おにやんま@札幌 船橋東武催事

夏の名残りを少しだけ表していたような陽射しが注いでいたものの、一度弾かれたピンボールマシンの鉄球がゴールに吸い込まれて行くように既に上空は秋の空が広がっていた9月下旬の木曜日だった。

時に我が家では新聞を昔から定期購読していて、起床してする事と言えばその中にあるチラシをまず見る時が多い。昨日もそんな風にしていると船橋東武で今日から北海道物産展が始まるらしくその大判チラシが入っていて目を引かれる事となった。






最近はそんな時に大抵物産展先の地元ラーメン店が臨時出店する事が多く、今回も「すみれ」プロデュースと謳われていたこちらが会場内で営業する事がチラシの冒頭に案内されていた

「すみれ」であればまだ訪問してないが、三年前から船橋ららぽーとで支店が営業している。そのすみれがまた違った方向性のラーメンを別ブランドで提供しているらしく思わず気になる処となった。

昭和39年に札幌・中の島で産声を上げた「すみれ」は、今や全国的に名前が知られたラーメン店の一つに数えられている。しかしその歴史を知ると、意外にも昭和57年に一度幕を下ろしていたよう。

しかしその翌年になって、「純連(じゅんれん)」として再スタート。本家「すみれ」も平成元年にまたその名を広めて行った。

平成6年には新横浜ラーメン博物館からアプローチがあり、当時はそれを受けるべきかかなりもめたそうだが、その出店によって更に知名度も上がり今日のすみれがあると言えそう。

そんなわけでまた総武線緩行電車に乗って、東武デパートがある船橋へやって来た。6階で開催している物産展と言う事で、エスカレーターで上がって行けば大変盛況で混雑する会場内だった。

こんな時にいつも広い会場の何処で営業しているか、臨時会場だけに見取り図もなく判らないもの。しかし大抵は奥とか隅で営業しているのが常で、壁際に沿って進めば見つけられる。案の定そのようにして歩けば、こちらを直ぐに見つける事が出来た。

「すみれ」プロデュースと言うかそちらが直営するこちらで、鶏白湯によるラーメンがウリのようで、味噌・正油・塩の三本柱の味を提供していた。

暖簾からおよそ20人が並んでいて、これを楽しみにして物産展に来る人も少なくないと言う。その後ろに着けばいつもと同じようにそんなに待つ事もなくチケット売り場まで行列が詰まって行った。

さてどの味で行くかと悩んだが二言三言お店の方にお聞きして、それならば正油にしようとなってそのチケットを購入。札幌のお店では塩味は標準仕様と焼きしじみを利用した2タイプの塩味があるそうだがこちらでは標準仕様のみを提供しているのだそう。

まもなく列の先頭となって相席をもちろん承諾し、促された席に腰掛け辺りを見回している内に程なく到着。テーブルにはブラックペッパーと一味唐辛子が用意されていたが使う事は無かった。

それではと行かせて貰えば、なるほど鶏白湯らしい瀞みに、鶏ガラから染み出た鶏の油とはまた違った趣向のチー油が感じられる味わい。醤油がそれほど前に出ず、まろやかな仕上げ感がなかなかの美味しさを示した。

今までの北海道で提供されて来たラーメンの味わいとは明らかに違う感じだった。森住製麺製であろう太ストレートの麺の風情も良く、チャーシューも薄いものの味わい深い肉と言えた。

今夏新宿伊勢丹の北海道物産展でもこちらが出店しており、2007年12月5日より営業するラーメン店で、本店ではおにやんめんと言うラーメンに蕎麦粉を練り込んだ麺を入れているらしい。

そのお店は千歳鶴ミュージアム・アネックス内にあるが、そこでは「洋食とカフェ・ムラナカ」と言うやはり同店が営業する店舗があったり、その周辺に「ラ・ヴィオレットすみれ」なるダイニングバーも最近では手掛けているらしい。

気がつけば完食。いや、なかなかの美味くコクのよい、そんな鶏白湯正油ラーメンであった。

(左フォト) 鶏白湯正油ラーメン/入口周辺/物産展で即売されていたカニ (2011.09.29)

 ※船橋東武・第43回北海道物産展[2011.9.29〜10.5]臨時出店 10:30〜18:00 ※最終日〜15:00

 おにやんま

 住所:北海道札幌市中央区南三条東5-2千歳鶴ミュージアム・アネックス内 TEL011-233-5959

 定休日:水曜日  営業時間:11:00〜17:00  ※公式サイトはこちら

 アクセス:JR函館本線札幌駅下車。札幌市交通局地下鉄東西線バスセンター前駅下車。
       9番出口から徒歩およそ3分。



喜劇らーめん食べ歩きTOP