麺屋 むどう 千葉・五香







やや薄暗い空模様ながら雨の降り出す気配も無い、涼しさがまた増していた秋が加速する9月下旬火曜日の午前中だった。

松戸の五香駅周辺で夢館柏店で修行した方が、ラーメン店をオープンさせたと知って少し前から気になっていた。夢館と言えば新松戸店だけ訪れたことがある。

流山の本店が閉店して、暖簾分け店の柏店が今も営業している。本店の店主は大勝で修行しているだけに、系統としては永福大勝軒系となるところだろうか。

以前実家が柏市南逆井にあり、そこから東京へ通学や通勤する際の最寄り駅は五香で、それだけに久々に訪れると感慨深いものがある。

そんなわけで若干の雨模様が午後から懸念されたが、ビニール製のカッパ等をバッグに入れて、またママチャリに跨がり一路五香を目指した。

大町梨街道に出ると既に梨のシーズンを迎えており、主に新高の品種が各農家の販売所の店先に並んでいた。

たまにしか乗らない自転車だけに、老朽化が進んで思うようにスピードが出ずゆっくりと進むしかなかった。空気も若干抜けて来て、ともあれ慎重に走らせながらも先を急いだ。

店頭に到着すると製麺所辺りの営業さんだろうか、お店の方に名刺を渡して二人して売り込んでいた。それを横目に入店。

直ぐ左手に券売機があり、らーめん並とチャーシュー丼のボタンを連打する。

来られた店主にチケットを手渡して腰を降ろした。店頭で営業さんを対応していたのは、店主のお父さんらしかった。二人でこの店をきりもみして行くのだそう。

今月いっぱい公式サイトを見たと言えば、チャーシューか味玉半栽をサービスしてくれるらしく味玉の方をお願いした。

例によって世間話しに花が咲いた。夢館創業店主はどうされているか気になったのでお聞きして見ると、現在は食品関係のネットワークの仕事をされていることを教えてくれた。

ブログにも記載してあるように、修業先の頭文字と生涯ラーメンの道を歩み続ける強い信念から決めた店名だそう。

公式ブログを見ると、出店するまでの道のりが紹介されており、そこを店主にお話しすると銀行融資の決裁に一か月近く掛かって気が気でなかったそう。

食する前にラーメンの方向性についてズバリ確認させて貰うと、やはりある程度修業先のラーメンを踏襲しているそう。

ただし利用する水を変えることによってダシの出方に変化が生まれ、こちら独自のオリジナル性も持たせたものらしい。

この周辺のラーメン事情を話すとよくご存じで、やはりこの界隈に以前から住まわれていたようだ。

五香駅西口ロータリー左奥にあった味のらーめん太郎について触れると、お父さんからあの店は美味かったとよく聞かされたそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、あっさりした醤油味の味わいから、魚介の切ないほど優しい風味が迸るもの。無化調の割りにはキリッとしており、そこをお伝えすると昆布の出方が違うそう。

修業先と同じ管野製麺の中細縮れ麺の風情もよろしく、チャーシューも素敵な食感と美味しさ。

メンマ等の具材に、サービスで乗った半裁味玉も実に良かった。チャーシュー丼もいい味付けで、なかなかだった。気がつけば完食。

つけめんはつけ汁に葛粉を用いることによってあっさりした風味の中で、もっちりした太麺を楽しめる工夫をしているのだそう。落ち着いたら限定も将来提供して行きたいらしい。

挨拶して外に出ると店主のお父さんがおられたので、らーめん太郎が我孫子で復活して営業していることをお教えするとたいそう喜んでおられた。

息子さんは本当にラーメンが大好きだそうで、あちらこちらのラーメンをかなり食べ歩いていることを教えてくれた。

いや、まったりした味わいで実に素敵で美味しい、そんな無化調醤油らーめんだった。


(左フォト) らーめん並味玉サービス/チャーシュー丼/店舗外観/店舗遠景 (2012.09.25)


 麺屋 むどう

 住所:千葉県松戸市常盤平5-11-23インシュランスビル101  ※公式ブログはこちら

 TEL047-710-0303  定休日:月曜日  営業時間:11:00〜14:00/18:00〜24:00

 らーめん麺量:並盛り180g/中盛り270g/大盛り360g/小盛り130g(味玉付)
 つけめん麺量:並盛り200g/中盛り300g/大盛り400g/小盛り150g(味玉付)

 アクセス:新京成電鉄五香駅西口下車。ロータリー右奥の右路地を入って行き2分ほど進んだ右側
       にあり。