麺工房 なめき 千葉・千葉中央





水蒸気が青い空を白くして陽射しを淡くさせていた、遥かな表層のdoorが開いたような初夏の陽気に、今年初めて半袖のワイシャツに袖を通した5月も後半の木曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、そんな変わらない陽気の午後8時近くだった。それにしても本日は暑い日と言えた。

時に稲毛区長沼原町にある行木農場が経営するラーメン店が、新鮮野菜をウリにして千葉駅から徒歩圏内にあるとして少し前から気になっていた。

野菜と言えば普段スーパーで買って来る野菜は収穫してから数日経過したものばかりを口にしているだけに、新鮮と言ってもそうした野菜とそう大差は無いように思ってしまいがちだ。

そんなイメージを持っていただけに、正直言って何はともあれ会社帰り立ち寄って見るか程度にこちらへやって来た。入ろうとすると丁度先客が帰って行くところで、入れ違いとなって他に誰も居ない比較的広い店内に入店した。

中央にカウンター式のテーブル席があり、何の気なしにそこの一席へ腰を下ろした。すると冷水が入ったコップを持って奥からお店の方がやって来られた。

ネーミングからそそられて決めた香味吟醸醤油なるラーメンを絶品チャーシュー丼と共にお願いしたが、お聞きするとそのラーメンには生野菜が入ってないそうで、慌ててそれならばこれなら間違いない農場らーめん野菜しおをお願いした。

ちなみに北の大地蔵出し味噌らーめんも生野菜たっぷりだそう。お休みは農場の関係もあって不定休らしく、休む時は月2日程度となるそう。ふと店内を見回すとサラダバーがあって、150円を支払えばそれが楽しめるようだった。

50年近い歴史のある農場のオーナーが、ラーメン好きが高じて2009年1月30日にオープンさせたラーメン店だそう。毎日朝方に収穫した野菜だけを、こちらで利用しているのだそう。程なく到着。

なるほど、なかなかのオーラを感じるそんなラーメンがやって来た。水菜、ルッコラ、からし菜夫々の生野菜が彩りも豊かに盛られており、その下にも茹でられたキャベツ、モヤシ、白菜が入っていた。

スープは白濁していないタンメンスープのような感じで、麺はややヤワメの中太平打ち。それではと行かせて貰えば、肉が入らないちょっと無い珍しい仕様。

しかしながら、なかなか素晴らしい味わいがタマらないもの。天然ミネラルたっぷりの沖縄の海水による焼塩に、朝収穫した野菜の新鮮な面持ちが実に素晴らしかった。

生野菜から感じられる感覚は、今まで感じたことのない瑞々しさと風味を主張していた。湯掻いた野菜も今までとは違う、野菜(特に白菜)本来の甘味が実にとんでもなかった。

朝収穫した野菜でこれほどまでに感動できることを、70代になると言うオーナーが我々に伝えたかったからこそこうしたラーメン店を始めたのだろう。

味噌仕立てのタレを利かせた豚肉のチャーシュー丼もなかなか。最後に残ったラーメンスープをご飯に入れても、嫌味の無い後味感で感心して愉しむことが出来た。

気がつけば完食。いや、とんでもなく実に素敵な味わいの美味しいラーメンで、あっさりした風合いは胃にも優しい感じで、そこにこの茹で野菜と生野菜でかなり果てしなく良かった。


(左フォト) 農場らーめん野菜しお/絶品チャーシュー丼/店頭外観 (2012.05.17)


 麺工房 なめき

 住所:千葉県千葉市中央区中央1-10-1トミオビル1階  TEL043-201-1266

 定休日:不定休※月2日程度お休み  営業時間:11:00〜22:00(21:45LO)

 アクセス:JR千葉駅東口下車。JR外房線側のガード左下の道路を歩いて行き、大きい交差点を
       渡ってから左斜め道路(国道14号)を進んで行き中央公園交差点から二つ目の左路地
       を入って次の十字路の手前右側にあり。



  2012.05.17 「からだにやさしい食をお届けします」とある案内。   2012.05.17 中央公園交差点を渡ったら、二つ目の十字路を左折する。