千葉ラーメン劇場@ワンズモール
2013年1月31日閉幕 惜別レポート


ワンズモール2階で営業するラーメン劇場。

左端のエスカレーターで上がると気分が盛り上がる。

エスカレータ―を上がると錦絵が迎えてくれる。

ラーメン劇場稲毛六座のくだり。

芝居小屋のようなエントランス。

インフォメーションボードはどれもこだわった作り。









青く澄み渡る空から陽射しが注ぐものの、凍てつく寒さが身に染みるそんな正月三が日明けの休日金曜日だった。

よく拝見させて頂いていて、管理人さんとも偶然に某店でお会いしたことがある某人気ラーメンサイトを昨日何気なく開くと千葉ラーメン劇場がまもなく閉幕することを知った。

千葉市稲毛区内に位置するダイエー千葉長沼店も入るショッピングセンターワンズモールに、千葉県内初のラーメン店複合施設であるラーメン劇場が華々しくオープンしたのは2003年11月7日だった。

その営業スタイルは基本的には定期的に店舗を入れ替えして行くもので、今まで幾多のラーメン店が劇場内でその実力を遺憾なく発揮してくれた。

しかし数年前から入場者が減って行き、その低迷は見るに忍びなかった。計画的に閉館の準備に入ったのか定かでは無いが、ここしばらく空き2店舗に新しいラーメン店が入ることもなかった。

そしてこの数カ月は、福たけセブンとまるわチャイニーズスタイルの2店舗に、ゲリラ的に超ひがし皐月が営業しているだけだった。

今月一杯で閉幕と言うことで盛り上げて行こうと、この正月三が日に白トリュフラーメンで有名なビーハイブと、行徳にオープンさせたばかりのまるわ修行店主が送るじぇんとる麺の2店舗が相次いでオープンしたらしい。

そんなわけで惜しまれつつも閉幕してゆく、そんな千葉ラーメン劇場へ出掛けることにした。かくてJR稲毛駅で下車し路線バスを利用してワンズモールへまたやって来た。

いつものように左端のエスカレーターで上へ上がって行く。上へあがれば今日も劇場へいざなうように錦絵が気分を盛り上げてくれる。中へ入って左手の通路を進んで行けば劇場だ。

ラーメン劇場10年の歩みとして、過去のラーメン店の在任期間が判るような表形式で表されていた。その手前にはそうしたラーメン店の店名が記された、ドンブリが規律よく並べて置いてあった。

何はともあれビーハイブ店頭の券売機の前に立ち、焼き干し醤油つけ麺なる提供メニューを見つけてこれで行こうとなってそれを選んだ。

中へ入るとなるほど斎藤店主がおられて思わず御挨拶。日本橋本町の店は、契約を更新せず閉店させたのだそう。

そんな折りにこちらの話しが舞い降りて来て、その1週間後にこちらの店舗を始めたそうで、タイミングが良かったとは言えその対応力はおそるべしと言うしかなかった。

現在元の九十九里の店は千葉にも襲った津波の影響により再開不能の状態だそうで、その周辺で物件を探している状況らしい。

しかし県内フリークは皆一様に千葉市内で是非と行って帰って行くそうで、どうするか検討している段階なのだそう。

店主の実力ならば、東京ラーメンストリートや品達でも見合うだけに、正直言って私もあまり房総の奥地には引っ込んで欲しくないところだ。

つけ麺は普段でも提供していなかったメニューだそうで、たまに限定で出していたくらいだったそう。これはやはり選んで正解だった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これが想像を超えた素晴らしい味わいのつけめん。これはかなりとんでもなく実にいい。麺は今回自家製麺では無く、三河屋製麺の麺を利用しているそう。

入口に青森シャモロックのノボリが立っていたが、おそらくは焼き干しにその鶏のうま味だろうかとても美味しかった。気がつけば完食。

スープ割りもまた良かった。閉幕の今月末まで営業する予定だそう。青森地鶏塩ラーメンも気になるところ。いや、実に果てしなくとんでもなく大変素晴らしい味わいでかなり良かった。

良い移転先が見つかることを願いつつ、店主に再び御挨拶して店を出る。

ふと見ると福たけセブンの店頭には、10人近い行列が出来て、お子さんが何人も見受けられた。お子様らーめん無料をウリにしているだけに、やはりそれが功を奏した戦略と言えそうだ。

また被災地に暖かいラーメンを提供して巡られた、ラーメン義援隊の活動記録の写真展が空き店舗を利用して開催されていた。

幼い小学生がラーメンを美味しそうに口にして出た笑顔が実に印象的だった。そのすぐ上のフォトには出たばかりのビーハイブの店主がさりげなく写っていた。

そこを出てから予定通りもう一つの行徳本店が先月三日にオープンしたばかりのじぇんとる麺臨時期間限定店の店頭に立つ。こちらは10日木曜日までの営業らしい。

醤油・塩・味噌だけで無く牛乳ラーメンなる提供メニューまであるこちらのようだ。見ると近くにこちらの店主らしき方にまるわ店主らしき方までおられた。

そこでラーメンを食べ慣れない人のようなフリをしてオススメを尋ねると、「ウチは醤油が一番よく出ます」とのことで券売機でそれを選ばせて貰った。入店するとやはりそんな感じで厨房へ入って行かれた。

盛況な店内のこちら。程なく到着。券売機の上には味玉か替玉が無料を謳っていたが、特に申請もせずにいたものだから味玉が乗っていなかった。(涙)

それではと行かせて貰えば、これがなかなかの持ち味を有するもの。背脂がミンチのように浮いており麺は博多ラーメンの如く細いもので、独特な麹のような味がスープの底から感じられて大変に美味しいものと言えた。

ベジとん醤油と言うネーミングだけに、いまだ衰えないベジポタ系かと思いきや、博多とんこつを連想させる面持ちが違うイメージを造作させていてなかなか素敵なスタイルのラーメンだった。

その良さゆえに、気がつけば完食。いや、こちらも実に大変とてもなかなか良かった。そちらを出て暗い館内に立ちつくす。今回ワンズモールの店舗一部改装を機にラーメン劇場が残念ながら閉幕することになった。

芝居小屋のようなエントランス、屋形船を模したインフォメーションボード。入口の横にあるお稲荷さんのような神社、どれもがこだわった装飾物だっただけに今月末の閉館は残念で他ならない。

江戸中期、江戸町奉行所が歌舞伎興業を許可した芝居小屋のことを総称して江戸三座と言った。市村座、中村座、そして森田座と三つあったからだ。

その江戸三座をヒントにして、こちらのラーメン劇場六店を稲毛六座と形容し、錦絵をフロア至るところにあしらい単一的になりがちなラーメン店複合施設に色を添えたこちらだった。

将来もしまた千葉県内にこのようなラーメン店複合施設が出来るのなら、もっと主要駅の直ぐそばにして欲しいし、出来ることならこのラーメン劇場六座の復活であって欲しいものだ。

(左フォト) 入口/ビーハイブ焼き干し醤油つけ麺/じぇんとる麺ベジとん醤油 (2013.01.04)
 

 ■ これまでの千葉ラーメン劇場訪問レポートの軌跡 ■

 @ 千葉ラーメンテーマパーク「ラーメン劇場」オープン記念 訪問編 (2003.11.12)

 A 千葉ラーメンテーマパーク「ラーメン劇場」第ニ回食べ歩き 訪問編 (2005.05.08)

 B 大分宝来軒 訪問編 (2005.06.01) 

 B ラーメン劇場 IN 茨城大勝軒グループ 訪問編 (2008.11.16)

 C 第二回茨城大勝軒グループ IN ラーメン劇場訪問編 (2008.12.22) 前編(ボヨヨンラーメン) 後編(常勝軒)

 D 第三回茨城大勝軒グループ IN ラーメン劇場訪問編 (2009.01.03) 前編(らーめん凌駕) 後編(魂麺@ワンズモール)

 E 2012.4ラーメン劇場訪問レポート訪問編 (2012.04.23) 前編・らーめん初代一国堂 後編・NIKU+NIBOさいころ

 F 2012.8ラーメン劇場訪問レポート訪問編 (2012.08.20) 前編・東京背脂福たけSEVEN 後編・麺処まるわCHINESE STYLE

 G 千葉・稲毛 ラーメン劇場 らーめん超ひがし皐月訪問編 (2012.11.14)

  

入口横にラーメン劇場10年の歩み

10年の歩みの下には歴代店舗のドンブリが。

閉幕を盛り上げるため話題店二店舗が元旦にオープン。

入口横にあるのは東側神社。

ラーメン義援隊の活動記録の写真展が開かれている。

劇場中央には屋形船を模した案内板がある。