情豊かな味わいのもの。豚骨と鶏ガラに、昆布も入れ込んだ出汁のスープだそう。

珍来製麺所の中細ちぢれ麺もいい感じで、チャーシューも実に美味しく、それはもう気がつけば完食だった。いや、かなり素敵な昭和40年代系のノスタルジックラーメン略してノスラーだった。

(左フォト) ラーメン/ズンドウには様々な食材/店頭外観 (2012.07.06)


 中華料理 梨公苑 (リコウエン)

 住所:千葉県松戸市高塚新田558  TEL047-391-5903  定休日:月曜日

 営業時間:11:00〜14:00/17:00〜※来店客状況次第(19:00頃〜23:00頃)

 アクセス:JR常磐線松戸駅東口下車。松戸駅東口より松戸新京成バス高塚梨香台線の松22系統
       または松23系統に乗車して梨香台団地バス停で降車。松戸駅東口時刻表参照。
       松戸市立梨香台小学校の裏手へ右側から回り込んだ周辺にあり。



  2012.07.06 カツ丼やオムライスもあるメニュー。   2012.07.06 総戸数963戸に及ぶ梨香台団地。

  2012.07.06 松戸市立梨香台小学校の裏手にある店舗の遠景。   2012.07.06 夜の居酒屋メニューも豊富なこちらだ。



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